機械人形化少女概説(1)
機械人形化少女概説(2)
機械人形化少女概説(3)
機械人形化少女概説(4)
機械人形化少女概説(5)
機械人形化少女概説(6)

「キャプテン・フューチャー」について
SF作家エドモンド・ハミルトンの宇宙活劇『キャプテン・フューチャー』シリーズの特筆すべきなのは「機械人形化少女を作るのに必要な科学的技術的材料は全てそろっているのに、なぜか機械人形化少女はまるで出てこない」ということですね。
まず人間と同程度の知能を持つメタリックボディのロボットであるグラッグ、そして人体から摘出された脳がそのまま体外で生き続け自律的に活動する一種のサイボーグとも言うべきサイモン・ライト、さらに『挑戦!嵐の海底都市』に登場する人体から電気パターンの形で精神を取り出し他の人体の精神と入れ替えることができる精神転送技術、『透明惑星危機一髪!』に登場する遠隔大脳操縦方式、『彗星王の陰謀』に登場する電気をエネルギーに変えられるよう改造人間にされたヒロインなどなどです。これだけ材料がそろっているなら、1作ぐらい、ヒロインが機械の体に改造されて操縦される物語を書いてほしかったものです。

『キャプテン・フューチャー(Wikipedia)』

【今回描いた絵】
加賀美アッコ(サイバードールAKKO132NO)