3歳の女の子をプールに置き去りにした外国人ママ | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

今年も元旦はマイアミで迎えました。

と言っても、相変わらず元旦から

コンピュータにかじりついて

「仕事」「仕事」の

日々を送っているのは同じ。とほほ。

 

これだから目がどんどん悪くなるのかも。

 

 

けれど今年は一念発起し

1日に一度は9階まで

エレベーターを使わず階段で上り下りする。

 

 

1日に一度はプールで100メートルは泳ぐ。

を目指しています。

 

そして昨日は4時過ぎからプールに行きました。

 

 

 

年末からいつも見る

4、5歳の女の子2人と

英語を話す両親の他には

腕にピンクの浮き輪をつけた

とても可愛らしい3歳ぐらいの女の子が

母親に連れられてきて

ぽちゃっとプールに入ったぐらい。

 

元旦に比べて

とても静かなプールサイドでした。

 

 

 

その3歳ぐらいの女の子の母親は

その子の耳元で何か呟いて、

10メートルほど後方にいた

父親らしき男性と

すぐどこかに行ってしまいました。

 

 

何かを買ってくるのかな、

それとも忘れ物を

お部屋に取りに行ったのかなと

深く考えませんでした。

 

 

ただ、その女の子の愛くるしさに比べ

母親の冷たい少しナーバスな

表情が気になりました。

 

 

でも、まさかその時は

あとになってとんだ顛末が待っているとは

想像もしませんでした。

 

 

 

 

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プールの水温はまるで温泉並み。

一旦入ると外より暖かいので

出られなくなります。

 

 

 

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プールでは両親と来ている

ピンクのお揃いの水着を着た4、5歳の姉妹が

黄色い声を発しながら

水にもぐったりおっかけっこをしたり

とても楽しそうでした。

 

そこに後からやってきた3歳ぐらいの女の子。

その姉妹の仲間入りがしたくて

うずうずしている様子です。

 

でも、姉妹は

二人の遊びの世界に没頭していて

彼女の存在に気づきません。

 

小さな女の子は

腕に浮き輪をつけているものの

ずっとプールの端っこで

半分体を水に浸かってじっとしていました。

 

その間、わたしと夫は

何回かプールを往復しました。

 

そうこうしているうちに

姉妹の両親が「さあ、帰る時間よ」

と、ガールズに声をかけました。

 

女の子たちは渋々といった感じで

プールから上がり、

その小さな女の子を一人置いて

行ってしまいました。


 

ふと見渡すとプールにいるのは

その子とわたしたちだけになっていました。



日没も近づいてきており

部屋で仕事をしている娘から

「近所にオープンしたお寿司屋さんの

6時までやっている

アーリースペシャルに行こう」

とのお誘いがかかりました。

 

その女の子のお母さんが行ってしまってから

すでに1時間ぐらい経っています。

 

流石に3歳の小さな子をしかもプールに置いて

1時間以上戻ってこないのは

尋常の沙汰ではありません。

 

わたしたちも行かなくちゃいけないし。

 

それでその子に話しかけてみました。

 

「お母さん、どこに行っちゃったかわかる?」

と聞くと、

「カフェ」と言って指を遠くに指しました。

 

カフェってどこのカフェ?

と聞いてもカフェ、と繰り返すばかりです。

 

それで質問の矛先を変えて

「あなたお名前は?」

と聞いていました。

「ナタリア」

と答えました。

 

次に

「ナタリア、あなたお部屋はどこだかわかる?」

と聞いてみました。

 

すると次の言葉は

「No,」でした。

 

それから何を聞いてもNoです。

続けてこう言いました。

 

「No English」

「スロバキア」

 

お母さんはもうすぐお迎えにくるの?

と、聞いてもNoの一点張りです。

 

そろそろ日が暮れる時間です。

 

これはらちが開かないと思い、

フロントデスクの人に

声をかけることにしました。

 

コンドミニアム自体は

世帯数が多いのですが

プールに遊びにくる子供は

10人もいないはず。

 

フロントの人なら

ナタリアちゃんのお母さんを知っているか

お部屋番号を

突き止めてくれると思ったのです。

 

ところが。。。

 

フロントデスクの人たち

だれも知らないと言います。

 

夫がI phoneのGoogle トランスレートで

スロバキア語に変換して

話しかけてみたのですが

やっぱりらちがあきません。

 


そのうちフロントデスクから2人がやってきて

彼女にあれこれ聞き始めました。

 

こうなると普通のお子ちゃまなら

泣きじゃくり始めませんか?

 

外国で言葉もわからない場所で

大人たちが寄ってたかって話しかける。

 

でも気丈なその子は

「No English」と反芻し

お母さんはミカエッラで

自分はナタリアだと言うばかり。

 

とっても愛くるしい女の子です。


 

フロントデスクの大人2人は

人の良さそうな人たちです。



彼女と話しているうちに

お母さんが戻ってくるといいな、

と期待しながらわたしは

その場を立ち去りました。

 

 

けれどあとになってその時、

その場を立ち去ったことを

深く後悔することになってしまいました。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

        

        

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