はじめてお読みの方は

こちらからどうぞ

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)

ボーダー息子の育児日記

 

 

 

 

2003年3月13日(木)

 

 

昨日も息子は頭痛と腹痛で3時限目から登校。

 

 

何か楽しい理由を見つけてでも学校に行ければ…

との思いで 

今週は私が毎日学校に送っていたが

この対応でよいのか不安になり

国府台病院の田中先生に電話した。

 

 

先生のお話では

 

「学校を休みたいと言う気持ちがあるのは確かで 

 今も頭痛に加え腹痛がでてきたように

 このままだと症状が悪化する可能性がある。

 

 頭痛を訴えなかったとしても

 今週は思い切って体を休ませたらどうか。

 

 でも 来週は頭痛がしても

   必ず学校に行くと約束して。」 

 

とのこと。

 

 

1度学校を休んでしまうと 

そのまま長期の不登校になるのが心配だったが

「期限付きの休みなら大丈夫」とのお話だった。

 

 

今朝も起きられず 目も開けられない。

 


給食もあまり好きなメニューではなく

 

「言っても食べられない。食欲ないんだ。」 

 

と言っていたので休ませる覚悟はしていた。

 

 

でも 明日のホワイトデーに

好きな女の子2人のために 

今日クッキーを手作りすることになっていて

その話をしたら元気が出てきた。

 

 

とりあえず学校に行って 

 

「”おいたちの記”の手形だけやって帰る」

 

と言ったので

私はその作業が終わるまで

教室の外で待っていることにした。

 

 

息子は先生と少し話をして 

3時間目の体育でタイムキーパーを頼まれたらしく
自分から「この後の授業にも出る」と言い出した。

 

でも 授業に出るのは体育の時間だけ

と自分で決めていたようで

「給食は食べない」とママと帰った。


 

今まで「ママと2人だけで乾杯したい」

(夜 テレビを見ながら

 一緒にジュースを飲んだり食べたりすること)

 

とよく言っていたが 

いつも妹が遅くまで起きていたりして

1度も出来なかったので その埋め合わせにと

帰りにマクドナルドで2人でお昼を食べた。

 

 

とても喜んで 

頭痛も吹っ飛んでしまったよう。 

 

プレイランドで元気に遊んでいた。

 

 

帰ってから

ホワイトデーのクッキーを一緒に作り

スイミングにも行った。

 

 

大好きなNちゃんに

「明日クッキーを渡しに行くね」

と連絡をしたら Nちゃんのママから

「良かったら夕食を食べて行ってね」

とお誘いがあり 息子はもう大喜び。

 

「明日は絶対 朝から学校に行く!」

と張り切っていた。

 

 

 

2003年3月14日(金)

 

 

昨日言っていた通り 朝1人で登校した。 

 

ママはひと安心。

 

一時はどうなることかと思っていたが良かった!

 

 

息子が大好きな女の子 

Nちゃんも Yちゃんも

いつも変わらず 息子に優しくしてくれる。 

 

2人に感謝。

 

 

学校から

「今日は頭痛くならなかったよ」

と元気に帰ってきた。

 

 

まずYちゃんに

クッキーとハンカチのプレゼントを届け

家の前で2ショットで写真を撮った。

 

 

夕方からはNちゃんの家でみんなでご飯を食べ 

ずっと一緒に遊んだ。

 

 

「今日は最高に楽しかったよ!!」

と大喜びだった。

 

頭痛のこともすっかり忘れている。

 



2003年3月19日(水)

 

 

月曜からは朝から登校している。

 

15(土)からは便がパンツにつかなくなった。 

 

頭痛もなし。

 

 

 

 

上記日記にあるように

何か好きなことや楽しいことをしている時 

息子は頭痛や腹痛を忘れていました。

 

 

なので 

この後 春休みに入ってからは

なるべく外に出るようにして

楽しめることに時間を費やしました。

 

 

海の生物が好きなりゅうのために

鴨川シーワールドへ行ったり 

 

しばらく会っていなかった友達と会って

存分に遊んだり 

 

私の両親と一緒に地元の高尾山に登ったり

 

夫の両親と

小動物ふれあいの広場がある所に行ったり… 

 

 

どの日も体調は快調でした。

 

 

 

親が望むことを子供がしない時

親は子供に罰を与えがちです。



確かに そのやり方で

子供のしつけになることもありますが
そうしたやり方が正しいとはかぎりません。


 

親が一方的に

子供に言うことをきかせるだけで

 

子供の気持ちを理解したり くみ取ることはなく

かえって子供の心に傷をつけのではないか

 

と今は思います。


 

以前の私なら 

学校を早退した子供を

マクドナルドに連れて行くようなことはしませんでした。

 

 

「学校休んだんだから」

 

と学校の授業時間中は

テレビを見せないようにしていました。

 

ゲームなんて もってのほか。

 

 

今回のように

息子の状態がころころ変わっていたら

 

「さっきの『痛い』は嘘だったんじゃないの?」

 

なんて思っていたはず。

 

 

 

でも 病気でなくても

本当に頭やお腹が痛くなることがある

 

気分によって

体調が良くなったり悪くなったり

激変することもある

 

ということを息子を通して知りました。

 

 

心の状態で

身体に変調をきたすことが本当にあるのです。

 


「熱がないから」 

「お医者さんに異常ないと言われたから」 

 

= 大したことない 

 

と表面的なことだけで判断してしまったら

子供は心の状態を無視されてしまいます。

 

 

 

子供の言葉をなんの疑いも持たずに信じること
 

 

これはとても大切だと思うのです。

 

 

それにより

 

子供が

 

「自分の気持ちが認められた

 わかってもらえた」

 

と思うことが 子供にとって

何よりの特効薬になることがあるからです。

 

 

 

親が子供を

なんとか自分の思う方向に持っていこうとして 

今 起きている状況に抵抗したり

コントロールしようとすると

 

その状況は大概うまくいかず 

「なんで? どうして?」

と子供も自分も責めてしまいます。

 

 

原因を探して修正することに力を注ぐより

まずは先に

 

今 子供に起こっている現状をそのまま受け入れ

子供の気持ちに寄り添う

 

時間がかかっても

自分 子供 起きている状況を

受け入れるようにする

 

 

そのためにも

 

親はゆとりを持っていることが大切



ネガティブなことは出来ればない方がいいし

直面すると 確かに辛いけれど

 

「なにがあっても ドンとこい!」

 

と思える大らかな心の器を

少しずつ創っていくことが大事だと思います。

 



今 大変と思っていることも
後で笑い話として話せる時がきっときます。

 

 

「今 この子が元気になるには?」

 

と考えて

子供が喜ぶ好きなこと

子供の心が満たされることを

たくさんやらせてあげてくださいね。

 

 

気を紛らわす方法

と考えてもいいと思います。

 

 

 

同じように

お母さんも ちょっと一息つきませんか

 

 

それは逃げではありません。

 

 

私も 息子と一緒に楽しむことで

自分自身の力が回復しました。

 

 

 

お子さんも お母さんも 

たっぷり元気の充電をしてから

次の段階に進みましょうね。


 

 

(17)子どもはありのまま 何も変える必要はありません

 

 

 

【追記】

 

 

 

(青)エンジェリックウィスパーカード 37  

Time For Fresh Air   新鮮な空気を吸う時

 

リフレッシュ リラックス 発揮 

 

あなたは自分の持つ力を充分発揮できます

 

そのためにはリフレッシュとリラックスが大事

 

気持ちが煮詰まったり 

物事が滞っていると感じるなら

まず気分転換をして 力を抜きましょう

 

キレイな自然の中に行くなども良いでしょう

 

あなたが存分にのびのびと力を発揮できるよう

気持ちの転換は

意識して行うようにしてみてくださいね

 

 

 

 

 

 

 

(黄)アールヌーボーカード 2 クローバー

 

心地よく 満たす ゆったり

 

今はまず 自分に目を向けて

気持ちにゆとりを持つことが大切なようですね

 

美しくキレイなもので アロマの香りで 

好きな場所で 好きな音楽で 好物の食べ物で 

さわり心地の良いものなどで 心を満たしましょう

 

行動しなければいけないことがあるとしても

たくさんの「好き」で自分を満たしてから

 

自分を大切にしてゆったりリラックスした心持ちは

落ち着いた心地良い未来の選択につながるでしょう

 

 

 

 

 

 

 

(橙)ソウルメイトカード 25 Trust 信頼

 

自分も 人も 出来事も 信じる

 

天に向かって 大きく手を広げ

その恩恵を受け取っている姿を想像してごらん

 

「天は私に必要なものを与えてくれる」

 

そのように委ね すべてを感謝して受け取る人に 

天は惜しみなくパワーを与えてくれるでしょう

 

同じく 人・出来事・未来の展望にも

与えられるイメージで対しましょう

 

信頼する気持ちと姿勢が

信頼に値する出来事を連れてきますよ

 

 

 

 

 




 

(の)んびりと きみのペースでいいんだよ

 

 


 

 

 

 

 

 

 

ADHDボーダー息子の育児日記 目次

ペアレントトレーニング記 目次

子供の不祥事 不登校 病気の源にある思い

ADHDと認知症の共通点

わたしが思うADHD