今回は、一眼レフやミラーレス一眼カメラ撮影の醍醐味!
『ボケ』を学習します。




『ボケ』とは…
被写界深度(ピントがあっている範囲)の範囲外。
すなわち、ピントが合っていない部分のことを『ボケ』といいます。


一眼カメラといえば大きなボケの写真が撮れることが特長ですね!



その『ボケ』を大きくするには4つの条件があります。


〜ボケを大きくする条件〜
①絞り値(F値)を小さくする。
②被写体に近づく。
③レンズの焦点距離を大きくする。
④被写体と背景の距離を遠くする。




①絞り値(F値)を小さくする。
カメ学#04『絞り』でも学習しましたが、絞り(F値)を小さくすると被写界深度が浅くなり、ボケが大きくなります。

【F2.8】被写界深度が浅い写真

〜比較〜
【F32】被写界深度が深い写真



②被写体に近づく。
カメラ(レンズ)と被写体の間の距離が短いほど、ボケは大きくなります。

レンズにはそれぞれ最短撮影距離が決まっています。この数字が小さいレンズほど被写体に近づくことができます。
マクロレンズはこの最短撮影距離が短いので、被写体に近づき大きなボケが得られます。

【最短撮影距離で花の一部を撮った写真】



③レンズの焦点距離を大きくする。
カメ学#10『焦点距離』で学習したように、焦点距離が長いほど背景のボケが大きくなります。
望遠レンズは焦点距離が長く、背景をぼかした写真が撮れることが魅力ですね。

【焦点距離300mmで撮った写真】

〜比較〜
【焦点距離距離50mmで撮った写真】



④被写体と背景の距離を遠くする。
被写体と背景の距離が遠いほどボケは大きくなります。
被写体と背景を離したり、より遠い背景を選んだり、工夫次第でボケを大きくすることができます。

【被写体と背景を遠ざけた写真】

〜比較〜
【被写体と背景を近づけた写真】











ボケを活かした写真を撮るのは楽しいですよね♪
そのボケを大きくする条件を正しく理解して、思いっきり一眼カメラ撮影の醍醐味『ボケ』を堪能しましょうね〜(^o^)/

記事作成 ろくまる



「カメ学」は、カメテク運営者が学んだ知識を展開し、記事にしています。

間違った内容等あれば修正しますので、ご一報いただけると幸いです。


【バックナンバー】

#01『露出』 

#02『ホワイトバランス』 

#03『彩度・コントラスト』 

#04『絞り』 

#05『シャッタースピード』

#06『ISO感度』 

#07『撮影モード』 

#08『構図』 

#09『アングル・ポジション』

#10『焦点距離』 

#11『ピント』