謎の国から日本にたどり着いて、2カ月半経った。
ヨーロッパにいる友人達は、厳しいコロナ規制再導入に辟易している。
わたしは謎の国に引き続き、日本でも在宅勤務。
インターネット様さまだ。
謎の国に続き日本でも、抗がん剤治療中とよく似た日々が延々と続く。
朝起きて、身だしなみを整える
<行く先は特にない>
朝ごはん
<必ず食べよう>
パソコン作業
<1時間ごとの休息を心がける>
1日に1度、靴をはいて外出
<雨でも風でも>
散歩
<治療中は1時間が限界。今は2-3時間>
たまに人と会ってお茶
<人間と会うのは刺激的>
夕食
<昼か夜かどちらかをきちんと食べる>
シャワー
<日本ではお風呂>
ストレッチ・ヨガ
<自己流>
就寝
<良く寝ます>
今年3月以来、とっても規則正しい生活。
日本のいいところは、外出が自由にできる事。
その結果「ぶらりとお寺や神社めぐり」にはまっている。
日本中どこでも、近所でも、これはできる。
そして神社は入場料無料。
「開運」
「健康」
「良縁」
「家内安全」
「学問成就」
「がん封じ」
等々
念じる事はたくさんある。
今はやっぱり「疫病退散」だ。
コロナは、まだ医学的・科学的に証明できない事が山ほどあるらしい。
WHO(世界保健機関)の記者会見でメディアが同じ内容の質問を繰り返し、ついに責任者のお医者さんが
「我々はサイエンティストですから(根拠のない回答はできません)!」
と声を上げる場面があった。
コロナについて、あれこれと「言うは易く行うは難し」だ。
いつワクチンができますか?
いつ昔のように国際便で移動できるようになります?
子供は何歳からマスクをさせるべきですか?
等々
世の中、みんな知りたいよね。
「疫病退散」はいつになる事やら。
先日ぶらりと行き当った所は、コロナ封じではなく、「ぼけ封じ祈願」のお寺だった。
問題はコロナだけじゃない。
思わず真剣に手を合わせた。
(元気でコロッと逝けますように)
紅葉が綺麗
治療中、スイスで「木」を眺めているだけで気分が良くなった。
これはきっと効果があるに違いない。
自然と接していると、刺激になる。
私は医療はできないけれど、自分でできる事はしよう。
紅葉を見ると「ぼけ封じ」になるかな。
日本の自然と神社仏閣に感謝感激です。