1995年7月 ローマでのウエディング
初めましてイタリア好きのアラ還、七美 伶奈です。60を過ぎて、これまで30回近く訪れた大好きなイタリアの旅の記録を、備忘録として残したいと思いブログを始めました。もちろん、これからの旅もです。何か少しでもご参考になる情報があれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。これは、当時外資系企業で秘書として働いていた30年近くも昔の話になりますが、結婚休暇に有給休暇をプラスして2週間の休暇を取り、自らローマウエディングをプロデュースしました。職業柄、スケジューリングは得意だったのですが、いざ観光できた外国人に英語で式を挙げてくれる教会をローマ市内で探し始めると、なかなか見つける事は出来ませんでした。諦めかけそうになった時、ヨーロッパのヒストリカルウエディングに強いエージェントが見つかり、念願のローマの教会での挙式が叶いました。ドレスや小物類は、全て日本から準備して大きなスーツケース3つに詰め込みましたが、ブーケだけは生花にこだわりたかったので、現地でオーダーしました。式の前夜はスーツケースの中でシワになった長いトレーンのドレスやベールにアイロンをかけて、当日は部屋でメイクやヘアアレンジ、着付けも全て自分でしたのがいい思い出です。宿泊先のホテルハスラーから迎えのリムジンに乗り込んで、サン・シルベストロ教会に向かいました。サン・シルベストロ教会は、ローマの街中に位置する百年以上もの歴史がある教会で、多くのイタリア人に愛されています。翌年以降もローマを訪れる度にこの教会に向かいます。たまたま現地のカップルの挙式に立ち合えるタイミングがあるのも楽しみの一つです。イタリアでは式の最中も教会のドアは開いているので、いつでも誰でも自由に式に参加する事が出来ます。私達の時も式が終わって扉を出た所で、沢山の通りがかりの人たちがライスシャワーに加わってくれてとても嬉しかったです。アテンドしてくださったマリアさんはローマ大学で日本語を学んでいる聡明で美しいイタリア人で、無事に式を挙げる事が出来たのは、マリアさんのお陰で感謝しかありません。教会には、こんな立派な鐘の塔があります。幼稚園からキリスト教主義の学校で育った私は、礼拝の時のパイプオルガンの音が大好きだったので、鐘の音やオルガンの音、讃美歌の歌声に包まれての式は最高でした。教会のゲートの壁に埋め込まれている沢山の色々な形をした石のプレート、教会に寄付をされた方々のお名前が彫られているようで、いつか私達もここに名前を残せたらと思いました。ホテルハスラーは、スペイン階段上の右側のピンクの建物で、5星+Lの歴史ある重厚なホテルです。-Chiesa Di San Silvestro in Capite Piazza di San Silvestro, 17A, Roma 00100 Lazio ‐Hotel Hassler Roma Trinita dei Monti 6, 00187 Roma, Lazio TEL: 06.679.26.41