こんにちは!
デザイン×ビジネスよろず相談(仮)のご相談の中で
丸パクリとオマージュの違いについて触れた方がよさそうだったので
今日はそんな記事を書きます。
デザインにおける丸パクリとオマージュの違いとは?
前回のこちらの例で少し取り上げました。
デザインにおける最低限これだけは守って!というルール3つの例
人のアメブロヘッダーデザインをそっくり真似して画像差し替えちゃおう💛
それはダメですよ~~!という事です。
最低限、最初に守ろうね、というルールです。
まだ見ていない方はしっかりチェックしてくださいね!
ですが、じゃあ真似って駄目なの?
みんな似たようなデザインしているじゃない?
そういう曖昧な部分について少し解説してみましょう。
完全なる丸パクリはこんな感じ
ある日、可愛いイラストを見つけました
わ!たまごだって💛
なんて可愛いの!!
日常を切り取ったようなほっこりとする物語とシュールな笑いが好き
よし!私も真似して描こう~~~
日常の中でちょこっとブラックユーモアも入れてみよう~~
信じられないくらい、丸パクリだよぅ~~~
実は先ほどのたまご漫画ですが、以前デザイン×ビジネスよろず相談を受けてくださった塚越みきさんが描かれたもの。
今回はご本人にご了承いただき例として使わせていただきました!
実際の漫画はこちら↓皆さんフォローしてね💛
誰もが見てわかるように、みきさんのイラストはほっこりとしていてどれも見ていると笑顔になれる不思議な魅力があります。
それはこれまでの人生経験やご本人の性格が作品に反映されていつつも
「こんな感じで描くとおもしろいだろうな」というご本人のアイデアが満載だから惹きつけられるのです
それをさ、表面的に真似していいと思う?
ダメに決まってるでしょ。
これは、イラストだけではなく
文章や企画なんかも同じですよ。
売れている人のアレコレ、いいとこ取りって簡単。
うん、真似するって簡単ですよね。
でもね、それってさ
相手に対してリスペクト0に見えます。
真似するだけって楽だよね。と思ってずっと頭を使わないことばかりしていると
いつか痛い目見ますよ。
お客様の中で、必ずオリジナルにたどり着く方がいると思います。
だって、興味がある内容なら似たものを見る機会が増えるわけだしね。
パクられている売れっ子の先生にたどりついて、あれ?あれって真似したもの?
と思われて幻滅されたりします。
だから丸パクリはダメ!
オリジナルを生み出す努力をせずにこっそり上辺だけ真似する行為、絶対反対!
(もちろん真似していいよ、とオリジナルを作った方が言っている場合は除きます)
ではどうしたらいいでしょうか???
オマージュって何
丸パクリと似て非なる言葉、オマージュ。
これって何でしょう・・・?
芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、似た作品を創作すること、またその創作物を指す語である。
例えば昔の浮世絵は江戸時代に海を渡り
パリでジャポニズムという流れを生み出しました。
それまでは写実主義という現実をありのままに描く手法で描かれるのが一般的。
浮世絵の大胆な構図や明るい色彩、輪郭線を取り入れた西洋美術とは全く違う手法が
この有名なゴッホのひまわりにも影響を与えています。
ゴッホは日本画を模写することにより新しい描き方を生み出しました。
浮世絵を模写するだけなら丸パクリですが、それを油彩画で、そして自分らしい描き方で。と変化を与えることにより自分のものにします。
元々のオリジナル作品に尊敬の念を持ちながら影響を受けた作品、それがオマージュです。
となると、さきほどのたまご漫画が気に入った私は
そのままたまごちゃんを描くのではなく
いいな💛と思ったポイントをよく考えてみることが大事。
ほっこりした雰囲気なのか
日常的な物語が好きなのか
かわいらしい線が好きなのか
そんな事をよく考えて
一部を取り入れて
自分なりに変化させてみるのです。
たまごちゃんからインスピレーションを得て思いついたもの。
日常的なアイテムを使ってみよう→おわん物語を作ってみようかな?
食べ物をモチーフにしてみよう→やさい物語にしてみようかな?
線で描くのがかわいいから、細めの線で描いてみよう。
そう、自分らしく頭を使って自分の世界観を作っていきましょうね
これはイラストやデザインに限らずどの分野でも同じですね。
自分なりのものが出せない場合、差別化ができず結局オリジナルを超える事はできません。
でも流行もあるよね。
先ほどは一人の方の作品に対しての丸パクリについて書きましたが
どんなジャンルでも流行というものがあります。
漫画だったら、昭和ならみんな目が大きくてキラキラしていませんでしたか?
ちょっと現実離れしたお嬢さんがよく描かれていたように思います。
平成~令和はより身近な内容や、描き方も大人っぽいものより子供っぽい雰囲気が多くなったかもしれません。
なんとなくこの時代はこんな感じ!という流行がありますよね。
流行の始まりは芸能人からだったり売れたものがそのまま流行になったりします。
デザインで言えば文字を入れる際に
「ハッピータイム」
と入れるより
\ハッピータイム/
と入れる方が今っぽい雰囲気が出せます。
これは、最初はだれかが出したアイデアかもしれませんが
多くの人に浸透し、それが一つのブームになっているならば
のっかるのも今らしい雰囲気が出せます。
アパレルの流行もそうですね。
元々はパリコレで発表されたブランドのデザインが
少し形を変えて大量生産になり安価なものが市場に出回ります。
これも丸パクリでは×ですが、雰囲気や時代の流れを汲み取り似たようなものが増えていくというのは商売の中ではよく行われていることではあります。
デザインにおける流行はInstagramの投稿を見るとわかりやすいですね。
デザインが作れる無料ツールCanvaで作られた画像が多く、そのテンプレートはどれも流行を取り入れたものばかり。
だから今っぽい画像が誰でも簡単に作れるのです。
このように公にされているテンプレートを使う場合はもちろんOK。
テンプレートから流行を読み取ってオリジナル作品を0から作れるようになればあなたは立派なデザイナーです。
今日の学び
リスペクトのない丸パクリは絶対ダメ
自分らしい表現は頭を使って考えるもの
今回は塚越みきさんのイラストを使わせていただきありあがとうございました
みきさんのかわいいイラストが見れるブログはこちらから↓
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