最後に残されたチョイス | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

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随分と更新が滞ってしまいました。

お付き合いくださっているみなさま、ありがとうございます。

 

また、親身になって温かいコメントを残してくださっているみなさま、心より嬉しく拝見しています。

 

 

 

 

 

 

やっとミッションインポッシブル(2)の糸口が見えてきました。

そのため、夫はひと足さきに帰国し、いよいよそのミッションが始まります。

 

 

 

 

 

ここまで来ることができたのも、夫たちの最後まで諦めないで解決しようとする断固とした思いが後押ししたのだと思います。

 

 

 

半分アメリカ人の血を引く夫。

こういうところはいかにもアメリカ人らしい。

 

アメリカ人の生み出したスーパーヒーローとディズニー映画のハッピーエンディングが骨の髄まで染み込んでいるのかもしれませんね。

 

 

 

 

結局、わたしの嫁としての精一杯の提案は却下されました。

 

 

 

理由は。。。

 

義母がアメリカにいる限り、病気になった際、救急外来以外のチョイスはないことです。

万が一、骨折でもして長期にわたる治療が必要になったり、シリアスな手術が必要になったり、動けなくなったり、介護施設に移る必要があっても、ソーシャルセキュリティ番号がない彼女には、例えお金を積んでもどこにもアクセスがないのです。

 

唯一、アクセスがあるのは救急外来だけ。

それも2日もすれば追い出されます。

残るのは膨大な請求額だけ。

 

だから、今残された唯一納得できることは、切れてしまったカナダ永住者にも与えられる健康保険を再申請してカナダにお戻りいただくこと。

 

お元気なうちに、昨年の今頃下見に行ってきたこちらの快適な場所に移り住んでいただくことです。

 

 

 

でも、義母は一度目救急車を呼んだ後もまだ、カナダに戻るぐらいなら死んだ方がマシ、とおっしゃっていました。

少しお若い時はあれほど、子供たちには絶対迷惑をかけたくないとおっしゃっていたのに。。。

 

ニューヨークに居続けることが、どれほど愛する息子たちを疲労困憊させていることか。。。

ひいては彼らの生活を破綻させる可能性もある。

 

年齢を重ねると赤ちゃんがえりをすると言いますが。

子供の頃の性格がむき出しになってしまうものなのでしょうか。

 

今回の帰国では、親しい友人にやっとこの事態を笑いに換えて話せるまでになりました。

話すことで、かなり楽にもなりました。

 

また、みんな度は違ってもなんらかの親の問題を抱えていたり、潜り抜けてきたことがわかりました。

 

不思議なもので、孤軍奮闘しているわけでないとわかり、共感してくれる友人がいるというだけで一気に気持ちが明るくなれるものです。

 

今日の東京は久しぶりに晴れました。

どうぞみなさま、佳き日をお過ごしくださいませ。

 

こちら↓に続きます。

 

 

 

ハート今回の帰国中は東京アメリカンクラブが使えて、何度かお散歩がてら行き癒しの時間を過ごすことができました。