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サイフォンホルダー?

こんにちは。。。

今回も以前に制作した物を記事にしました。

今更ですが、依頼者様の店名、提供していただいた写真、使用状況などは、

依頼者様の了承を得たうえで私のブログにさせていただいています。

 

表題のサイフォンホルダーというのが正式名称なのかは?ですが、

なんでも、こういった物が市販ではないとの事でして。

サイフォンも形状的に重ねたり出来ないので、平置きか棚にしまうようになってしまうので、出来ればワイングラスを吊り下げておくホルダーみたいな感じで

すっきり見栄え良く使いやすい物ができないものか・・・

ということで私に製作依頼がきたのです。

依頼者様は毎度の方なのですが。

 

プライスレスな妄想タイムから・・・

市販品が無いので参考になるたたきが無い・・・???

作業領域が少ない脳みそで考えて・・・始めます。

材料は・・・

 

 

SUS304丸棒φ8

それと写真ないですが、同じくSUSの平板 t3.0

食べ物を扱う所なので衛生的にもSUSですね。

 

丸棒は炙って90度に曲げて、平板は穴あけ。

そんでもって完成。

 

 

 

 

 

文字にするとこんなもんで非常に簡単。

写真の通り、棒と板は溶接で付いていますが、この作り物は使用状況から

水平と直角が肝なので材料の加工も気を使いますし、

溶接も写真はのせていませんが、色々な拘束治具を使って(作って)

直角、水平の精度を上げる努力しています。(あくまでも努力レベルですが)

板も歪んで板の面の精度が悪くなるのが嫌なので。

本職の方は腕(技術)や溶接機のセッティング(パルスなど)で

歪を抑えるのでしょうが、私の場合は腕は未熟ですし、

溶接機のセッティングといっても量産する訳でもないので、

セッティング出せる前に完成してしまうという・・・汗

 

ごちゃごちゃ書きましたが、無事納品して問題なく使用していただいています。

 

 

このような使用状態なので、先端が垂れてしまっては滑り落ちてしまいますし、

重心も変な位置なので色々考えさせられました汗

 

写真は依頼者様より提供。

 

 

パーテーションスタンド

こんにちは。。。

今回も以前に制作して納品してある作り物です。

こちらはだいぶ前ですね汗

 

表題の通りので、今の時代だからですね。

 

では材料から

 

 

アルミのチャンネル材。

Lアングルでいいのですが、希望の幅、高さ、板厚がLアングルでは規格がなく

仕方ないのでチャンネル材から。

 

 

 

 

こんな感じで。

 

そしてアルミ角棒から

 

 

 

 

中央にねじ切り。

 

それらを溶接。

 

 

 

取付用のアジャスターボルトは工具使わず手で締め付けられる物もありますが、

それだと汎用感が出てしまうので、私もそうですが依頼者様も同じ意見でしたので

工具が必要になりますが、外から見えない(判りずらい)物で。

そもそも一度取り付けてしまえばそんなに頻繁に脱着もしないので。

 

 

アルミ角棒。

左右の支柱に。

 

そしてアルミの板材から・・・

 

 

店名ロゴ。

コンターやボール盤、フライス盤で。

左右、裏表で合計20文字汗

技術というよりかは根性と忍耐の作業あせる

 

支柱の裏表に溶接で取り付けて、隙間にアクリル板を入れる感じ。

 

 

 

 

コンプリート。

 

別バージョンで・・・

 

 

アルミパイプを旋盤で突っ切りまくって

割りをいれて・・・

 

 

支柱に溶接。

 

依頼者様が塗装を施されて

 

 

 

店名バージョン

 

 

 

ルーズリーフ?みたいなバージョン

依頼者様より写真提供。

 

汎用品のテーブルの上に置くタイプのスタンドだとテーブルの有効面積が減りますし、

他の物でもいかにも汎用品って感じですので、なんかいい感じに作って欲しいとの依頼からの制作でした。

好み等は皆さんそれぞれあると思いますが、

依頼者様は気に入っていただけたので、良しとします。

 

 

 

台車・・・?

こんにちは。。。

朝晩はだいぶ冷えてきて日中との寒暖差が大きく

秋が深まってきてますねもみじ

 

さて、表題の通りの作り物なのですが、

最初に申し上げておきますが、台車と言っても今回の制作物は以前に作った灰皿スタンドを載せるために作ったものですので、いわばオブジェみたいな物なので材料の選定や組み立て方法(小物パーツや溶接方法)について理解していただけますでしょうか。

制作したのは今年の初めでして、記事にしていなかったものを今回アップしました。

 

 

以前に作った灰皿スタンドです↑記事はこちら

 

今回はなるべく店にある材料(端材を含む)で作ろうのもとにデザインというか、

構造を考えてみました。

 

まずは鉄の丸パイプ φ60.5

 

 

後に穴あけ

 

 

 

丸いものに罫書いれたり穴あけするのは少し厄介ですね汗

そして同じく鉄のφ25.4を切ったのちに旋盤でこんな物を

 

 

中央の穴はM10 P1.5

 

 

差し込んで後に溶接。

 

溶接で組み立てていきます

Migでいきます。

 

 

後ろは上下のパイプに穴あけしてピンを作って差し込んで溶接。

 

 

 

前側は・・・

 

 

 

 

こんな感じでφ25.4のパイプを貫通させて溶接

なんか写真だと貫通のパイプが同軸に見えませんねうーん

ここはTigで。

念のためパイプ同士も溶接

 

 

Migで前後とも

 

そしてLアングルをこんな感じにカットして底に溶接。

 

 

ねじ切りしたパイプは・・・

 

 

前側にアジャスターボルトを取り付けるため。

ちなみにアジャスターボルトはこんな感じで。

写真の状態は底面です。

 

 

多少自在になっています。

 

それから、キャスター(リヤタイヤ)の取り付けを考えて

 

 

Lアングルに穴あけしてシャフトを溶接。

Lアングルを使った理由は、Lアングルの二辺を丸パイプの外周に沿わせれば

任意のタイヤの角度が作れるからでして・・・

 

 

 

 

私たちの年代はタイヤを付けろと言われると

どうしてもハの字に付けたくなってしまいたくなるという・・・

 

取っ手?の部分はアルミで

これは新たに仕入れしました。

 

 

φ22.0 定尺で4,000mm

使うのは2,000ぐらいなんですけどね。失敗しなければ・・・。

 

 

砂曲げなのですが今回は曲げ方向が途中で変わる

そして二本をドッキングさせるという

私にはかなりハードルが高いことをトライしてみました。

最初と最後が決まってしまうので、つじつま合わせ出来るところが少なくなります。

 

台車のφ25.4のパイプに差し込んで・・・

 

 

 

カットする位置を決めます。

カットした後に溶接するのですが、旋盤で中子をつくります。

 

 

 

 

差し込んだパイプの底なのですが、

 

 

こんな感じでアジャスターボルトの頭が突き出しているので、

 

 

パイプの中はイメージ的にはこんな感じです。

実際には取付ボスが溶接してあるので、出ているネジ部は20mmぐらい。

ボルトをカットしてもいいのですが、調整代が少なくなるのも何となく嫌でして

 

なので、アルミパイプの底にこんな物を旋盤で

 

 

ジュラコンです。

 

 

軽く叩いて入れられる程度の寸法で作ります。

きつ過ぎもよろしくないですが、緩いのは即NG。

アルミパイプの保護にもなります。

 

溶接前に確認。

 

 

溶接

 

 

出来るだけ拘束して溶接です。

それでも歪むんですがね汗

冷えてから拘束外して通り穴をあけます。

 

 

通りがしっかり出ていないといけないのと

穴位置もしっかり出ていないと・・・

 

 

差し込んだ時に台車側のパイプの穴との通りが出ません。

ほぼピッタリとでたので抜け止めのピンを入れます。

 

使ったのはこんなピンです。

 

 

 

中央の赤いボタンを押すと

 

出ていたクサビが引っ込みます。

便利ですね。

 

 

そしてちょっと遊び心を

 

 

後ろ側にコンビネーションランプもどきを

レンズはスクーターの要らなくなったメーターからインジケーターランプの

レンズを外して、台座のプレートは・・・

 

 

鉄の平角管から

 

 

こんな感じでカットして作りました。

平角管を使う意味はないです。

たまたまあった端材で寸法がちょうど良かったので使っただけです。

角管でも同じです。

 

 

パイプのアール面に溶接するので足が必要になります。

 

 

 

塗装するかもとのことですので、レンズはお客さんに貼ってもらいます。

 

今回も旋盤、ボール盤、コンター、メタルソー、弓鋸盤、

溶接はTig,Mig。

TigはAC,DC両方。

武器が多いと助けられます。

機械や技術も手に入れたいですが、出来れば発想力も手に入れる方法が

あればいいのですがね・・・。

 

塗装後依頼者様より写真提供