ほうしの部屋

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 W杯 決勝

 アルゼンチン0-1スペイン

 スペインは、GKシモン、センターバックにラポルテ、ククレジャ、左右サイドバックにクバルシ、ポロ、アンカーにロドリ、2列目にルイス、オルモ、3トップにバエナ、オヤルサバル、ヤマルの、4-1-2-3の布陣。アルゼンチンは、GKにE・マルティネス、センターバックにLi・マルティネス、ロメロ、左右サイドバックにタグリアフィコ、モンティエル、ボランチにマカリステル、E・フェルナンデス、左右MFにゴンザレス、デパウル、2トップにアルバレス、メッシの、4-4-2の布陣。

 前半、スペインはボールを回し、ハイプレスをかけます。アルゼンチンもハイプレスをかけ、ボールを回します。スペインは、右サイドから侵入したヤマルが惜しいシュートを放ちます。アルゼンチンは、スペインの浅い守備ラインの裏を狙い、メッシにパスを通します。スペインは、サイドから攻めます。アルゼンチンは、スペインの右サイドのヤマルに2人マークをつけます。中盤での激しいボールの奪い合いになります。スペインがやや攻勢になります。スペインにクロスさえ容易には上げさせない、アルゼンチンの守備の堅さがあります。スペインは、中央から崩し、オヤルサバルが惜しいシュートを放ちます。スペインは、左サイドからも惜しいシュートを放ちます。アルゼンチンは、Li・マルティネスが負傷交代、オタメンディを投入します。互いに様子をうかがう状態になり、アルゼンチンはシュート0本でした。

 

 後半、スペインは、パスカットから惜しいシュートを放ちます。アルゼンチンは、アンカーにパレデスを投入。スペインは、ボールを回そうとしますが、アルゼンチンのプレスも速いです。中盤での激しいボールの奪い合いになります。スペインは、スルーパスからゴール脇右のポケットに侵入してチャンスを作ります。スペインは、オヤルサバルをベンチに下げ、トーレス、ペドリを投入します。スペインは、惜しいミドルシュートを放ちます。スペインは、ヤマルの突破とクロスから、惜しいヘディングシュートを放ちます。スペインは、メリーノを投入。スペインは、中央からペドリが惜しいシュートを放ちます。スペインは、惜しいシュートを連発します。スペインは、右ポケットを取って、クロスを上げ、惜しいシュートを放ちます。スペインは、浮き球のスルーパスからトーレスが惜しいシュートを放ちます。スペインは、カウンターから惜しいシュートを放ちます。アルゼンチンは、E・フェルナンデスが2枚目のイエローカードで退場となります。スペインは、ヤマルのFKを相手GKに阻まれます。

 

 延長前半、スペインがボールを回して攻め込みます。アルゼンチンは5バックのブロックで守ります。スペインの中央からのシュートは、相手GKに阻まれます。スペインは、右クロスからシュートを決めますが、ファウルでノーゴール。スペインは、左クロスから惜しいシュートを放ちます。

 

 延長後半、開始1分、スペインは、右クロスの折り返しをトーレスが決めて、ついに先制します。

 アルゼンチンは前に出てきます。スペインは、ボールを回してアルゼンチンの攻撃をいなします。スペインは、カウンターからシュートを決めますが、オフサイド。アルゼンチンは、メッシのシュートをスペインにブロックされます。アルゼンチンは、右ポケットを取って、惜しいシュートを放ちます。さらに連続CKからチャンスを作りますが、ゴールはなりませんでした。

 スペインは2010年大会以来の2度目の優勝。アルゼンチンは連覇なりませんでした。MVPはスペインのアンカーのロドリ、得点王はフランスのエムバペ。表彰式の記念撮影に、ちゃっかりと、米国大統領のトランプが写り込んでいるのには腹が立ちました。

 スペインはデラフエンテ監督が、ベテランと若手を融合させ、組織戦術を徹底的に植えつけました。スペインのパスサッカーは、引いて守る相手には、守備ブロックの外側でボールを回すだけの「スペイン病」に陥る難点がありますが、こと決勝においては、「スペイン病」は発症しませんでした。それは、アルゼンチンも攻撃的だったからです。アルゼンチンの守備組織の穴を見つけて、あるいは穴を生じさせて、致命的なパスを送り込むことにたびたび成功していました。アルゼンチンは最後には個の力で守りましたが、10人になって、延長で力尽きました。スペインは、左右のサイドから攻めて、ヤマルの個人技による突破もあり、チャンスを作りました。そして左右のサイド攻撃と中央突破を組み合わせることで、アルゼンチンの守備網に綻びを生じさせました。

 さて、アルゼンチンの大エースのメッシにどう対策したかというと、結果的に、メッシにはほとんど仕事をさせませんでした。メッシに対しては、2人、3人で囲み、パスが来ないように防ぐと同時に、メッシにパスが行く前に、ハイプレスで相手からボールを奪取してしまうという守備戦術が効きました。まさに「攻撃は最大の防御」というのが当てはまる、スペインのサッカーでした。スペインは、8試合でわずか1失点という守備の安定を見せましたが、それはひとえにハイプレスとボールを支配する攻撃戦術の賜物でした。

 個人の能力が高いのは当然として、それを徹底した組織戦術に当てはめていくスペインのサッカーが再びワールドカップを手に入れました。パスの連鎖で追い込み、ボールを失ってもハイプレスですぐに取り戻し、再びパスをつなぐという繰り返しで、相手陣内でのボール保持の時間を長くして、相手を封じ込める。そういうスペインの持ち味が、決勝でも発揮されました。