イタリア好きのアラ還、七美伶奈です。

今回も前回の続きで、コロナ前の2019年5月に初めて訪れたソヴァーナをご紹介します。

この時も雨が降り続いていたので、生憎の空模様のせいか、町は閑散としていて、殆ど人がいませんでした。

こちらが、ソヴァーナのメイン広場からの眺め。
左右に2本の通りが伸びています。石畳と建物がとても美しいです。

ソヴァーナはピティリアーノから車で10分程の場所に位置する、地元の人曰く『ジョイエッロ(宝石)のような町』です。

山の谷間にたたずむ町は中世から時が止まったかのようで、太古の昔に噴火した火山によってできた土地柄、町全体が凝灰岩の黄土色をしていてとても雰囲気があります。

まずは、町の入り口にあった小さな教会の内部です。



整備された綺麗な小道を進んでいくと、奥に立派な大聖堂がありました。

8世紀頃に建てられたと言われて、外部は町同様に土色の凝灰岩で出来ていて、内部は見事な大理石となっています。地下にはその当時の凝灰岩でできた祭壇室があり、大理石の付け柱が美しかったです。




大聖堂の中は、静まりかえっていて清浄な凛とした空気が立ち込めていて、本当に心が洗われました。この天井の造形が素晴らしく幻想的でした。


聖堂の入り口に小さな売店があったので、かわいい絵とマグネットを購入しました。

ピティリアーノとサヴォーナが描かれた可愛い壁掛けの絵です。晴れていたらこんな感じだったのでしょう。

のんびりとそぞろ歩きが似合う、小さくて、素朴で、かわいい町でした。
今度は、是非晴れた日に訪れたいです。