イタリア好きのアラ還、七美伶奈です。

今日は、2017年の8月に訪れたチビィタ・ディ・バニョレージョをご紹介したいと思います。


チヴィタ・ディ・バニョレージョは、オルヴィエートから車で1時間程の場所にあります。

断崖絶壁に佇む城壁に囲まれた天空の街で、本当に全長300mに及ぶたった1本の橋だけで繋がっている陸の孤島です。

この景色を初めて目の当たりにした時は、本当に驚きました。この橋が万一、途中で壊れたらどうなるんだろうかと…

度重なる地震や雨風で少しずつ浸食が進んで、ゆっくりと集落の土台が削られ続けていて、火山灰が凝固して出来た凝灰岩の岩肌が見え、いつかは自然消滅してしまうことが危惧されている「滅びゆく街」と言われ、悲しい運命を背負っています。

未だに正式に住民登録をしている住民は数人いるそうですが、殆どは観光客と観光客相手のレストランや土産物屋さんが数軒あるだけで、現代から取り残された中世の街並みを色濃く残す美しい小さな街です。

駐車場に車を止めて、チケットブースで入場料を払ってからは、この谷間に架けられた一本の橋の上の道をひたすら登っていきました。

基本的に橋を渡るのは徒歩ですが、バイクは通行が許されていました。


自然の脅威にさらされ、少しずつ浸食が進んでいる岩肌を間近で見ると、恐怖を感じました。


橋を登りきった先にある、街への入り口のトンネルは観光客で溢れています。


街の中央にある教会


開放されているお宅のお庭の入り口


そのお庭の展望台からの景色


小さな町が360°一望出来ました


街中のかわいい住宅やお店



なんと、細い路地で2台の救急車を発見しました


B&Bもありました


テラス席でいただいたランチ、美味しかったです!


デザートのティラミスとカプチーノ



お土産に購入したこちらのお皿は、今でも毎日のように食卓に登場していて、チビィタのことが思い出されます。