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ジャニス

一生懸命シゴトしたご褒美に、
ジャニスに行く。

神保町にあるCDレンタル屋。
品揃えは都内随一らしい。
もうね、店内を歩いてるだけで楽しい。
視聴もできる。いつも混んでるけども。

場所柄、渋いおじさまもいればOLさんもいるし、
明大の学生なんかもちらほら。

そしていつ何時自分の音楽的嗜好が変わっても
充分対応できる懐の深さよ!

イエイ!


曰く、
廃盤だとかもはや品薄のCDの品揃えが凄いらしい。
インディーズもかなりある。
ジャニスになかったら都内じゃ無理、って話もきく。
ちなみにジャニスの店名は、
60年代の歌姫JANIS JOPLLINからとっているそうだ。


今回は、elliott smithのeither/orと
バンプのまだ聞いてなかったラフメイカーと
彼女と星の椅子と睡眠時間、
the Ronellesとかゆうお兄さんたちのmotelをジャケ借り
アンジーも借りたかったけど、やめといた。

大人になってひとつ良かったのは、
むやみなジャケ借りができることかな。
偶然って好きな言葉だ。

http://www.janis-cd.com/

THANK YOU FOR THE MUSIC

私の趣味は、
夜道を熱唱して帰ること。

お金はかからないし夜風は気持ちいいし、
頭は冴えるし、遠回りなんかして軽い運動にもなる。
なんていい趣味なんでしょう。(自画自賛)

近所迷惑にならない程度に、
かなり熱中して帰っているのです。
(ちなみにカラオケは大の苦手)


そしてそのなかでもヘビーローテな1曲。

THANK YOU FOR THE MUSIC


よのなかに名曲と呼ばれるものはたくさんあるけど、
これはーー
夜道歌って帰る私の気持ちを代弁しているようだ。


エレクトリリック
electlyric


bonobos自体は、
フィッシュマンズに似てるだとかいろいろ言われてしまってますが、
私はそんなにこだわらない性分なので、
純粋にこの曲を作ってくれたことに感謝してる。
ちなみに所属のdreamusicって
ゆりかもめの汐留駅から見えるあれかねー?
http://www.bonobos.jp/

WWF



WWF(world wildlife fund)の広告。
よくできてる。

白バックに、黒で無数の人の足跡(正確には靴の跡)が
いちめん描かれている。

ただよく見ると、
人間のものじゃない足跡もある。




おそらくこれらの足跡は、
絶滅危惧種にあたる動物のものなんだろう。
もの凄い量の人間の靴跡に取り囲まれていて、
いかにも「絶えて」しまいそうな感じがよく伝わってくる。

過不足なく、しかもアイデアやユーモアがあって
すごくいい広告だなー
と思った。


WWFの広告は、いつもだいたい面白い。
そういえばAC(公共広告機構)の広告もモノによっては面白い。
どちらもそんなに予算はないはずなのに、
こうした公共性の強い組織の広告が面白いのはなぜだろう?
半分は偶然かなーと思うけども
ひとつ言えるとすると、
「環境破壊はやめよう」とか「命を大事に」みたいな内容は
えてして標語みたくなってしまう。
下手すると説教じみて思える。
言ってることの内容は正しいのだけど、
正論過ぎてつまらん。
だから少しでも興味を持ってもらえるように、
表現を工夫する必要がある。

もっと言うと、
一般企業の広告は、商品と企業の広告。
「うちの商品はこんなにいいですよ」とか
「うちの会社はこんなに素晴らしい企業なんです」
みたいなことを言う。
シズル感を出したり工夫して、
好きになってもらえるようにする。

公共機関の広告の場合は、
「考え方」とか「モラル」とかの広告になる。
そうすると、こういうのって押し付けるものじゃないから、
分かってもらうためには工夫がいるのね。


さて、
このWWFの広告の場合には、
ビジュアル全体の意味合いを左右するような
縁の下の力持ちがいます。





このパンダロゴ=WWF・動物保護・愛護
のイメージが定着してるからこそ成立する広告なのです。
そうするとやっぱりCIとかブランディングなどは
とても重要なファクターなのでした。

メロディフラッグ

「メロディフラッグ」は、
bump でほぼ一番好きな曲(裏)。

どの曲もすり切れるくらい聞き込んでいて、
どれも自分なりの解釈があるうち、
メロディフラッグだけよく理解できない。
強いて言えばそれが理由かな。

普段だったら、ロストマンとか※ほぼ一番好きな曲(表)
日によってはバトルクライとかstage of the groundだとか
ガラスのブルースとかグングニルとかリトルブレイバーとかダイヤモンドとか、
--やや違うけどOTOGAMEはーと(!)だとかワッショイだとか
あー頑張ろ
てタイプの歌がお気に入りなのだけど、

神経が参ってくると
あんまり意味がありすぎるものは つらい。

かといって太陽やベルのような
いかにも落ちる感じの曲は
最後の最後の砦としておきたい。


この曲の良さはたぶん、
どこにも行けなさが入ってる感じがあるからだろうなー
毎日
そこまでひどいわけでもなく
また明日も前にすすまないととは思うし、
別に嫌だというわけでもないのだけど
なんだかちょっと
立ち尽くしちゃってる
ようなね。

そんなちょっと混沌としてるようなのが、
歌詞の意味の分からなさとあいまって
逆にしっくりくるのかもしれないな。



bump of chickenは
シングルチューンよりも、そうじゃないのがいいな。
メロディ運びが不安定だったり
声もゆらぎがある歌。
それに合わせて泣いたり笑ったりするのだった。
同郷って贔屓目も若干あるけど、
この人たちなくしては、
既に私の20代はありえないのだった。

疲れがたまりすぎると悲しいににている。

http://www.bumpofchicken.com/

出張3兄弟


これが載る頃には、山奥で撮影合宿中のはず。
順調にすすめばかなり暇なはずなので、
いくつか読み物を見繕っておいた。

とはいえ、お客さんやカメラマンさんもいるので
あまり集中力がいるものは無理かな。


まずは、

退屈日記
伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」


今年の夏は伊丹フィーバー気味。
だれもかれもが海外旅行できる訳ではなかった時代の
画期的なエッセイらしい。
今でも、なんというか格好いいんだよなー
こういうおじさま最近いないよね。



そのつながりで、

外遊日記
三島由紀夫「外遊日記」


三島もまたヨーロッパについて一筆書いていたのでした。
実は、三島あんまりちゃんと読んだことないや。
文章教室くらいか?
春の雪くらいは読んでおきたいんだけど、
厚さにひいてしまう・・



ラスト、

回転木馬のデッドヒート
村上春樹「回転木馬のデッドヒート」


何気にこれ、読んでなかったみたい。
夜、ホテルの部屋に戻って読む用かな。
春樹は、 たしか、好きなのだけど、
というのは、
私はいつも本の内容を忘れてしまって、
読後感をうっすら覚えているくらいなのです。
都合良く考えれば、
何度読んでも新鮮に楽しめるという利点はあるが…
そんなわけで、短編のほうがよく覚えてるし、
何度も読み返しやすいし、
長いものよりは断片的なぶん自由な解釈ができるから、
好きなんだよね。

これ、短編だね。
やばいはまるかも。
感想は後日!