2022年GWに訪ねたイラクの旅を綴っています。現地で書いたものに写真と文章を大幅に追加しています。


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宮殿は諦めて街の中心部へ歩いて戻ります。

 

 
市内でも大きめのラウンドアバウト、Tayeran Squareに着きました。
 
 

ここは10差路くらいある大きな大きなラウンドアバウトで、その周りには様々な出店がひしめき合っています。

 

 
一角に古着屋が立ち並んでいました。
 
 

よく見てみると欧ブランドも紛れ込んでいて、しかしそれらもすべて均一価格です。

 

 

世界に数ある大きな難民キャンプを訪ねるとよく見かける古着リサイクル。欧米で集荷した古着一纏まりを譲り受け、このように並べて小銭稼ぎするのですよね。

 

 

 

 

 

 

なので、たまに高級ブランドが混ざってたりするのですよ。

 

 

 

 

 

 

私はここでとある仏ブランドの古着デニム(ジーパン)を日本円にして230円で購入しました。試着するようなところもないため、腰に合わせてみてちょい大きいくらいだったので買い。定価は10万円以上すると思われ、さすが生地も仕立ても形もいいし履き心地も抜群です。現在もよく履いています。

 

 

 

 


さらに掘ってたらイタリアやイギリスブランドも出てきましたが、見るからにオーバーサイズだったのでやめておきました。

 

 

 

 

 


久しぶりに洋服を買いました。多分5年ぶり。

 

 

 

 

 

 

それにしてもアレですよね。世界各国大都市の一等地に店舗を構え、ビックリするような値段で仰々しく売られる高級ブランド品も、この服の山では他の無名と同じただのデニム。高級ブランドに興味のあった年頃はもうとっくに過ぎた私から見ると、高級ブティックに群がる人々と、この古着リサイクルの山の対比は実に滑稽です。

 

 

 

 

 

 

さて、古着屋の先へ行くとフルーツを大量に売っている屋台が並び、そこでベリー系をしこたま買ったので、一旦ホテルへ荷物を置きに戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

イラクは米国に制裁こそ受けていないものの、イランやキューバ同様、物不足が深刻なようです。

 

 

 

 

 

 

 

バグダッドでよく見かけるのが車を整備して整備して部品も細部まで取っておいて、全部リサイクルして、直して直して見た目、新車のように仕上げる。まるでキューバのクラッシックカーのように。ホテルへ戻るこの通りも車部品屋さんがずーっと立ち並んでいます。

 

 
大きな通りにでるとアルメニア教会。イラクと国境を接していませんが、やはりバグダッドは国際都市なのですよね。大きなキリスト教会もよく見ました。
 

 
懐かしいな!アルメニア。ドルママまだあるかな。ボソッ
 

  

 
 

そして、愉快なイラク人たち。一眼を持ってるとよく「写真撮ってー!」と声をかけられます。

 
 
ルワンダ 、ボスニア やセルビア (旧ユーゴ)、ジョージア(オセチアやアブハジア )、ナゴルノカラバフ など、近年、自国で戦争を経験した国の人々の親切さというのは、やはり群を抜いて違うと感じます。

 

 

特に戦争の長かったイラク人は陽気さ、フレンドリーさ、ホスピタリティの面でズバ抜けています。

 
 
これ、その民族の気質もあるのでしょうし、やはり信じられないような理不尽と悲惨な光景を目の当たりにし、失ったものの大きさ、悲運を乗り越え戦禍を生き抜いて得た人としての真価、乗り越えた先にあった人間の感情なのかなと思います。

 

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