言葉 9. | ブログ.

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事実は小説よりも奇なり.
Truth is stranger than fiction.

息子りんの絵と猫と, 愛する人生と.
Rin’s arts,cats,and loved life.















そして
そんな息子











離婚はしていたけど
まだ同居をしていた
元夫に連れられ
1年4ヶ月前に
突然家を出て行った











だからそれから
一度も会っていないし
一度も声も聞いていないし
一度もメールなどのやりとりもなく











結局
ひょんなことから
今、どこに住んでいるかは
わかったのだが









でもわたしは
彼らがどこでどんな風に
暮らしているのかも
一度も探したり
調べたりはしていない











だから
今は










昔息子がよく
絵画教室の行き帰りや
家に二人でいるときに









「お母さん、夕焼けが綺麗…」
と教えてくれて
二人で見ていたので 











そんな夕焼けを
一人や猫たちと見たり
こうして毎日ブログで
息子のことを綴りながら









息子との
言葉を越えた感覚だけを
味わっている










だからその
息子との突然の別れは









息子が突然
障害を負ったときのような
のたうち回るような
一瞬の、衝撃的な出来事だったが









でも
障害も後に
素晴らしい祝福だったと
わかったように









このことも最初から
最善であることは 
わかっていた












だから今は
善悪を越えて
悲しみや怒りを越えて








ただただ
物凄く美しく豊かな
素晴らしい体験だった










元夫には感謝しかなく
息子には
たまに会えない悲しみが溢れるが
いつどんな風に会えるのかと
楽しみもあり










息子は
最初から
これを分かっていたのかも
しれないなと思う
























だから
この1年4ヶ月は








それまで
息子のこと
一番エネルギーを
注ぎがちだったので










息子のいない時間を
二人の娘たちと両親との時間を
今、この瞬間を
思いっきり楽しんだ










だから
この期間に
娘たちとも両親とも









一般的に
良いことも良くないことも
物質的なことも精神的なことも
本当にたくさんの
学びや共有をし









だから今
目に見えることを
重視しがちで










望むような
共有や理解や協力が
難しかった









家族と今
特に 
二人の娘たちと今









言葉を越えた感覚
どんどん
共有するようになっていて
どんどん
お互いの理解が深まっていて










ああ、やっと
子どもたち三人が揃ってきたな
と思っている

























そしてわたしは
幾つものブログを経由して
このブログを7年
計15年以上ブログを続け
言葉を綴り続けているが











だんだんと
それは









わたしの言葉は
〝写真のようでありたい〟
と思うようになった










だからそれは
絵画が、息子が
精神的なもの
目に見える形で
表現しているように










わたしの
生き方や、精神的なものが
濃く深く鮮やかに現れる
起こってくる現実を










誰もが
見て、聞いてわかる
言葉で記録する
ということで










その体験と表現の
一番わかりやすいものが










自叙伝や
地上天国や
出産という〝記録〟で











それも
息子の絵や言葉と
同じく









0(無限)
生み出せるもので























だから

わたしにとって

〝個〟の表現だった

言葉は今










息子の絵や言葉

のように










個を越え

何か、

神や運命に託された












神のもの

となってきた
気がしている