邦楽新曲レビュー -61ページ目

加藤ミリヤ『19 Memories』

19 Memories
テレビ東京系「流派-R」3月度OPテーマ。安室奈美恵のヒット曲『SWEET 19 BLUES』をモチーフにした作品。大人になりたくないけど子供扱いもされたくないという、19歳の複雑な胸の内を歌う。その歌唱は19歳とは思えない大人びた落ち着きを感じさせる。
1996年に安室ちゃんが「19歳の揺れ動く瞬間」を歌い上げ、同世代から熱烈に支持され大ヒットした『SWEET 19 BLUES』のサビのフレーズをモチーフしたバラードナンバー。2005年、現役女子高生のミリヤが、大人への不満や葛藤を歌い「これからうちらの時代」と宣言した『ディア・ロンリーガル』が、女子高生から圧倒的な支持を得て、ティーンのカリスマへ。あれからから2年、「大人と子供の狭間」にある19歳になったミリヤが、今だからこそ歌えるリアルな想いを綴ったナンバーに仕上がってます。私も安室ちゃんの『SWEET 19 BLUES』が大好きだったので、すごく興味があったんですが、期待以上です。実際はいつものサンプリングではなく、新しくコーラスに有坂美香さん等を迎えて、トラックはすべて生演奏だそうです。こんなに素敵に仕上がってると安室&小室サイドも許可しますよね。改めて12年前の原曲と聴き比べてみたけど、今の19歳もあんまり変わらないですね。PVはちょっと過激かな。お馴染みのShingo.Sさんのトラック&プロデュース。
カップリング『good-bye my teenage』は、10代を振り返った90’sR&Bのミドルチューン。ブラックな歌い回しがカッコいい。レゲエフレイバーなリミックス『19 Memories REMIX』も収録。TOKYO STAR(初回生産限定盤)(DVD付)4/2に10代最後の3rdアルバム『TOKYO STAR』をリリース。「♪アンゴラゲッシュ」をはじめ、どの曲もハマりました。ちなみにカップリングはアルバムには未収録。
試聴はコチラです。2/27リリース。
********
最後のI LOVE YOU Acoustic Ver.5/28に3rdアルバム『TOKYO STAR』からリカットされ、新たなリミックスを加えた『最後のI LOVE YOU Acoustic Ver.』を配信限定リリース。心が引き裂かれる別れの場面を歌った『最後のI LOVE YOU』のアコースティックバージョンで、シンプルなのでより切なく響きます。聴き比べると個人的にはオリジナルの方が好きでした。

SUEMITSU & THE SUEMITH『Boyz,Boy Don't Cry』

Boyz,Boy Don't Cry
テレビ東京系「スキバラ」3月度EDテーマ。ハッピーなモータウン・ソウルを感じさせるパーティーチューン。ロックンロールのビートにソウルフルにうねるSUEMITSUのピアノがからみ、彼独特のピアノ・ロックを作り上げている。
2008年第1弾となる7thシングル。今作は、今までのスエミツ至上一番、軽快でハッピーではないかと思う、弾けるピアノが楽しいアップチューン。軽快なリズムと印象的なハモンドオルガンの響きから始まる、ダンシング・グラインド・ピアノ。NEWスエミツ炸裂のポップチューンになっています。あんまりシングルぽくない曲だなと思いました。嫌いじゃないけど、何度も聴きたくなる曲じゃないかも。
カップリング『Spellbound ~After The Prom~』は、2ndアルバムにバージョン違いで収録されている、爽やかなポップチューン。ロマンティックでドリーミーなオリジナル楽曲。甘酸っぱい歌詞がいい感じで、タイトル曲より好きです。スエミツって毎回カップリングの方が好きと言ってる気がする。3曲目『Glory Boys』は、モッズのアンセムSECRET AFFAIRのカヴァーで、オルガンの音からいろんな音が重なる壮大なイントロから、いつものピアノロックになるのがカッコいいです。4曲目は、KEMURI PRODUCTIONSからDJ YASによるリミックストラック『Boyz, Boy Don't Cry Smorkin'Mouse Remix』を収録。なかなか面白いリミックスで、延々と同じトラックのループかと思うと途中からピアノが入ったりして、凝ってます。Shock On The Piano(初回生産限定盤)3/19にリリースされた2ndアルバム『Shock On The Piano』も買いましたが、ぜんぜん聴き込んでない…(^▽^;)
試聴はコチラです。2/27リリース。

岡野宏典『フォトグラフ』

フォトグラフ
2008年「駿台予備校」CMソング。浜松市出身のシンガー・ソングライター、岡野宏典の2ndシングル。出会いと別れ、期待と不安が入り混じる「春」を丁寧に切り取ったポップ・チューンで、温かな歌声がセンチメンタルな季節を優しく包み込んでくれる。
昨年6月リリースのの佐藤竹善のアルバム『INDIGO』収録曲『届いたらいいな~Gratitude~』を佐藤と共作するなどで注目された81年生まれ静岡県出身の岡野宏典(おかの ひろのり)。デビューシングル『レモネード』が25を超える全国メディアのパワープレイに選出。FM802のヘビロテになっていたので印象深いデビュー曲に続く今作は、「人の出会いと別れ」をテーマにしたミディアムテンポのポップチューンになっています。CMでも印象的でした。CMで一瞬聴いた感じでは、歌声とかメロディが、レミオロメンと似てるなーと思いました。「写真」をモチーフにしてますが、日常を切り取った言葉で表現した歌詞がいいですね。サウンド・プロデュースは前作に続きYUKI等を手掛ける、蔦谷好位置。
カップリング『道』も、懐かしい気分になる哀愁溢れるミディアムナンバー。こちらのサウンド・プロデュースはゆずを手掛ける元ジュンスカ(復活したけど)の寺岡呼人が参加。前作でも、歌声がスキマスイッチの大橋さんに似てるなーと思ってたんですが、こちらは歌声やメロディが大橋さんの曲かと思うぐらい似てるフレーズがチラホラありました。情感溢れる歌声が素敵な名曲で、カップリングも必聴です。
試聴&PVフル視聴はコチラです。2/27リリース。

Superfly『愛をこめて花束を』

愛をこめて花束を
TBSテレビ系ドラマ「エジソンの母」主題歌。Superflyの第4弾シングルは、常にライブのラストを飾ってきたファンにはお馴染みのナンバーで、越智志帆の力強く抜けの良いヴォーカルが際立った仕上がり。
昨年4月に、60~70年代音楽を彷彿させるサウンドで全国のFMラジオでパワープレイされた『ハロー・ハロー』でデビューを果たした、Superflyの4thシングル。活動休止宣言をしたオーストラリアのロックバンドJETとコラボし、Superfly×JET名義でリリースした日産CUBEのCMソング『i spy i spy』をリリースした直後、ギター&作曲を担当する多保さんが脱退して志帆ちゃんのソロプロジェクトになりました。ということで、ソロになって初シングル。ただ、未発表曲ながらデビュー前からライブでやり続けているSuperflyの代表曲でずっと温めてきた名曲になります。大切な人へのポジティブなメッセージが心に響き渡るソウルテイスト溢れるナンバー。軽やかなピアノで始まり、親しみやすいメロディとブルースっぽい哀愁、さらに志帆ちゃんの圧倒的な歌唱力の相乗効果で聴かせるミディアムバラードに仕上がってます。ちなみに、「自分の言葉で歌いたい」と多保さんの歌詞を書き直してるそう。ソロになった時はけっこう心配しましたが、今の活躍を見ると最初からソロと思われるかもしれないですね。
カップリング『愛と感謝』は、昨年秋頃にラジオで2007年「Power Of Music」キャンペーンソングとしてJFL5局(J-WAVE、FM802、ZIP FM、NORTH FM、CROSSFM)で大量OAされ、配信限定シングルとしてリリースされていた曲のCD化。自分の周りの愛しい人へ感謝の気持ちを綴った1曲。大きな安心感が得られる、幸せ溢れる曲です。3曲目は、Superfly恒例の洋楽カヴァーとして、70年代にブルース・ロックのスタイルで成功したバンド、Fleetwood Mac (フリートウッド マック)の代表曲『Rhiannon』も収録。魔女にまつわる神話を元にしたとされる歌詞の魅惑的なナンバーで、原曲独特のイントロ、怪しげな雰囲気を踏襲しながら、歌詞やアレンジにSuperfly流の解釈を加えた大作。タイトル曲に負けないぐらいカッコいい。再生回数的には1番気に入ってます。
Superfly〔DVD付〕5/14に最新シングル『Hi-Five』を含む1stアルバム『Superfly』をリリース。まるでベストアルバムということでヒットしてますが、非常にバランスが良い名盤です♪
試聴はコチラです。Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~未定)2/27リリース。

チャットモンチー『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』

ヒラヒラヒラク秘密ノ扉
映画「ガチ☆ボーイ」主題歌。デビューから2年余りでの初武道館ライヴは史上最速!そんな3ピース女性ロック・バンドの快進撃さながらのアグレッシヴなナンバーで、パワフルな演奏と個性的なヴォーカルの絡みが気持ちいい。
2ndアルバム『生命力』がオリコン初登場2位を記録。アルバムリリース後初の7thシングルは、より攻撃的なロックチューン。売れてきてるという勢いを感じるオルタナロックで、カッコいいですね。イントロから歪んだギターとベース、緊張感触れるタイトなドラムが一気に鳴り出し、息つく間も無くヴォーカルが突き抜けます。デビューから3年目に突入してますが、初期の3作品『ハナノユメ』『恋の煙』『恋愛スピリッツ』から変わらない、むしろ勢いを増したロックの初期衝動を感じます。ただ、いつもよりえっちゃんの歌声がキンキン響くのが、残念かも。チャットは、何度かライブも見ましたが、CD以上のクオリティなのがすごいです。ライブで聴いたら盛り上がりそうで、もっとカッコいいだろうなー。若若でやってくれるかな。
カップリングは、今回も手を抜いてない新曲2曲を収録。『ドッペルゲンガー』は王道とも言える心地いいミドルロックチューン。『意気地アリ』は勢いあるアップチューンで、「♪誘ってもいいですか~」が印象的な意気地ナシな彼を挑発する歌詞がパンチがあるし、うまいこと乙女心を表してます。カップリング2曲もオススメ。最近、今までのアルバム未収録のカップリングを集めたCDを友人にプレゼントしたら、かなり喜ばれました。改めて聴き直しても、名曲揃いでしたよ。
チャットモンチー レストラン スープ初のライブDVD『チャットモンチー レストラン スープ』も同日にリリース。PV集に続いて未発表曲が入ってました。堀北真希が出演している「シーブリーズ」CMソングとしてオンエア中のシングル『風吹けば恋』が6/25にリリース予定。
試聴はコチラです。2/27リリース。

KAME&L.N.K『リズム』

リズム
SEAMO、HOME MADE 家族など人気者を多数生み出した名古屋ヒップホップ・シーン発の2人組、KAME&L.N.Kの2ndシングル。魅力のストレートなリリックが映える、切ないラヴ・バラードとなっている。
SEAMO主催イベントのレギュラーだった、名古屋ヒップホップ・シーンから登場したMCのKAMEとDJ兼トラック・メイカーのL.N.K.による KAME&L.N.K.(カメ・アンド・リンク)。今作は、冬の季節感を意識した切ない失恋ソング。元気なカメリンのイメージにはない優しくてストレートな哀愁ソングになっています。イントロのピアノとかのストリングスの生音が新鮮でした。この曲での「リズム」は「男女の波長」を表してて、リズムが狂った男女を描いてます。MC・KAMEのリアルな失恋話が元になってるそう。PVにはカメリンからのラブコールにより、つばきのPVにも出演してたドラマ「青い鳥」で有名な女優の山田麻衣子も出演。
カップリングは、岐阜「ダイナランド」スキー場CMソングで「♪パーラパッパ~」が印象的な疾走感溢れるパッピーソング『想い描く場所』、ドラゴンズ応援ジングルのフル・ヴァージョンとなるハイテンションなお祭りソング『ガッツ!!』を収録。5/28に配信限定シングル『ベストフレンド』をリリース予定。
試聴はコチラです。2/27リリース。

清水翔太『HOME』

HOME
テレビ東京系「流派R」2月度OPテーマ。NYアポロシアターでも喝采をあびた平成生まれのシンガー・ソングライター、清水翔太のデビュー・シングル。自分を支えてくれる大切な人や場所(=HOME)についての、実体験から発せられた感情描写が涙を誘う渾身の仕上がり。
デビュー前に童子-T、加藤ミリヤとの共演。拍手喝さいで締めくくったNYのアポロシアターでの平成生まれ初の日本人アーティスト出演。これ以上ない話題性を持った18歳の超大型新人、清水翔太。昨年リリースされた童子-Tの『ONE LOVE feat.清水翔太』でうっとりするような甘いヴォーカルを聴かせてくれて、注目してました。FM802のヘビロテ、関西ローカルのMBS PUSH OUT(MPO)にも選ばれて、関西での知名度は高めの大阪出身。自分の故郷への想いを歌った、ポップなR&Bナンバー。覚え易いメロディで、郷愁に浸ることができる歌詞が響きますね。
カップリングは、レゲエ界の大御所BOY-KENをフィーチャーした、打ち込みサウンドが印象的な踊れるレゲエチューン『MUSIC feat.BOY-KEN』と、切ないラブソングに仕上がったしっとりしたバラードナンバー『Miss You』を収録。アイシテル(初回生産限定盤)(DVD付)6/4に2ndシングル『アイシテル』をリリース予定。
試聴はコチラです。Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~5/8)2/20リリース。

Metis『母賛歌』

母賛歌
女性シンガー・ソングライターの4枚目のシングル。肺がんと闘う自分の母に捧げた曲で、母親に送る普遍的な歌としてパワフルな曲。ほかの2曲も音楽スタイル的に幅広いとはいえ、レゲエからインスパイアされたと思しきポジティヴなヴァイブレーションを感じる。
メジャーデビューとなったシングル『梅は咲いたか桜はまだかいな』が、受験生の応援ソングとしてスマッシュヒットとなり、注目を集めたレゲエ・シンガーのMetis(メティス)。女手一つで育ててくれた最愛の母に「♪私を生んでくれてありがとう」と心から感謝の気持ちをストレートに綴ったミディアムナンバー。4年前に末期の肺がんの為、あと2年の命と宣告され、現在も闘病を続ける母へ精いっぱいの恩返しとして、生きる勇気と元気を届ける力強い楽曲になっています。今は奇跡的に回復して都内で一緒に暮らしておられるそう。いろんな世代の人に共感してもらえる内容で、感動しました。
カップリングは、Hip-Hop寄りな小気味良いリズムのトラックに止まらずに走っていこうというメッセージを乗せた応援ソング『Life Goes On』、ゆったりした歌声が心地いいラバーズレゲエ『All My Love』を収録。カップリングもオススメです。BLESS6/18にサマーミニアルバム『BLESS』をリリース予定。
試聴はコチラです。Yahoo!動画でPVフル視聴できます。(~未定)2/20リリース。

FLOW『ありがとう』

ありがとう
「代々木ゼミナール」2008年CMソング。5周年記念の第3弾シングル。ふだん照れくさくてなかなか口にできない、家族、恋人、友だちへの「ありがとう」を真正面から取り上げ、心に染み入るメロディとともに歌いかけている名曲。
FLOW史上初となるバラード・シングル。今作は、3年程前にメンバーのKEIGOが事故に遭い、バンド活動を休止せざるを得なくなった頃に生まれたという、感謝を素直に表現したナンバーになってます。もう3年前なんですね。行く予定だったライブ直前に事故があったので、よく覚えてます。あれからFLOWへの気持ちも変わり、リベンジできてないけど (。・x・)ゝ今年デビュー5周年を迎え、成長を遂げた今だからこそ素直に歌える感謝の言葉にジーンとします。どんな人でも共感できる、名曲ですね。ちょっと精神的に弱い時に聴くと、ウルッと(´;ω;`)してしまいますよ。
カップリング『旅人』は、これまでとはひと味違う壮大なサウンドが印象的なミディアムナンバー。正直、あんまりピンときませんでした。アイル(初回生産限定盤)(DVD付)2年8ヶ月ぶりのオリジナルアルバム『アイル』を3/19にリリース。前作がイマイチで期待してなかっただけに、まぁまぁ良かったです♪
試聴はコチラです。2/20リリース。

キマグレン『あえないウタ』

あえないウタ
湘南、逗子海岸で日々を過ごす男性二人により結成されたフォーク・デュオのメジャー・デビュー・シングル。湘南という言葉からオーガニックなサーフ・ポップという印象も覚えるよう、彼らも多分にその要素は持っている。だけどそれ以上に、温もりにあふれた歌なのが嬉しい。
LIFE + LOVE + LOCALの3つの「L」がキーワード。レゲエ、ヒップホップ、ボッサノヴァ、ロックをベースにしながらあくまでポップであり続ける、逗子育ちの幼なじみ2人組、キマグレン。昨年リリースされた、GReeeeN『愛唄』が収録されたヒット・コンピ『アイのうた』に『トコシエ』が入ってて、インディーズ時代のミニアルバム『LIFE』を買うぐらい気になってました。なのに2ndシングルが出ても尚、キマグレマンだと勘違いしてました(;・∀・)1stシングルとなる今作は、「好きだけど別れを選んだ二人の想い」を綴った切ない失恋ナンバー。切ない恋心を、暖かくもオーガニックなサウンドとリアルなリリックで表現したハートフルな楽曲になってます。サビの「♪シャーラ、シャララーラン~」が心地いいですね。
カップリング『想い思い』も失恋を歌ったラテンの要素が強い南国風のアレンジが気持ちいいポップチューン。ハイブリットな歌声にグッときます。私はカップリングの方が好きかも。シンプルさが返って切なさが増す弾き語りバージョン『あえないウタ(Unplugged)』も収録。LIFEFM802のヘビロテになっているスマッシュヒット中の2ndシングル『LIFE』が5/14にリリース。情熱的かつ爽快なメッセージソングで、カップリングの『月光浴』『トコシエ(Unplugged)』と共に、よく聴いてます♪
試聴はコチラです。『LIFE』のPVフル視聴はYahoo!動画等で。(~6/13)2/20リリース。