【名曲リレー1706】only#2
■I'm Only Human / Dee Dee Warwick('70)
姉ディオンヌ・ワーウィックよりも妹ディー・ディーの方が好きです。デビューは63年のJubileeからで、かの”悪いあなた”はディー・ディーがオリジナル。70年にAtcoから出したシングルは、マイアミのクライテリア録音でディキシー・フライヤーズがバックをつけています。コテコテのサザン・ソウルではなくきらりと洗練された味わいも感じられます。この”I'm Only Human”は共作者の一人にsswのドニー・フリッツの名前も。
【名曲リレー1707】only#3
■There's Only One / Graham Nash('71)
グラハム・ナッシュの最初のソロ「Songs For Beginners」は当時のCSN&Yのソロ同様レーベルやジャンルを超えた豪華メンバーが加わっています。ナッシュの音楽そのものにゴスペルっぽさはあまり感じないんですが、ここでは濃厚なゴスペル風味で、おなじみのクライディー・キング、シャーリー・マシューズ、ヴェネッタ・フィールズ(この3人はそろってクレジットされることが多いのです)らクワイアの強力なサポートでじわじわと盛り上げます。saxはボビー・キーズ。
【名曲リレー1708】one#2
■One More Night With You / Sutherland Brothers(’77)
サザーランド・ブラザーズ&クイヴァーとして活動しながら77年のこのシングル”One More Night With You”はサザーランド・ブラザーズのみのクレジット。米盤「Down To
Earth」には収録されましたが、英盤には入っていません(どっちもLPのクレジットはSB&Q)。ちょっとハートの”Crazy On You”のgのフレーズが出てきます。この頃になってくると結構ポップ路線。
【名曲リレー1709】one#3
■One Way Glass / Trifle('71)
Dawnレーベルのジャズ・ロックのトライフルには後にMMEBのパット・キング(b)がいたのですが、MMチャプター3の”One Way Glass”をカヴァーしてるのが面白いです。牧歌的なアレンジが心地いいです。「First Meeting」から。
【名曲リレー17010】glass#2
■Heart Of Glass / Blondie(’78)
デビュー当時はNYパンクの流れで語られたブロンディー。実はもっとポップなものを持っていてそれが開花したのが3枚目の「Parallel Lines」でした。そこからの大ヒットの”Heart Of Glass”はディスコ的ではありますが、デビー・ハリーのキュートな魅力も爆発です。