YZF-R3 2024車検
先日、9/17にYZF-R3の車検を通してきました。ODOメーターは137,600kmに達し、今回が4回目のユーザー車検になります。連休を利用して整備、翌火曜日に仕事を休んで愛媛運輸支局に持ち込み…ってとにかく暑かった…冗談抜きで単車いじりながら熱中症なりかけましたからね。前回までの車検ももちろんこの時期ですが、これほどまでに暑かった記憶なんかないですよ?今年は異常です!運輸支局への当日は朝イチの3番手。私の前の人もユーザー車検でした。単車は500SSで爽やかな青年オーナー。初車検だと言ってましたが…パッと見た目でアップハンとエアクリ無しファンネル仕様…はともかく、しゃくりナンバープレートを待機場で誘導員のオッチャンに軽く突っ込まれて急いで直してるのを見てしょうじき「ちょっとキビシイかも」とは思いました。(・ω・` ) ※合格したかどうかはわかりません。 ・・・ユーザー車検のアレコレは他のwebサイトでこれでもかってくらい紹介されているのでもう省略します。ここでは、自分の場合の車検対応「こうこうこういう事をして車検に臨む」って事を紹介しませう。【ヘッドライト光源交換】私のYZF-R3はヘッドライトユニットを国内仕様YZF-R1プロジェクターに換装したうえでHID光源(35W-4300K×2灯)にしていますが、車検時にはライトユニットはそのままで光源のみを高効率ハロゲン(55W×2灯)に換えてます。(電源はHIDバラスト用の12V電源をハロゲンバルブに直接挿すように繋ぎ変えますが、この際に追加の部品が要らないようにHIDバラストの電源はあらかじめ平型端子に変更済です。)理由→ハロゲンバルブ仕様のヘッドライトは当然ながらハロゲンバルブを装着した状態でリフレクターが設計されています。ハロゲンバルブ以外の光源を使うと、照射範囲が設計通りにならず、光軸が出しにくくなります。これを避けるためです。【ヘッドライト光軸調整】ヘッドライトバルブをハロゲンに交換したら、レッドバロンに持ち込んで光軸調整を依頼します。理由→ヘッドライト検査は機械によって全自動で行われますが、その合否判定は肉眼で見える照射とは必ずしも一致しません。しかし自分で調整するには肉眼で見るしかない、つまり正解がわからないまま調整する事になります。最初のユーザー車検では自分で調整して臨みましたがクリアできずに結局レッドバロンに依頼した苦い経験があるので、2回目以降は検査前にプロに依頼するようにしています。【サイレンサー交換】私のYZF-R3は社外品の汎用サイレンサーを装着していますが、これを純正サイレンサーに交換します。理由→YZF-R3は排ガス検査の対象車です。フルエキはもちろんのことスリップオンサイレンサーであっても社外品に交換している場合は適合している証明(メーカーの書類)を提示しないと通りません。汎用サイレンサーに書類なぞ存在しませんから当然にアウトです。これは「とにかくガス検クリアすればいいんだろ?」というレベルの話ではありません。「ダメなものはダメ」なのです。【ホイール交換】私のYZF-R3は社外品のRCBホイールを装着していますが、これを純正ホイールに交換します。理由→軽合金ホイール、ようはアルミやマグネシウムホイールの場合、JWLの刻印が無いと車検に通りません(ということになっている)が、RCBホイールにはその刻印がありません。これもサイレンサーの件と同じで「ダメなものはダメ」です。以上が私の場合の「いわゆる車検仕様」となります。むろん他にも常識的な点検や消耗品の交換はやっていますが、それらは車検に関係なく必要な事なので特にココでは挙げていません。あと言うまでもありませんが…車検を通した数時間後には元に戻っています。・・・さて。パッと見ほとんどノーマルにしか見えない車体に労力(時間にして2日間)を掛けて毎回パーツを組み換えているワケですが、逆に上記の内容を全部やらなかったら絶対に車検に通らないのか?と言うと、別にそうとは限らないのですね。ユーザー車検の記事は他の人も書いていますが「特に光軸調整をしなくてもクリアした」とか「社外品マフラーでも何も言われなかった」とか「JWLマークの無いカスタムホイールでもOKだった」などの例はあるでしょう。ただしそれは、あくまでもたまたま・偶然・検査員の知識や経験による個人差などに過ぎないと思ってます。実際に私の経験だけでもグレーみたいなことはいくつかありました。●最初の車検のみ汎用サイレンサーで臨んでガス検査はクリアしたものの、関係書類の提示を求められ、そんなもの存在しないから「いや触媒はエンジンの下にあります」の説明だけで通した。→その説明では検査員は納得いかない様子で「ちょっと調べてみます」とその場を離れたものの、間もなく別の検査員が入れ替わって検査続行になり、ウヤムヤになったまま合格。●光軸検査は前回まで2灯式は左右それぞれで測定していたハズだけど、今回はなぜか2灯同時で測定されてクリアした。→私は毎回「誘導」を希望するので検査機械のボタン操作は検査員に任せています。ですからこのときの検査員が1灯or2灯の選択操作をし忘れた可能性はあります。すぐにアレ?とは思ったものの、そのまま測定が終わったらば機械が「〇」判定を出してしまったのでそのまま終了。※もしかしたら測定の基準が変わったのかもしれませんが。●今回も含め、4回の車検全てでホイールのJWLマークを確認している様子はまったくなかった。→とゆーか明らかに純正ホイールと分かる場合は、そもそもJWLマークは重要視していないのかも知れません。…などがあります。私が思うのは、こういうグレーみたいな展開でこの先も合格し続ける保証は全くないって事です。検査員だって毎回変わるんだし、いずれは少しでも違和感を感じたら厳しいほどの確認をしないと絶対納得しない人だって現れるでしょう。それで結局アウトと判定されてしまえば「いやいやwebで大丈夫な例を見たんですよ」とか「前回まではこれで合格してたんですけど」とかの言い訳をほざいたところでどうにもならないです。だからして「指摘されなかったら儲けもの、されたらされたでスグ直して再度持ち込めばいいや」って考えのワンチャン狙い「グレーな部分はわざと直さず」に車検に臨むのもモチロンアリでしょうね。今回、さすがにホイールだけはそれでいこうかと考えはしたものの、まんいち不合格になったらば一度家に帰って純正ホイールを組み直してからの再検査という事になります。ところが当日は『午前中に車検持ち込み』『午後に元に戻す』『夕方に松山から高松まで移動』とゆーキチキチスケジュールでしたので…そんなバクチは打ちたくなかったんですう。・・・今回の車検に掛かった費用まとめ2灯式 ヘッドライトテスター測定(調整含)=2,970円中古タイヤ IRC RX-02F 110/70-17=4,350円 ※1ディスクローター取付ボルトYAMAHA純正 90111-08815@¥110×8本=880円 ※2以下いわゆる法定費用↓自賠責(24ヶ月)=8,920円自動車重量税=3,800円検査手数料=1,800円合計=22,730円※1今回、車検用に純正ホイールを組んだわけですがそれに合うタイヤも当然必要ですね。家に転がっている廃タイヤから使えそうなのを探し、リヤはありましたがフロントはなかったので、このためだけに中古タイヤ買いました。よって「車検費用」として計上します。※2純正ホイール組み替えにはタイヤのほかブレーキディスクの組み換えも必要ですね。これは使用中のRCBホイールから脱着/移植しないといけません。ディスク用のボルトはかなりナメやすいので緩めた瞬間その時まで再使用できるかどうかが判明しません。ぶっちゃけ運です。常に予備を持っておかないと気軽にブレーキディスクはばらせません。そのためだけにボルトを買いました。これも「車検費用」として計上します。(おわり)