東四国の険道紹介の記事でも書きましたが、私のGWは4/27~5/6の間で「3休」「3出」「4休」でした。
前半後半それぞれ実家には帰るのですが、連休初日と最終日は移動日を兼ねるので、丸1日使えたのは4/28、5/4、5/5の3日だけです。
松山⇔高松の片道時間は高速道路利用で3時間かからない程度なんですが、それでも結構な制約になります。

でまあツーリング記はぼちぼち書いていきますが、今回は「パンク修理のトラブル」です。







先月に剣山スーパー林道に行ったあと、マジェスティのタイヤトレッドを点検していると小さい刺し傷がいくつか見つかりました。おそらく砂利道に鋭利なものが混じっており、それで付いたものでしょう。

 

表面の傷だけと思って気に留めなかったんですが、実はそのうち1ヵ所で微量なエア漏れが発生していました。

発覚したのは2週間くらい後ですが。

エア漏れじたいは微量だったのでさして慌てず、GW前半の実家帰還のさいに外面修理を行いました。


私の使っているパンク修理キットはバルカーシールというやつ。


ここまでは何てことなかったんです。


問題はGW後半に勃発。
3出のあと連休後半、高松から松山の実家に帰る際マジェスティに給油と同時にGSの設備でタイヤのエアチェックをするのが恒例ですが、このときいつもより多く追加エアが入った気が?


そのGSのエア設備はチンチン鳴るタイプのやつ+押し付けるタイプのエアチャックです。マジェスティのリヤホイールにはなかなか真っすぐ挿さらないので、ぷしゅぷしゅ鳴らせながら補充していたのでそのせいかな~と深くは考えず出発。

実家に帰ってからはYZF-R3がフル稼働しますので連休最終日に高松に移動するまでマジェスティはお休み。

そしてGW最終日の夕方(雨天)。
高松から帰って来る時と同じように、松山でも給油とタイヤエアチェックをします。このときのGSのエア設備はタンク式+ゲージ付きチャックでしたから補充前のエア圧が確認できました。
すると
2.0kg/cm2を切っていたではありませんか。

またパンクかい?でもその場で細かく調べるほど時間の余裕はなかったので、とりあえず2.5㎏/cm2に補充。

後日改めて修理する事にしてそのまま高速使って高松に向かいました。



で。翌日の朝。
リヤタイヤを確かめてみたところ、ハッキリとエアが抜けていました。一晩でそこまで抜けるとは。なんでや。

仕事終わってから念入りに調べてみたところ2つ発見。

・新たなパンクが1ヵ所発生
・前回修理のバルカーシールが無くなっていた


そりゃ一晩持たないわ。


悲惨な絵面ですが、いちおう修理出来ました。

さすがに再修理ヵ所はじゃっかん穴が拡がっていましたが、バルカーシールはφ6mm以下までイケるそうです。







しかし修理したバルカーシールが抜けるなんて初めてで、これはかなり重大な事なので原因を考えてみました。

まず、作業手順に不備があったか?これは違うでしょう。てゆーか手順以外の方法でやろうと思ってもできません。

次に、元のパンク穴がそもそも修理不可能なものだったか?これも該当しません。裂け傷ではなく、小さな刺し傷でしたので。

となるとバルカーシールが抜けた原因は、修理そのものではなく、修理後の運用状況にあります。

そもそもバルカーシールはその形状から外面に抜ける事はありません。

 


 

つまり内部に抜け落ちているはずです。普通ありえませんが、今回はその条件が揃ってしまったのでしょう。

推測すると、こうです。


1・最初の修理は成功していて、異常はなかった
2・まもなく
別の場所にパンクが発生
3・気付かずそのまま走行を繰り返す
4・エア圧が低下
5・軽度なスタンディングウェーブ現象が発生
6・最初の
修理ヵ所が繰り返し変形を受け続ける
7・トレッドと一体化していたバルカーシールが剥離を始める
8・剥離したバルカーシールが外面からの衝撃で徐々に引っ込む
9・最終的に
タイヤ内部に脱落してしまった


とまあ、こんなところではないでしょうか。


これで分かる事は、
「外面パンク修理では、タイヤ空気圧の低下した状態の走行には耐えられない」
という事です。


今のタイヤはもうスリップサイン関係なく次に実家へ帰った時に交換します。それまで毎日空気圧チェックするしかありません。

 

 



てなワケで、これを読んでいる皆さんの単車で「パンクの外面修理歴がある」のなら、空気圧管理には神経質になった方がイイよと言っておきませう。

いやまあ、パンク修理歴がなくても神経質になるべきだけどね。

(-ω-;)ウーン



(おわり)