【名曲リレー1716】up#2
■Stood Up / Yellow Dog(’77)
イエロー・ドッグはフォックスにいたメンバーを中心としたグループで、78年にVirginからデビュー。英国的なユーモアとヴェテランらしい手堅い無国籍風の演奏も印象的でしたが、日本ではNew Wave的にもとらえられてました。メンバーはゲイリー・テイラー(b,vo~元ハード)、ハービー・アームストロング(g,vo~元ホイールズ)、ジム・ギャノン(g~元ブラック・ウィドウ)、ジェリー・コンウェイ(ds~元エクレクション)。軽快な”Stood Up”は1曲目です。
【名曲リレー1717】up#3
■Opening Up To You / Laura Allan('78)
dulcimar、karimba、zitherを弾きこなすカリフォルニア出身のフォーキーな女性ssw、ローラ・アラン。正式なデビューは78年のElektra盤ですが、これ以前にオクラ入りしたABC盤(ファーストのCelesteからの再発CDに9曲のボーナス付きでリリース)がありました。ニュー・エイジな「Reflections」('80)、96年に突然日本盤CDが出た「Hold On To Your Dreams」そして遺作となった「Telegraph」('99)の4枚があります。透明感あふれる歌声、アーバンなAORに迎合しないナチュラルな音楽性はもっともっと知られてもよかったなあ。除川さんが「裏ヴァレリー・カーター」と紹介してたこともありました。ミュージシャンとしてのデビューはクロスビーのファーストソロでzither弾いてます。まだ十代だったのかなあ。そのデビュー作(LAギャルという邦題がトホホです)の1曲目はナチュラルな太陽の光をたっぷり浴びたような、それでいて涼風を感じさせるナンバー。
【名曲リレー1718】up#2
■If You Were There / Ace Spectrum('73)
エース・スペクトラムは、NY出身の黒人R&Bグループで、なんといってもアイズレー・ブラザーズの”If You Were There”をカヴァーし('73)、このヴァージョンこそがシュガー・ベイブの”Down Town”の元ネタではないか(アイズレー以上に)と思わせたことです。ワム!のカヴァーで知ってる方も多いかも?
【名曲リレー1719】you#3
■I'm In You / Peter Frampton('78)
メガヒットな「Comes Alive」の後のスタジオ新作がヒジョーに大事な1枚な事はわかってまして、プレッシャーの中「I'm In You」を大ヒットさせてしまうのはやはり勢いでしょうね。ピーター・フランプトンはやはりアイドル出身らしく素肌を見せます。
【名曲リレー1720】i'm#2
■I'm Lost / Jelly('77)
エイミー・マディガンという女優さんは映画「ストリート・オブ・ファイア」でも男勝りな印象的な役柄でしたが、ティーン時代に参加したジェリーのメンバーとして77年にAsylumに1枚出しています。当時日本で紹介されたのか覚えてませんけど、エイミー、フレッド・ビファート、ジェシ・ロウからなるヴォーカル・ユニットで、ロックというよりはMOR,ポップスの範疇かなあ。イマイチぱっとしないけど、エイミーの歌うつたない”I'm Lost”はファンなら聞く価値はあると思います。09年にWounded BirdからCD化されています。