いわゆる「パヨク」と呼ばれる界隈の人は、なぜ踊りたがるのか?というツイートが上がっている。
この疑問について、いろいろな人が上げてますが、私なりの考えを書いてみようと思う。
「なぜ彼等は踊るのか?」という事を考えるにあたり、そのような集まりについて考える必要がある。
参加している人の全てが、政治について学ぼうとしているのか、それとも集会に参加する事で政治について学んでいると勘違いしているのか、それについて考えてみた場合、おそらく後者の方が大勢を占めるだろう。
政治について学ぼうとしている人が少なく、集会に参加する事で政治について学んでいると勘違いしている人が多くても、両者を合わせてシンパとして数える事は可能ですから、集会の参加人数を増やしたい人からすれば、参加する人が後者であったとしても関係ない。
だとしたら、集会に参加する事で政治について学んでいると勘違いしている人達が、より楽しい経験を積んで家路についてもらう事が大切であって、本気で政治について学ぼうとしているかどうか、そして学ぼうとしている人達に対して、政治の仕組みについて真面目に教える事を考える事は、二の次になって当然である。
これを学校に置き換えてみる。
学校側が、勉強の大切さや楽しさ、集団生活に関わるルールを守る大切さを教える事より、「出席率」を重視するとしたら、単に学校に来る楽しさを生み出す事に力を注ぐだろう。
授業は極力軽くして、各種イベントに力を注ぐようにすれば、「楽しい学校生活」を生徒が体験できる確率が増える訳で、生徒の学力や社会力が向上しなくても、「出席率」だけは高まっていきやすい。
学校生活を、安易なクルーズ船体験に置き換えさえすれば、学生として学ぶべき事を学んでなくても、卒業まで楽しく学校生活を送る事は容易である。
そのような環境下で、「グーと言えばパー」「鶴と言えば亀」といった単純な教育を行い、その通りテストで答えられさえすれば良いというのが、「出席率」を優先した学校運営だと言える。
さてパヨク界隈の、参加者に踊らせる事が好きな人達を見てみると、上の図式が当てはまるとしか言えない。
政治サークル活動に楽しく参加する事が、政治活動であるかのように勘違いさせ、複雑な社会情勢や、それに伴う複雑な政治的行為について学ばせないまま、「政治が悪い!」「戦争反対!」「9条を守れ!」とだけ教えるのは、「国民=愚民」としか考えてないからだろう。
都知事選に敗北した蓮舫氏の陣営の人が、「なぜ落選したか分からない」と言ったのは、「国民=踊らされるバカ」だと基本的な考えを持っていたからであって、何故そのような考えを持つに至ったのかと言えば、「踊らされるバカ」を集める事に一生懸命となり、自分達の支持者を「踊らされるバカ」で固めたからだと言える。
「踊らされるバカ」を集める事に一生懸命で、「なぜ踊る必要があるのか?」という疑問を持つ人を排除し続けたら、そりゃあ集める側の質が下がって当然。
世の中の変化や、情勢の変化に対応する事を否定し、昔ながらの批判を繰り返すだけを「良し」として、出席率だけを追い求めているんだから、集める側の質が上がる筈がない。
これは日本史の先生が、未だに「1192作ろう鎌倉幕府」という知識しか持たないまま、授業をしているのと同じだろう。
「なぜ彼等は踊るのか?」という結論としては、踊らせる事しか政治活動として教えられない、そんな人達の集まりだからだとしか、私には思えないのである。