越後大湯温泉(1)ホテル湯元 | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルから帰国しました。
まずは養生してこれからの生活に向け体調を整えます。
そして、溜まりに溜まったネタを記事にして更新していきます。

なおヘッダー画像は新潟県長岡市にて2020年11月に撮影。

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現在、記事の執筆・公開がネタから3か月程度遅れていますが、それはともかく、7月15日から8月5日にかけての3週間ほど一時帰国していました。

帰国中は実家に何日も居たり、地元の健診センターで健康診断、それに歯科や内科と、前回の一時帰国と同様、医者通いでしたが、しかしその合間でも、これも前回と同様、やはり温泉に行かなければ。

今回は楽天トラベルで調べて、魚沼市湯之谷温泉郷大湯温泉にある、安めの宿で伊東園ホテルズ系列のホテル湯元に泊まることにしました。7月23日(火)より3泊の、プチ湯治(とうじ)レベルの連泊です。この温泉郷では、奥の栃尾又温泉、手前の折立温泉には何回か(いえ、何回も)行ったことがありますが、宿の数が最も多いこの大湯温泉は、実は初めてです。

14時38分長岡発の各停で小出15時12分着(590円)、小出駅前15時20分発のバスで大湯温泉15時47分着(運賃430円、荷物代100円)。

 

 

 

ホテル「かいり」の本館と温泉棟をつなぐ渡り廊下が小さな温泉街を流れる佐梨川の上をまたいでおり、これだけでも情緒が感じられます。また以前の記事にてお見せしましたが、源泉もすぐそばにあり、湯気が立ち込めています。

 

 

バス停からキャスター付きスーツケースを転がして、この川の反対側にあるホテル湯元まで、短いけれども急な坂を上り下りして10分弱。バスの車中には温泉客のような人は他に乗っていませんでしたし、ホテルの前には大きな駐車場が控えているあたりからして、近頃は路線バスでやって来る客はあまり想定されていないようです。

 

 

客室はごく普通の感じの和室です。3泊するのに十分落ち着けそうな部屋です。

 

 

私の泊った部屋からは、川とは反対側の山の斜面が見えます。日本の山野では平凡な眺めでも、中米の乾いた林を見慣れた私にとっては、懐かしくもありまた心安らぐ景色なのです。

 

 

右手に目を遣ると、写真の右手に見える斜面にある草地は、実は大湯温泉スキー場跡です。上にリンクをはった記事にも書きましたが、このスキー場、残念な事に、2021年に営業を終了しています。ほんの3年前の事です。

温泉もご紹介したいところですが、浴室は撮影禁止なので残念ながら写真はありません。泉質に簡単に触れておくと、無色透明無臭。やや青っぽいかもしれません。少々ヌメリ感があり、肌触りが実に優しいです。

温泉旅行の記事なのに、これだけですいません(汗)。

 

 

その代わり、食事について少々詳しく書きます。大広間のレストランに数多くの料理が置かれており、ビュッフェ形式になっています。品数は写真のテーブルごとに和・洋・中と色々とあり、大型ホテルで客もたくさん来ていましたので、大皿の品がなくなっても次から次へと補充されます。

 

 

お酒も色々あります。日本酒はご覧の菊水「淡麗甘口」、八海山普通酒、玉風味本醸造。

 

 

このように、瓶は樽に入った氷水で冷やされています。

 

 

初日の夕食に私が取った品。寿司、刺身、高野豆腐、大根の煮物、茄子のみそ炒めなど、取り放題だからと言って貧乏根性を出さず、和食中心、野菜中心に軽めの食事にしました。

でも、追加で他の品も食べたような……(よく覚えていません)。

飲み物はもちろん日本酒。菊水から始めて、次は何を行ったか。

 

 

2日目の朝食。むしろ夕食以上にしっかり食べた感じです。品は、典型的な日本の朝食。きんぴらごぼうとか、厚焼き玉子、ひじきの煮物、鯖の塩焼き(だったか?)、豆腐など。味噌汁はわかめとネギだったかと記憶しています。

しかし左上には、しっかりとコーヒー。

 

 

2日目にはビールと、和洋中の、やや重ためのメニュー(ついに本能が抑え切れず)。麻婆豆腐、鳥の唐揚げ、スパゲッティ、茶わん蒸し、グリーンサラダにポテトサラダ。スパゲッティの左の小さな容器にはビーフシチューが入っています。

 

 

もつ煮も。写真では、もつが見えませんが。

正直に書きます。食事の味は、特に美味しいというほどでもなく、ごく普通の料理でした。しかし大型ホテルのビュッフェ形式ですから、このように、とにかく豊富な品数の中から自分の好きなものを選べるのがいい。

そして何と言ってもコスパがいいです。やはりスケールメリットということでしょうか。薄利多売で、更にかなり合理化しているのでしょう。夕食までビュッフェ形式という宿は、そう多くはありません。そして私にとって非常に嬉しいのは、酒が飲み放題💛💛💛――しかも、ビールだけでなく、チューハイ系サワー、日本酒、ハイボール等、色々あります――ということ。

確かにビュッフェ形式の食事だと情緒もないですし、食事もこれと言って見事ではありません。しかし情緒や見事な食事のために、それだけのお金を払うかという問題でしょう。ちなみに今回の宿泊費は、1泊税込み2食付き酒飲み放題で9,148円。これで1万円を切るんですから!


     ☆     ☆     ☆

7月24日(水)は一日中雨模様でしたので、外出せずに、部屋に籠(こも)って本を読んだりブログを書いたりしていました。もちろん温泉に浸かりつつです。これはこれで、私にとってはそれなりに充実しています。

7月25日(木)。蒸していて雨の確率が50%でしたが、せっかく3泊もしているので、近辺をハイキングすることにしました。それについては次回の記事に。