軽やかに生きる選択をしてから

様々な事が軽やかになっていきました。


そんな中

忘れて蓋をして 沈めていた出来事が

桶がひっくり返るように開き

ふわふわと水面に登ってくるように

思い出した出来事がありました。


それは

今のわたしに邪魔をしたり

悪さをする事はありません。

憎む事も一度もありません。

感情が浮かんで苦しむ事もなく

時間と共に浄化され

ただ「無」の中にある過去でした。



では

なぜ思い出したのか…?。

ここを慎重に対話していきました。




次への覚醒へステップを踏むために

軽やかなラスボスとの対話になります宇宙人くん



これから出てくる本文には

性的な表現が度々出てきます。

受け入れられる方だけお付き合い下さい。

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学生の頃から約6年ほどの間

誰かわからない人達に 

ストーキングと性被害にあっていました。


はじまりは満員電車内の痴漢でした。

学生の頃、性的知識に疎かった事から

何をされているのか

理解が出来ませんでした。


上がった性器を押し当てられ

スカートをめくりあげられ

おしりに擦られ続けました。


制服のスカートの中に手を入れられ

直接触られていました。


怖くて怖くて

どうしたら良いかわかりませんでした。


わたしが反抗してこないと分かると 

行為はエスカレートしていきました。


あとから

わかった事ですが

行為をしてくる人達は

チームで動いているという事でした。


わたしをその人たちで取り囲むようになり

前と後ろで挟まれ

前も後ろも触られ続けました。


時間を変えても

電車を変えても

彼らは追いかけてきました。



その当時

家のトラブルが続いていました。

※詳しくはここから→



親には相談できるはずもありませんでした。

むしろ、家はそれどころではなかったのです。



当時15歳でしたが

見た目は18〜23歳ほど

ふけて見られていました。

未熟なわたしを

性的対象として見られている事を

親に知られるのが一番嫌な事でした。


そして

更にストーキングはエスカレートし

遠出しても追いかけてくるようになりました。


わたしが一人になったり

人の視線がない場所になると

シャッター音がパシャパシャっとなり

写真を撮られ


追いかけてきて

わたしが気を抜いた瞬間に

身体に触っては隠れてを繰り返されました。


気持ちが悪くて

目に写る男性は犯人に思える程でした。



別日

車で追いかけられた後

中に引きずられ乗せられました。

車が赤信号の時に扉をあけて

一方通行の道へ走って逃げました。

車は何度もありました。


別日

朝方、後ろから思いっきり襲われて

公園の隅に引きずり連れて行かれ

全力で抵抗し

大きな声を出そうとしましたが

電車の時と同様 全然声が出ませんでした。

身体中の筋肉が硬くなり、喉まで固まりました。

口からは 

バカ!!バカ!

という口パクのような息がもれるだけで

音として発する事が全く出来ませんでした

なんで声がでらんと!!なんで!!?

怖くて悔しくて

レイプされる!何人にされる?

いや…殺される? 

やられた後 死ぬ?

誰かに助けて欲しいのに

淫らな行為をされている事を

誰かに見つかるのも恥ずかしくて

誰にも知られたくない気持ちでもありました。

必死に逃げて逃げて暴れて逃げ切りました。


全身が震えて

身体中の筋肉が硬直して痛くて

恥ずかしくて 怖すぎて

なんともいえない感情でした。




わたしは被害にあっていることを

大人に相談しようと何度も試みました。

警察署の前で立ち止まり

何度も正門を見つめました。

駅員さんにも伝えようか悩みました。

ですが

大人に相談すると

あの生々しい話を

言わなければいけないという事と

この子はそんな事されたんだ

そこまでされたんだと

わたしの身体を上から下まで見ては

行為を想像されてしまう事。



それに

たまに誰かに相談すると

心ない言葉を言う人もいるのです。

隙があるからじゃないと?

何それ自慢したいと?

大人しそうに見えるからだよ!

やっと打ち明ける勇気が持てたのに

身近な人にはこんな言葉が返ってきます。


これらのことから

自分の口から見ず知らずの警察の人に

出来事を話す事を想像するだけで

おぞましく思いました。

自分が悪いんだ。

もうこれ一択しかありませんでした。



ある時

せめて容姿を見てやろうという気持ちになりました。

チームの中の二人だけ確認できたのですが

一人は大学生と思われる方と

一人は社会人でした。

てっきり

中年の明らかなおじさんだと

勝手なイメージを持っていたわたしは

とても驚きました。


なぜ?

あなた達なら

こんなわたしを捕まえていないで

大切な人をつくればいいやん?

そしてその人に触れて

抱きしめればいいやん?

わたしを追いかける暇があるなら

もっと別のことに時間をつかえばいいやん?


わたしは変な気持ちになりました。

なんというか

その人達を同情する感覚になったのです。



我が家だって 普通じゃない…。

家族はどうしようもなく暴れて

家具は毎日ひっくり返る。

肩を落とした母がいて

病と戦う父がいる。


もし家族がどこかのだれかに

迷惑をかけていたらどうしよう?

もし母がどこかのだれかを

傷つけていたらどうしよう?

もし父がどこかのだれかに

嫌な事をしていたらどうしよう?


想像すればするほど 

その人達にも

親がいて、家族がいて、心配する人がいて

幸せになって欲しいと

心から願ってくれる人がいるんだと思いました。

わたしが家族を思うように

その人も誰かに愛されている人だと思いました。


そう思うと 尚更 訴える事から

遠ざかっていきました。



欲求をこういう行為でしか解消できない

かわいそうな人達なんだ。

彼らは被害者なんだな…。

じゃぁ、わたしはどうしよう…

そうか…

わたしが自分でその場で決着を付ければいいのか。

この人達の家族には

悲しんでほしくないな…

そういう気持ちになっていきました。




彼(今の主人)と同棲するようになった頃

久しぶりに実家へ帰る夜道の事。

見通しの良い田んぼ道でした。

前方から自転車に乗った男性が通りすぎました。

何か嫌な予感がして振り返ると

遠くへ行ったはずの男性は

真後ろに立っていて

後ろから抱き付き襲ってきました。


口と首を押さえられ

わたしが抵抗しないように

強く抑えつけられました。


わたしはもう何年も被害に合い

うんざりしていました。

そして 次にあったら!と腹を括っていました。


この時にはじめて

声が音として発声出来ました。

被害に遭い続けて6年経った頃でした。


手に持っていた空っぽのビニール袋で

意味もないのに何度も相手をシャカシャカと叩き

泣きながら

やめろ!やめろ!こっちにくるな!

と言いました。

反抗しても体を掴んで襲ってきました。


真っ暗な夜

取っ組み合いがしばらく続き

助けてーーー!!

誰か たすけてください!!

助けてください!

だれかーーきてー!!!!

声が枯れるような大声で叫ぶと

相手は自転車に乗って逃げていきました。


身体中が震えて 全身が強ばり痛くて痛くて

それから

また追いかけてくるかもしれないという恐怖の中

走って逃げる事も困難でした。



その時もなにもなかったように実家に帰宅し

震えた身体を落ち着かせるために

必死で息を殺しました。

親には絶対に心配させちゃいけない…

家の鍵がちゃんと閉まっているか?

を何度も確認して息を潜めました。



それが最後でした。

明確に言葉にすると

引越をしてから被害がなくなりました。



あれから

もう何年も月日が経ちました。

わたしは出産も2度経験しました。

そして

いい歳になったのです。


しばらくは乗り物に乗ったり

一人で出掛けるのが怖かった時期はあったものの

今 こうして綴っていても

何も苦しむことなく 無の状態で

淡々とその出来事をまとめることが出来ました。

そんな中

なぜ思い出したのだろう…という疑問から

内観を進めてみました。



わかったことは

「助けて」という概念が

当時はなかった自分を思い出しました。

それは

「助けて!」が通らなかった

子供時代を過ごした事で

言っても届かないと

自分を縛っていたのだと分かりました。



そして

今と繋がる事といえば

子供達です。

彼らは 本当に上手に甘えますし

上手に人を使い動かし

すぐ助けを求めて

なんでも報告してきます。


わたしはそんな彼らをみて

自分ですればいいじゃん?

自分で解決したらいいじゃん?

思う事があります。


でも

冷静に内観を進めていけばいくほど

こうやって人に甘えるんだよ。

こうやって助けてもらうんだよ。

と彼らが生活の中で教えてくれている事が

分かりました。


そうか…

こうやって子供は大人に頼るもんだよね…。

わたしは

きちんと子供時代を踏みそこなかったから

「助けて!」「嫌だ!」の声が

音になるまで6年かかったのか…

冷静に自分の追いついていなかった成長を

分析する事ができました。



まさか

性被害にあった6年が

子供により気付きをもたらすなんて

思いもしませんでしたが 

自分のと繋がることで

様々な事が見えてきました。


起こる出来事は自分の状態を投影し

経験と心を通して

教えてくれているんだと何度も気づかせてくれます。

それだけ未熟だと言うことでした。






チームで動いていた彼らは

今 幸せに生きているかな…

笑顔の中で生きているかな…

そうだったらいいな…。と心から願います。

お互い未熟者同士だから

会うべきではない縁で繋がったのでしょうから。



今となり わたしの中で、まあるく収まり

気付きを得た100%の経験でした。

全部花丸です💮





最後までお読み頂き有難う御座いました🙏




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