パフォーマンスを生業としていたころから

 「チーム」に憧れがありまして。

 (表現者としてデビューしたのは25年くらい前だわぁ)

 

本物のチームを作るには

出会いのタイミングと

表現することへの意識

楽しいこと、表現することへの思いの価値観や感覚

などなど、もう本当に

見えるところ

見えないところ(←むしろこっちかな)の

感覚的な部分が大きいなぁと、思っているので

パフォーマンスのお仕事の時には

コンビやチームを組むことは無かったでした。

 (演劇の舞台出演とか、コラボなどは数回したことあります)

 

今振り返ると、当時はチームに憧れはあっても

魂の深いところは、ソロを選んでいたなぁ、って思いますし

ソロの大変さ、面白さ、苦しさ、楽しさを味わいつくすことが

必要な経験だったのだなぁ、とも思います。

 

そして

パフォーマー時代の途中から始めた

子ども支援の活動で

出会うべくして出会った師匠や仲間ができ

数年前に師匠、仲間皆で活動を離れ

現在はそれぞれが、それぞれの活動の場で

対人援助職として活躍している今も繋がっているご縁のチーム。

私にとって本物のチーム仲間なのです。

 

人生の中で、自分がずっと軸にしている

『 子どもに関わること 』

の師となる人との出会い

仲間と言える人達との出会い

この出会いは一生ものだと思ってます。

 

保育のお仕事をしている今も

師匠、仲間の存在があるから

自分の方向性や意識、学ぶべきものなど

その時々で向かうべく自分の方向が

ズレてしまっていないかな

違ってしまっていないかな

と確認できることも有難い存在です。

 

出会ってから14年くらい。

今も折に触れて、皆で連絡を取り合い

近況を伝え合い

それぞれの活躍の話を聞くたびに

もう自分のことのように

皆が思いあい、喜びあい、幸せな絆の時間をもらっています。

いつ語らっても、

いつ出会っても(自粛になる前は年1くらいで会ってました)

皆に対する尊敬やリスペクト感は増すばかり。

 

ソロを味わいつくしたから

本物の仲間との出会いがあったのだと思っています。

 

チームへの憧れは自分がメンバーとしてだけでなく

見る側としても憧れがあります。

本物のチームって

見ている人もわくわくさせてくれますよね。

 

最近、めちゃんこハマっているチームがあって。

以前もブログ記事で書きました

ダンスチームの 「s**t kingz」さん

 

テレビで初めて見てから気になって

YouTubeで動画いろいろ見ちゃってます。

 

動画からでも

メンバー4人の方々の

ダンスへの思いとか

表現することへの思いとか

人への思いとか

表現の本物感とか

メンバーに対する信頼感、リスペクト感、仲の良さとか

もう、いろんなものが伝わってきて。

 

シリアスな作品もコミカルな作品も

ソロ作品もチーム作品も

BGMが音楽じゃなくても

身体で表現する世界観や

4人の方々のトークも

見ているこちらも一緒に

わくわく、おぉ!、面白い、引き込まれる

という感情にさせてくれます。

 

ダンスパフォーマンスなのですけれど

s**t kingz さんのダンスは

お芝居のような物語が感じられて

一つのお芝居の舞台を観ている気持ちになります。

 

やばい、私ってば熱く語り始めちゃったよ。

好きなものを語り出すと止まらなくなるよニヤニヤ

 

この数年、こんなに

エンタメの誰かとか作品とかに

心が キャーキャー!ラブ になること無かったなぁ。

久しぶりにエンタメ熱が燃えておるわ(笑)

 

こんなご時世で色々なことを自粛したりで

好きな旅も、友達との語らいも、美味しいもの食べに行くことも

出来てなくて

それはそれとして受け入れて

その中で、楽しいこと、わくわくすること、笑うこと

出来ることを見つけていく。

その一つが、s**t kingzさんなんだなぁ。

 

いや~私は最近 s**t kingzさん を知った

にわかファンなので

語ってる内容が薄っぺらかもしれないのですけど

もう、本当に、素敵なダンスチームなのです。

 

いつか、世の中が落ち着いて

観劇することがまた普通にできるようになったら

必ず、生のダンス舞台、観に行く!ニヤリ

 

憧れは心の潤いだわキラキラ

世の中で起きている事象でも

身近で起きている事象でも

なんだか、古い古い感覚を

いまだに使っている人達がいるなぁ~

と思う出来事が起こってます。

 

時代が変わると

変わる価値観

変わらない価値観(人として大切にすべき部分)

がありますが

 

今、見聞きする事象の中には

えーーーーー!!!びっくり

とびっくりするものがけっこうあります。

 

心の奥深いところにヒエラルキー感覚を持ったままの人

もう、その感覚は世の中の流れとズレてると思うのよねん。

ヒエラルキー感覚をそのまま行動に出してる人もおるし

言うことは一見、新しい時代の感覚なようなこと言ってても

あれ、行動が伴ってないやん。

本当は、心の奥はヒエラルキーやん。

という人もおるよね。

 

(ヒエラルキーの感覚が全て

 古いとか、ダメだとか言っているわけではないですよ。)

 

前にも書きましたが

行動は嘘つけないのですよ。

 

あ~あ

何かを決める権限、立場をもっている人に限って

その古い古い感覚を大事にしているからなぁ~

 

私はバリバリの昭和人ですけれど

子どもの頃の転勤族体験(転園、転校けっこうしたなぁ)や

「先生」という存在が必ずしも立場的に弱い者を助けてくれないことなど

 (ものすごく酷い先生と、

  ものすごく助けてくれた先生と両方体験しましたね~

  ある意味、私の「子どもに関わるお仕事がしたい」思いの原点の経験)

 

そんな諸々な体験から

昭和的ヒエラルキー感覚にたいしての違和感が

子どもの頃からめちゃくちゃありました。

 

 

今の時代は

ピラミッド型ではなくて

みんなが円形上にいて

立場、学歴、年齢などの上下だけで損得とか

偉い、偉くないとかそういう感覚ではなくて

他者も自分のことも同じように大切にして

尊重していく時代な気がしています。

もっともっと、そうなっていったらいいな。

 

ヒエラルキー型の良さと、ホラクラシー型の良さ

両方のおいしいとこ取りになったらいいなぁ。

 

大人の行動が作る環境が

まっすぐに子どもに影響を与えるから。

 

「子どもの環境」

環境の一番の部分は何よりも大人です。

大人が作り出すものだと思います。

 

子どもを教え育んでいくことは

いかに、大人側が心も頭も柔らかくしていられるか。

 

人は、歳も仕事経験も

年数を重ねれば重ねるほど

何かにしがみつく傾向がありますけど

しがみついていることに

古い感覚を持ち続けていることに

心の奥底で気づけるといいですねぇ。

 

事象からいろいろ学ばせてもらってます。

 

先ほど、仕事から帰宅すると

数年前から育てている月下美人の葉にカイガラムシが複数ついていたので

お手入れしていたところ、どこからともなくスーッと黒猫さん黒猫がやってきて

少し離れた所にちょこんと座り、こちらを見ていました。

 

ちょうど以前、黒犬さんが立ち止まり私を見ていた位置と同じところ。

 

 

月下美人は毎年きれいな花を咲かせてくれて

甘い香りとともに美しい姿で癒してくれます。

今年も先日、満月の夜にきれいに咲きました。

そのお手入れをしていた時に黒猫さんとの出会い。

 

黒犬さんのことも思い出し

なんか不思議~照れと思いながらも

うちに猫さんのエサもないので、

お手入れしながら、チラチラ黒猫さんを見つつ

どうしようかなぁと思いながら

「こんにちは~、どうしたの?」

などと話しかけていたら

黒猫さんは少しずつ近づいてきて目の前にちょこんと座り

しばし、ジーっと見つめあい。

その後もずっと傍に座って道路を見たり私を見たり。

 

しばらくして

お手入れも終わったので家に入ろうと思い

「ごめんね、もう、家に入るよ~」

と伝えるとスッと立ち上がり私についてきて玄関まで。

「じゃぁね~」とお別れしましたが

なんだか気になり、玄関の横の部屋の窓から覗いてみると

まだ玄関前に座ってました。

 

そして、この記事を書いている今は、もういなくなってました。

なんだか黒猫さんが傍にいる間

心地良いエネルギーに満たされて、ほっこり癒されましたニコニコ

 

そういえば、この前の日曜に

出かけていた相方さんが帰宅したときに

「玄関前の道路に散歩中らしき黒犬がちょこんと座っているよ。

 前に話していた犬かもしれないよ」

と教えてくれて、窓から覗くと

まさに、前に出会った黒犬さんがしばらく座ってました爆  笑

 

なんだろう、うちの玄関前、何か?どこか?と繋がっている?爆  笑

あ、きっと、普段から子どもたちとたくさん関わっているから

私から子どもたちのエネルギーの匂いが出ているのかなぁ~

そして、玄関前は植物でいっぱいだから

穢れのない、そのままの、まっすぐで真っ白なエネルギーが

私という身体を媒介にして引き合っているのでしょうか。

 

うん、なんか、私のことも癒してくれて本当に有難うです~

 

言うだけじゃなくて

その知識、理論、理屈を

実際に動く

それだけ

 

実際に行動に移してこそ

その言っていることは

生きたものとして相手に伝わるよ

 

覚えた知識を諳んじることが出来ることは

本当の意味で「出来るようになった」わけではないから

 

動いて、実践して

失敗もして

アホなくらい恥もかいて

体験、経験して

体得したこと

それが本物の「出来るようになった」ことだから

 

本当に信頼できるかどうかは

言っていることじゃなくて

行動で見えるもの

 

子どもたちは、

ちゃんと大人を見て、感じて、いるからね

 

こういうふうになりたいな

あんなふうになりたいな

 

人の生き方や選んでいるお仕事などを

いいな~

と憧れや羨ましい気持ちで見る経験は誰しもあると思います。

(私も若い時にあったな)

 

憧れや羨ましい思いで

自分もそのお仕事や生き方を選んじゃう場合もあると思います。

 

何事も経験ですし

人生で起こる事はどんなことも無駄では無いと思うのですが

選ぶ前に、見えている「良い部分」「羨ましい部分」だけでなく

見えない部分、奥にあるものなどにも思いを馳せた上で

その道を選べるかどうか、考えることは大切だな、と思います。

 

 

昔、パフォーマンスのお仕事をしていた時に

楽屋で次のショーの準備をしていると

1ステージ目のショーを見てくれた

現場の当日スタッフさん(若い男性アルバイトくん)が来て

 

 

『あの~、パフォーマーっていいっすね。

 今日のギャラってぶっちゃけ、いくらっすか?

 人前で30分ショーを一日2回だけっすよね。

 それで何万とかもらうんすよね?

 俺なんか、今日朝早くから夜までずっと働くっすよ。

 それで時給〇〇円なんすよ。

 まじ、俺もパフォーマーになろっかなぁ~』

 

 

もちろん、ギャラをお伝えすることはしませんし

こういう会話は基本的に微笑みスルーしてましたてへぺろ

(こういう事を言われること、わりとあったなぁ~)

 

そうね。

彼から見たら

お客様の前で30分おちゃらけばっかりして

あとの時間は楽屋で準備と休憩してて

(夏のイベントだと楽屋によってはエアコン効いてるし)

それを一日2回で帰宅。

 

うん、うん。だよね。羨ましいって思っちゃうよね照れ

アルバイトするよりも簡単に稼げると思っちゃうよね照れ

自分もなっちゃおうかな~って思っちゃうよね照れ

 

 

 (余談ですが、夏のイベントは祭りが多いから、

  楽屋がテントってことも多かったでした。

  横幕もついた運動会とかで見るイベントテント。

  これ、めちゃんこ暑いのですよ。

  むちゃくちゃ汗かきの私はショーの大汗が引かないまま

  休憩を過ごし、次のショー時間となっていたのですよ。。。

  しかも、見てくれた子どもたちが楽屋に帰る私についてきて

  「このテントに居るよーーー!」としばらく

  テント入り口の横幕をめくって中に入ってこようとしたり

  隙間から覗き込むという、攻防戦もあったり)

 

 

当時すでにフリーランスとしてお仕事していたので

営業、事務仕事、経理、身体のメンテナンス、ショーの構成、

出演、道具の準備やメンテナンス、事前の打ち合わせ

当日の打ち合わせ、現場スタッフさんとのやりとり・・・

あらゆる全ての業務を自分一人でしていたわけです。

フリーランスって。

(どんなお仕事もフリーはそうだと思います)

 

しかも、当時はまだまだ

イベント業界も男性社会で。

会場に女の私が大型トランク持って現場入りして挨拶すると

イベントスタッフ全員おじさま方が

 

「え!?マジ、今日の演者は女の子なの?出来んの?」

 

みたいな空気(そのまんま言われたこともある)で。

そこを、顔は笑って心で

「くそー見ておれー!!!」

とショーを見てもらって信頼を勝ち得るしか無い状況だったり。

 

(パフォーマーがお仕事として呼ばれる以上

 お客様を楽しませられたか、そこ一点の結果にかかっているので)

 

バイトとかじゃない、長くイベントスタッフをお仕事として

やっていらっしゃる、おじさま方は

(イベント会社さんも、現場スタッフさんも)

職人気質でもあるので

「やるじゃん!」と認めてもらえれば

信頼して次もお仕事を頂けることに繋がっていくのです。

 

技術もそうですけど、人間性、高いレベルでの体調管理

身体メンテナンス・・・

 

あらゆる部分を見られているし

業界狭いので、一回二回、結果出せなかったら

あっという間に使ってもらえなくなるのです。

(同じくらいのパフォーマーさん、たくさんいらっしゃるから)

 

こえー世界ガーン

 

それでも、子どもさんたち、親御さんたち、大人の方々、、、

見てくれた方々が楽しそうにしていたり

笑ってくれる姿を見るのが、サイコーの喜びなので

続けていたのです。

 

腹くくって、覚悟してその道を選ばないと

ちゃんと生活できる(お金を頂く)ようにはならんのですよ。

どのお仕事も「お金を頂く」ということに対しての

心持は本来はそうじゃないかなぁ。

こういう考え方は今の時代には化石かなぁ。

 

お仕事に対して、生き方に対して

選び進むことに正しい覚悟をもっている方は

そのお姿もお仕事ぶりも

アーティストなら作品も

対人援助職なら醸し出す雰囲気と行うケアも

人の心を動かす力を持っていると思います。

 

私は今、保育のお仕事を選んでいるけれど

子どもたちが十数年後には

一人の社会人となっていくその土台となる年齢

一番大切な時期に関わらせてもらっているという

(三つ子の魂百までと昔の人は言ってますが、ほんとにそう)

その覚悟を正しくもっていられているかな。

楽しく、腹をくくって生きていきたいな。