オルヴィエート
イタリア好きのアラ還、七美伶奈です。今回は、これまで何度も登場している「オルヴィエート」の街について、改めてご紹介したいと思います。私達にとって、オルヴィエートはローマの次に訪れているお気に入りの町です。ローマのテルミニ駅から列車で1時間半程です。オルヴィエートの街は丘の上にありますので、列車を降りたら、まず駅前のフニコラーレ(ケーブルカー)乗り場からケーブルカーで丘の上に上がり、そこから旧市街(ドゥオーモ広場)の中心部まではバスが連携しています。ケーブルカーは下の駅から5〜6分で上の駅に到着します。ケーブルカーの上の駅を出て、左に進んだ所にあるオルヴィエート市立公園の入り口です。観光スポットとしてのプライオリティはそれほど高くありませんが、パーリア渓谷の美しいパノラマを望める公園として地元の人たちの憩いの場所になっています。もともとは1364年に教皇イノケンティウス6世の命で建設された「アルボルノス城塞」でしたが、現在は外壁と3つの入口と丸い大塔だけが残されていて、オルヴィエートが城塞都市であったことが窺えます。 公園の向かいにある旧市街への緑道オルヴィエートのシンボルと言えば、なんと言ってもドゥオーモです。ドゥオーモ広場は、日中は日帰りで訪れる観光客で賑わっています。ある年、「アンダーグラウンドツアー」(地下洞窟ツアー)に参加しました。1時間程の気軽に楽しめるツアーです。ドゥオーモ前にある観光案内所でツアーの申し込みをします。柵の中に入って眺める丘の上から長閑な風景2,500 年ほど前のエトルリア時代に造られた地下洞窟群は、いくつもの通路で連結されていて、ちょっとした地下都市の様相です。オルヴィエートの歴史を学べます。こちらのハトの洞窟飼育の跡は圧巻でしたまた、オルヴィエート市立公園のそばにある「パトリッツィオの井戸」も観光スポットとしてお勧めです。かなり深い井戸なので、長い階段をひたすら降りていきますが、美しい光景です。旧市街の商店街にあるこちらのお店で、毎年、オリーブオイルを購入しています。名産品は白ワインとトリュフこちらは、オルヴィエート滞在中、毎日通うジェラート屋さん穏やかさ、温かさ、優しさが伝わってくるこの町が大好きです。