山口市『御堀堂』本店で生ういろうを食べると上品な女性になれた気になる件 | もしかして山口県在住? こじらせ ( 中年 ) 女のアイタタタ…な ブログ ☆

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山口県民になって数年…
日々のエピソードや感じたコトをこじらせながら綴っていきたいと思います。



都会並の自粛を自主的に行っているRieruです★

出来れば食材の配達をお願いしたいところですが、そうもいかずスーパーへ。
しかし、予めメモ紙に購入品名を書いているので、滞在時間が抑えられています。
今日試しにタイムを計ったら6分でした(←落ち着け)。
そして帰宅後は手を鬼洗い・・・鬼洗い?・・・『鬼洗い』って、大晦日に降る雨のことですが?


イテテ


(『鬼やらい』とも・・・てか毎日買い物に行かずに2〜3日に1回にすればいいのに)


間違った日本語をよく使ってしまう女は、まだ感染者が一桁台だった頃に、山口市の桜の花を愛でに行きました。
ランチを済まし、訪ねたかった碑を無事に見た後はお土産を購入しようと駅通りに向かいます。


迷うこと無く、そのお店の大きな看板を見付けました。


そのお店のお名前は『御堀堂(みほりどう)』本店さんキラキラ


美味しい外郎(ういろう)が販売されています。

どうしてもお店の中でいただいてみたかった生外郎!


日持ちは2〜3日ですが、日持ちのする真空パックの生外郎もあります。
それはお土産にして、持ち帰ることに。

ショーケースには、『端午外郎』と『雛外郎』が。


子どもの成長を願う・・・素敵なことですよね。

お店の一角には、このような座敷があります。


お茶が点てられるんですね。


兜や先程の端午外郎が飾られています。


外郎だけではなく雰囲気も味わえるなんて・・・お得ですね♪

座敷からは塀に囲まれた庭を見る事が出来ます。


真ん中に石が・・・私なら季節の花やら果実樹を植えてゴチャゴチャにしてしまうかも。
シンプルな中に美しさがある。私もそうありたい・・・

顔はシンプルよね?


イテテ


(体型もある意味シンプル☆プルプル!←脂肪が?)


注文して金額を支払い、座敷で待っていると、店員さんが生外郎を運んで来てくださいました。


わっほ、温かいほうじ茶まで♪

しかも、萩焼の器に注いでいただいてキラキラ


誠にありがとうございます。

さて、お楽しみの生外郎♪この量なら、ランチ後のデザート感覚ですね。


抹茶味の『抹茶外郎』と、沖縄県産の黒糖が入った『黒外郎』は絶品でありますよ♡『白外郎』はまたいつかの機会に。

用意された和菓子切りを使って上品に、そして背筋を伸ばしていただきましょう。


甘過ぎず、滑らか〜な舌触り♡しかも生外郎だからか、柔らかい!
さすが山口を代表する和菓子ですね・・・と思っていたら、外郎は元々医薬品であるとのこと。
とある書籍には、『透頂香(とうちんこう)』という四角くて黒い懐中薬として用いられていたと書いていました。京都のは丸い形にしていたとも。
外郎の歴史を辿ると面白いのですが、今回は割愛(←逃げたな)いたしますが、せっかく本店にお邪魔させていただいたので、店内に掲げられていた『御堀堂 山口外郎 由来』を書かせていただきます。

山口は朝鮮百済国聖明王の第三子琳聖太子(りんしょうたいし)が市内大内御堀に渡来帰化し、大内氏の始祖として開祖、32代に亘り深い文化と共に盛栄を極めました。
京都の美しさに魅せられた24代弘世はその後8代をかけて西の京と謳われる程の美しい町をこの地に創り上げたのであります。
当時山口は優れた文化人・商人が往来する一大盛況を呈し、特に大内氏縁の朝鮮や中国との交易が盛んで内外文化文物の交流目覚しく、特に山口外郎はその名『白外郎』として大内文化の揺籃期に大内御堀の福田屋で創製されたと伝えられております。
懐古的な風味と雅赴豊かな山口外郎はゆったりとやわらかい独特な音韻と謎めいた歴史を感じさせる深い味わいにより、古くより街道往来の旅人をはじめ多くの人の舌を楽しませ賞味されるところとなっています。
殿様もお好みで「毛利の殿様外郎で茶を飲む」と謳われてもおります。
その製法は他地方と異なり、わらび粉を主原料として小豆餡、小麦粉、糖などを練り合わせ蒸しあげることにより山口外郎独創の素朴で深い味わいがあります。
福田屋は永年に亘り山口外郎の精製発展に精進して来られたのであります。
当店御堀堂の創始者 田中順助は元祖福田屋に於いて製造に従事し、技法を研き、昭和2年縁の大内御堀より出て御堀堂を開業致しました。
福田屋や昭和21年に舗を納められた後は、山口外郎の製法を継承させて戴いている舗として代々謹製の維持と品質の向上に意を用い、伝統の味をいつまでも伝えてゆきたいと勤めております。
御堀堂の外郎はむしろひなびた古めかしいものですが、その心身の安らぐ様なおっとりとした舌ざわりと高雅な風味はこの菓子ならでは味わえぬものがあります。
古の西の都を偲ぶ唯一の名果として「御堀堂の外郎」をご愛用承ります様お願い申しあげます。
御堀堂主  敬白

おお・・・「Rieru外郎で茶を飲む」・・・真似てもサマになりませんが、昔と変わらぬ味に満足したのでした。

ところでお盆は大内塗っぽいけど、この茶托はプラスチックっぽいですね。


・・・ご厚意にケチを付ける人って恥ずかしい。


アイタタタ


(おかわりもできるようです←どこまでも図々しい)



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