野心家サラリーマンの昇給・昇進スキルアップ講座 -15ページ目

処理屋の発想、マネージメントの発想

こんにちは、イナミネです。

毎日少しづつ、春らしさから初夏へ向かう季節の変化を感じますね。

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さて、会社に入った頃は、仕事の処理を覚えていきますが、あるレベルにくると、それでは評価されなくなります。

できて当たり前だからです。

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よくある中堅社員の愚痴にこういうのがあります。

「どうしたいか言ってくれ」

「指示されればやるから」

こういう愚痴が許されるのはある時期までです。

これは処理屋の発想です。

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決まったことをこなせる人はいくらでもいます。

外部に委託したっていい。

代わりはいくらでもいる、ということは価値はないということです。

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最近の電化製品は、どれも同じようなものになり、違いがわからなくなりました。

それは、売れる仕様や機能さえ、決まってしまえば誰でもそれなりに作れるからです。

ここで価値を生むのは、「売れる仕様」を決めることです。


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仕事も同じです。「どうしたらよい成果を生むか」「どんな内容ならば期待に沿えるか」は、誰も解を知りません。

解を見つける、そのための思考をする、そのための研究をする、試案をだし、実行する。

それが評価されることです。

成果を出すのが、マネージメントならば、やることの内容を決めるのもマネージメントです。

「言われたとおりにやる」処理屋さんとは段階が異なっているのです。


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非道徳な意見は、どうでしょう

こんにちは、イナミネです。

震災の件では、海外のマスコミではいろいろな報道がされたようですね。

食品のみならず、電子部品まで汚染されている、とか

ガンが多発するとか、

日本に行くと、大変なことになるとか。。。

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一つ賞賛されていたのは、日本人が暴動や略奪もせず、整然と互いに助け合い、活動していたことでした。

このことは、日本の新聞やテレビでも、海外での評価として歓迎されていました。

でも、私は、この報道について、すこし不安を感じていました。

というのは、元気がない羊の群れのように見えているのではないか、と感じたからです。

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たとえば、荒廃した国土という意味では同じ境遇の終戦直後は、暴動や略奪もあったはずです。

それだけ血の荒い、元気なエネルギーにあふれた連中がたくさんいたとも思えます。

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報道や常識的に受け止められていることには、必ず別の見方があります。

例えば、

・戦争はあってはならないことだ

・節約や自粛は今、必要なことだ

・人に嫌われないことが大事だ

などに対して、は常識的に思われています。


しかし、「当然正しいと考えられている」ことを信じていると、新しい発想はできません。

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・戦争はある。防衛力(=相手を殺傷することができる)を磨け。

・節約や自粛は、経済活動を活性化しない。復興には金がいる。浪費や経済活動こそが必要だ。

・人に嫌われない人物は、無害であり、裏を返せばいなくても困らない人物だ。

そういう発想こそが、差別化につながります。

実際には、こういうことが「現実」です。

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男女差別はいけない、と言われていますが、男性と女性の顔の怪我による保険金は違います。

年齢差別はいけない、と言われていますが、人員募集には年齢が明記されています。

「戦争反対」と叫んでいる国は、軍事の準備をしていないので、戦争でない交渉の場でも脅されて外交交渉でも負けます。

親切なリーダーはなめられ、極悪で冷酷なリーダーは畏怖されて、人が従うことはよくあることです。

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マスコミや先生が言っていることを、あえて別に考えて実際に行動してみる。

他と違うからこそ、バッシングされますが、注目もされます。

成果を出す人は、敵も多いことはありがちです。



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最悪の事態が発生しました!

こんにちは、イナミネです。

久しぶりに仕事で外出しました。

新入社員とおぼしき人が、数人で、大きな声で語り合っています。

研修や実習の感想や、学生気分での不平等、話して笑いあっていました。

これもまた、季節の風物詩ですね。

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さて、震災後の復興もそうですが、福島原発の事故の状況が、すこしづつ、悪く説明されています。

マスコミではこれをいろいろ叩いています。

ひとつ、私が気になるのは、「最悪の事態」があとからあとからでてくる事です

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ひとたび報告される、最悪の事態というのは、「最悪」であって、本来はこれ以上悪くなってはいけません。

仕事も同じです。

仕事でトラブルなどが起きたとき、「最悪の事態」を想定します。

すると、逆に「これ以上は悪くならない」という覚悟が決まります。

最悪の事態で、何が起きるかが見えてしまえば、その範囲内で手を打てばよい。

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例えば、客先から、「納品したばかりの製品が壊れた」という情報が入ります。

その場合、

・壊れたことで、人身の安全という影響はあったのかどうか

・壊れたことで、お客さんの仕事や商売に影響があるのかどうか、あればどの程度か

・壊れた製品は、すぐに交換できるものか、特注品のようにできないのか

・修理や復旧にどの程度の時間や、人員、コストがかかるのか

等、といった情報を集めて確認することで、この場合の「最悪の事態」が見えます。

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「最悪の事態」は、「損害賠償」なのか、「取引停止」なのか、「現場で謝罪して終わり」なのか。

ずいぶんと幅はあります。

一番深刻なケースは、会社全体への波及、一番軽いのは、担当が決められる範囲。

これらが見えることで、打ち手も決まるし、緊急度も決まります。

初動もゆっくりでいいのか、一分一秒を争うのか。

上司や周囲の動きも変わります。

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こういうことを適切に、情報収集し、判断し、報告できることが、求められていることです。

「福島原発」はまったく、他人事ではないのですね。


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