なんかいつも同じような写真になってしまう…


そんな時は『アングル』『ポジション』を変えてみると、写真に変化が表れます。



『アングル』『ポジション』
いっしょのように思われがちですが、実は全くの別物。
『アングル』はカメラを傾ける角度
『ポジション』はカメラを構える高さ
を意味します。

そして、『アングル』も『ポジション』も3つに層別されています。



『アングル』

①【ハイアングル】
 カメラを下に傾け、被写体を上から見下ろす
②【水平アングル】
 カメラを水平にして、被写体に真っ直ぐ向ける
③【ローアングル】
 カメラを上に傾け、被写体を下から見上げる


『ポジション』

①【ハイポジション】
 カメラの位置を、目線より高い高さで撮影
②【アイレベル】
 カメラの位置を、目線と同じ高さで撮影
③【ローポジション】
 カメラの位置を、目線より低い高さで撮影







『アングル』の効果

【ハイアングル】

別名「俯瞰(ふかん)撮影」と呼び、上から見下ろすことで客観性を演出できます。
テーブルフォトなどでは、食べ物や雑貨の魅力をそのまま伝えることができます。


【水平アングル】

見たままの撮影で、その場にいるかのような臨場感を与えてくれます。
しかし、特に工夫もせずに撮ってしまうと面白味に欠ける写真となってしまいます。


【ローアングル】

別名「あおり撮影」と呼び、下から見上げることで主観性を演出できます。
地面に生えた花などの撮影では普段見ることのない迫力のある写真になります。






この『アングル』『ポジション』と組み合わせることで、いろんなバリエーションの写真を撮ることができます。



【例】

同じ被写体(チューリップ)を
【ハイアングル+ハイポジション】
【水平アングル+ローポジション】
【ローアングル+ローポジション】
で撮ってみました。


【ハイアングル+ハイポジション】

【水平アングル+ローポジション】

【ローアングル+ローポジション】



同じ被写体でも、アングルやポジションによって全く違う写真になりますね(^^)











「この被写体はこう撮る」という固定観念ではなく、
「こんな角度やあんな高さで撮ったら面白そう」という発想が新しい発見を生み出すかもしれません。

同じ被写体でも、様々な『アングル』『ポジション』を試しに撮ってみて、被写体の魅力をより引き出してみましょう!


記事作成:ろくまる


「カメ学」は、カメテク運営者が学んだ知識を展開し、記事にしています。
間違った内容等あれば修正しますので、ご一報いただけると幸いです。

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