スイスで乳がん - Breast Cancer - Swiss experience

スイスで乳がん - Breast Cancer - Swiss experience

HER2陽性でした。治ったみたいです。
わたしもネット情報にくぎ付けになった患者の一人です。
スイスでのがん治療・対応について、
具体的な体験を書いていきます。
世界のどこかの誰かにとって参考になりますように。

 

ハートピンクハート???

 

久しぶりに書きます。結果的には「がんサバイバー」として「おまけの人生」の話しになったので。

 

この数週間、年配の「おばさん」の私がきっかけで出会ったい若い(私よりも)二人が恋に落ちていく様子を目の当たりに見ている。まあ、少なくとも一人は相手にメロメロだ。二人とも子供がいる。大人の恋が目の前で起こっている。昔はやった「テラスハウス」の既婚者・離婚者版みたいだ。

 

まず、恋愛への関心を放棄していた自分に気づいた。そして、自分の感情がよく分からなかった。

 

誰かに惚れるって、生きているからできる事で、死にかけた私には関係ないと思っていたのかもしれない。

 

この二人の仲を喜ぶべきだ。

 

でも、素直に喜べない自分がいる。

 

なぜ?

 

まだ一人は既婚者だから? いや、こういう正当な理屈ではない。

 

単に年下の若いふたりを「うらやましい」と思っているのかもしれない。自分の年齢による自己嫌悪かもしれない。嫉妬かもしれない。仲間外れにされた気分かもしれない。

 

全く関係のない場面の会話で、私より年上の70代の女性があることを言った。自分の実の娘とその婿が自分の目の前で仲良く抱擁しあう姿にカチンときたそうだ。母親の自分は蚊帳の外という気分で面白くなかったらしい。「フーン」と思ったの、と言っていた。わたしもこれによく似た複雑な状況だ。

 

感情の起伏という試練がわたしの「おまけの人生」に訪れた。生きているだけで有難いと思っていたが、そうでもなかった。心は大事だ。これからももっと色々な試練があるだろう。

 

そして、「おまけの人生」を得ることなく逝ってしまったAさんの事を思い出した。最後に一緒に撮った写真。

 

 

Aさんは日本が好きだった。最期は感情が不安定みたいだったな。

 

肉体には限界がある。心の方が長く持つ。自分の最期の時は、感情面で安定できるようにしたいな、と真面目に思っている。

 

せっかくもらった「おまけ」の時間だから、軽い恋愛でも探してみようかな。

 

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ピンクハートハートラブラブラブラブ

 

年に一度しか更新していないけれど、まだブログを続けようと思っています。

 

今年2025年、がんサバイバーとしてドキッとしたのはこれ。

 

 

坂本龍一の最期の様子を残した映画だ。ひまつぶしにいい時間帯の映画を探していたら、偶然Ryuichi Sakamoto: Diaries を観る事になった。出会いというのはひょんなことから現れる。

 

どんどんやせ細っていく姿を映像に残しているから、とにかく強烈だ。

 

観る人によってこの映画の受け取り方は様々だろうと思う。

 

「音」への執着というか、プロというか、あの素晴らしい音楽が産まれた背景を垣間見ることができたのはよかった。すごいな。

 

でも何より私に効いたのは別の場面だ。この世界のサカモトが自分はめちゃくちゃに好き放題な人生を送ってきて、(がんに)「気が付いた時には遅かった」という内容の話しをする場面だ。背筋がゾクッとした。

 

実はこのところ私は自由奔放に生きている。好きなものを食べて、飲みたいだけお酒も飲んで、かなり好き放題だ。喉元すぎれば熱さを忘れて、婦人科のがん検診を1年半上ほったらかしにしていた。日本の検診では、乳がん検診と子宮がん検診は別の医者が担当する知って、何となく新しい病院を探すのがおっくうになり、延期し続けていた。

 

早速ネットで婦人科の検診を両方できる所を見つけて予約した。来年早々予約が取れた。

 

日々忙しくそして楽しく過ごすのはいいけれど、何よりも大切な事は健康だ。こんな当たり前なことを放置し続けていた自分に呆れた。

 

皆さま良い年末年始をお迎えください。

 

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久しぶりのブログ更新です。

 

今年2024年の最高の写真はこれ。

 

イタリアのトリノという街。

 

 

2023年の秋ごろ。イタリア人のR君が長期の病欠だと聞いた。R君とは昔一緒に仕事をした仲だ。心配で連絡したら、喉が痛くて唾を飲み込むのも辛いとメッセージがあった。ただ事ではなさそう。

 

1カ月以上も検査に検査を重ねて、やっと出た診断は「喉頭がん」ではなく「非ホジキンリンパ腫」。

 

???? 難しい名前だ。ネットでずいぶん調べた。遺伝などではなく、偶然罹ってしまう血液の「がん」のようだ。

 

無菌状態の施設で血液を全部入れ替えたり、サイエンス・フィクション映画のような検査と治療が続いた。R君の話しを聞く限り、わたしのHER陽性乳がんとはくらべものにならないくらい複雑だが、抗がん剤治療の部分は同じだった。

 

この1年間、「がん」がなくなった、いや、まだ残っていた、という一喜一憂が2回ほどあった。難しい病気だから「いつ」「なに」がどうなるのか明言できない事が多いのに、仕事関係者の中には「いつ治るのか」と何度も訊く人がいた。悪気はなかったのだろう。

 

重い病気に関する情報は軽々しく口にできない。文字にしてメッセージにするのも一苦労だ。遠くに住むただの友人のわたしでさえ精神的に疲れた。

 

そこで、イタリアに見舞いに行くことに決めた。わたしは15か月間の治療中、「人間」に会う事が何よりも刺激で、楽しみでもあった。励みにもなった。これはもう行くしかない。

 

 イタリア ピザ イタリア チョコカップケーキ イタリア ナイフとフォーク イタリア

 

思い返せば、イタリアに行ったのは何よりもわたし自身のためだった。会ってしゃべって、パスタとニョッキを食べて、一緒にブラブラ歩いて、昔ばなしも将来のはなしも色々できた。

 

R君は2-3カ月後にもう一度検査と治療がある予定だ。よくなったら、ヨットに乗るのが楽しみだって。

 

がんサバイバーの体験が役にたった1年でした。

 

皆さま良い年末年始をお迎えください。

 

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お願い

突然のヨガ・スタジオ閉店はショックだった。週に何日も通っていた場所がなくなったのだから、当然だ。心が動揺していた。

 

このブログのタイトルも「ヨガ・スタジオの行く末」とつけて、スタジオという箱ものの将来とか、経営状態とか、ヨガの先生たちの仕事とか、自分はどうやって今までのように運動を続けるか、そんなことが一番の心配事だった。

 

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少し時間が経つと、関心事は変わった。

 

スタジオという場所・箱ものは誰かが引き継ぐことになった。よく似た活動を再開するそうだが、内容は少し変わって、会費はぐっと上がるらしい。値上げの話しで持ち切りだった時期もあったが、今ではそのうちに全体像がはっきりしたら入会するかどうか決めようと思っている。

 

 

気がついたら、閉店後もちゃんと運動は続けている。ヨガで知り合ったメンバーと一緒にランニングやハイキングを始めた。他のヨガ教室にも時々行く。皆が運動を続けたいと思っているから、話しは早かった。

 

あの閉店したヨガ・スタジオが学校だったとすれば、皆が卒業して同窓会で定期的に会っているような感覚だ。

 

人とのつながりはとっても素晴らしい。場所がなくても続くものは何らかの形で続くと分かった。

 

そして何よりも自分にとって「身体」が大切なことと、スイスで命拾いをしたことを思い出した。

 

生きている事に感謝して、健全な身体のために良い事を最優先しよう。

 

ヨガ・スタジオはなるようにしかならない。

 

結論はとてもシンプルでした。

 

おわり

 

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お願い

 

通い慣れたヨガ教室が突然閉店。

 

運動不足になるのは明らかだし、気心のしれたヨガ仲間に会えなくなるし、不安なことばかり。

 


ショックのあまり呆然として何もできないという人が多かったようだ。

 

わたしは単なる焦りから、何とかしようと思い立った。

 

最初にしたのは別の施設訪問。実は日本のスポーツジムやヨガ教室はよく知らない。

 

ネットで調べて、家から一番近いヨガ教室を探したら、「ホットヨガ」だった。興味本位で行ってみた。

 

暖房がガンガンに効いた教室で、小さめのマットをぎっしり敷いて、大勢の女性が水着のようなヨガウエアを着て、どっさり汗をかきながら1時間ヨガとピラティスとストレッチを合わせたような運動をした。

 

必ず飲むようにと言われた水は1リットル。全部飲んだ。

 

アセアセ 足 アセアセ 足 アセアセ 足 タラータラータラータラータラー

 

体験だけのつもりだったが、身体がポカポカ暖かくなってとても気持ちよかった。

 

まだ寒いし、サウナに行くつもりでしばらく通ってみる事にした。

 

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でも、何かが違う。

 

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突然、わたしが求めている「ヨガ」とは何だろうと深く考える羽目になった。

 

スイスの頃から運動がメインだったけれど、身体の事だけではなかったと気づいたのだ。

 

治療中は故オリビア・ニュートン・ジョンのがん治療中ヨガのDVDを何度も観た。

 

スイスでの最初のヨガの先生はがん患者向け指導コースを終えたSさんだった。

 

簡単なポーズを丁寧に丁寧に時間をかけていた。

 

その後、すやすや眠るのが幸せだった。

 

ひょんな事から芋づる式に色々な事を思い出してきた。

 

あのショッキングな閉店は起こるべくして起こったのかも、と思ってしまう。

 

つづく

 

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