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Flute永野伶実の日記

2023年もあと数時間!

ということで今年をざざっと振り返りたいと思います。


今年はようやくコロナ禍が終息し、音楽活動が本来のかたちに戻ってきました。

おかげさまでかなり忙しい1年でした。

活動はコロナ前に戻りましたが、コロナ禍を経て、音楽活動への気持ちは全く違うものになったように思います。

音楽ができること、それを聴いていただけることがいかに有難いことなのか、いつもそれを感じながら活動してこられたように思います。


今年自分にとって特に大きかったものをいくつか。


まずは3月のぼんぐうサロン。

初めてのルネサンスの本番でした。

めちゃくちゃ楽しかった!



4月、福岡でNCBプロムナードコンサートに、
ギターの松本富有樹さんと出演させていただきました。
ふたりで楽器を6つ使用し、バロックからモダンまでそれぞれの時代の音色をお楽しみいただきました。


国際古楽コンクール〈山梨〉にて、本選出場しました。
本選に残ったのは2回目。
本選での演奏曲も結果も前回ひょこっと残れた時と同じでしたが、今回得たものは全く違いました。
8年越しで本選で納得いく演奏をすることができ、やっと自分なりに努力が報われた気がします。
 


6月はコルテ・デル・トラヴェルソのコンサートに友情出演させていただきました。
間違いなく今年の大きな出来事ベスト3に入る本番!
 


ブレーメンで一緒に学んだ友人とのコンサート@京都
ずっとやりたいと思っていたことを実現できた2公演でした。
みんなに感謝!
 


テレマン協会の記念すべきコンサートに出演させていただきました。
メンデルスゾーン版のマタイを当時の楽器で。演奏できて感無量です。
 


Back to the 18th centuryシリーズがpart6を迎えました。
そして今年は佐伯でも1公演。
シリーズをひとつ進化させることができたかな、と。
今年は憧れの池田梨枝子さんに大分に来ていただくことが出来ました。
そして何より、オリジナルメンバーの皆さんに心から感謝です。
来年のpart7に向けて、すでに動き出しております!


今年はRENTARO室内オーケストラ九州にもたくさん呼んでいただきました!
 


12月は再びぼんぐう。
ここでの活動があるから、九州でも頑張ろうと思えます!
 


他にも各地でたくさん演奏の機会をいただきました。
今年は芸短大での生徒が一気に増え、指導でもとても充実した1年でした。
年末にはトラヴェルソ続けてきて本当に良かった!と思えたレッスンを受講することもできました。
奏法を根本的に見直す機会となり、進化できそうです。

来年はいよいよ40代に突入します。
30代最後にして、ようやく自分の適性が分かってきたような、そして進みたい道筋がはっきりと見えてきたように思います。
取捨選択の1年であり、今後の音楽人生を見据えて動きまくった1年でした。
今年撒いた種を必ず成就させられるよう来年以降努力していきます。

今年お世話になった皆様、本当にありがとうございました!
良いお年をお迎えくださいませ😊

12/16はメディアファイブサロンにて、ぼんぐう古楽シリーズでした!

ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!



今回は後期バロックからロマン派までの音楽をお聴きいただきました。

バロックではJ.S.バッハのソナタBWV1030を。今年は何度もこの曲を全楽章演奏することができました。
春にこの曲は一生かけて学んでいく!と決心してから思いがけずいただけた機会でした。
いやぁ何度やっても奥深い。本当に偉大な曲です。
来年リサイタルでも演奏します!

そしてクラシカル・フルートも演奏しました。
ヴィオラ、ギターとマティーカのセレナーデを。
今回は期間限定でお借りした、1812年製のGOULDING & D'ALMAINEで演奏させていただきました。


約200年前の柘植。
音の密度が高いのにとにかく軽く飛ぶ素晴らしい楽器でした。
この楽器で演奏できたことが今回本当に貴重な体験となりました。
マティーカは以前にもやったことがありましたが、この楽器で演奏することでそれぞれのパッセージのキャラクターに様々な発見がありました。

今回はお借りした楽器でしたが、先月1820年頃製のクラシカル・フルートを購入したので、
来年はオリジナル楽器も追及していきたいです。

今年もぼんぐうで尊敬する仲間と古楽ができ、とても幸せな時間でした。
来年は『人間関係』がテーマです。家族やライバルなど、音楽家の人間関係を軸にお楽しみいただけるプログラムをご用意してお待ちしております。
次は3月。私も出演します!
来年もぼんぐうをよろしくお願い致します!


今日は大分県中津市にて、大分銀行130周年記念事業『旅するコンサート』でした!

ピアニストの井手沙耶花さんと演奏させていただきました。



フルート、リコーダーなどたくさん演奏しました。


中津での演奏は初。
大分銀行のウエンズディコンサートに何度か出演させていただいたご縁で今回このような機会をいただくことができました。

中津といえば唐揚げの聖地。
お弁当がめちゃ美味しい唐揚げでした。


井手さんとは今年もたくさん演奏しました。
来年も井手さんのピアノと一緒に、たくさんの方にお聴きいただけますように!


12月3日はグランツたけたにて、マダム・バタフライでした。
体調不良が続出する中、なんとかみんなで完走できたことに感謝😭


竹田版の全く新しいマダム・バタフライということで、オケも一管編成。
地域に根ざしながら斬新な解釈を盛り込んだ、一回公演で終わるにはもったいないほどの舞台だったと思います。



この企画はグランツたけたで4年間かけて作り上げられものでした。
人口2万人弱の竹田市に数年前に建設されたグランツたけたでの初めてのオペラ。
この大プロジェクトを築き上げてこられた皆さんの熱い思いに感銘を受け、当日は舞台から会場いっぱいのお客様を見てじーんとなりました。
この大きな一歩の先に太く永い芸術の道が続いていくことを願っています!

そして今回のマエストロ粟辻聡くん、cbの森田良平くんは京芸で一緒に学んだ仲間。



卒業してからも現場で一緒に演奏できる時間は懐かしく、また頑張ろうと刺激をもらえる特別な時間でした。

さて、ここから年内はクリスマスまでノンストップ!
なんとか乗り切ります!

今月新しい楽器を2本手に入れました。



1870年製の4keyのピッコロ、
1820年頃製の4key、Garrettのクラシカル・フルート。
両方スライド付きでA=430-440まで変えられます。

どちらもずっと探していたもの。
良いタイミングで良い楽器に巡り合うことができました。
いつか1700年代のオリジナルのフルートを買うことが夢です。

ピッコロは製作年は分かっているものの無銘。
フルートは1800年頃からロンドンに工房のあったGarrettというメーカーの楽器です。
初期に製作された楽器のよう。
来年はこのフルートで古典派のコンサートしたいなぁ。