久しぶりのブログ更新です。
今年2024年の最高の写真はこれ。
イタリアのトリノという街。
2023年の秋ごろ。イタリア人のR君が長期の病欠だと聞いた。R君とは昔一緒に仕事をした仲だ。心配で連絡したら、喉が痛くて唾を飲み込むのも辛いとメッセージがあった。ただ事ではなさそう。
1カ月以上も検査に検査を重ねて、やっと出た診断は「喉頭がん」ではなく「非ホジキンリンパ腫」。
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難しい名前だ。ネットでずいぶん調べた。遺伝などではなく、偶然罹ってしまう血液の「がん」のようだ。
無菌状態の施設で血液を全部入れ替えたり、サイエンス・フィクション映画のような検査と治療が続いた。R君の話しを聞く限り、わたしのHER陽性乳がんとはくらべものにならないくらい複雑だが、抗がん剤治療の部分は同じだった。
この1年間、「がん」がなくなった、いや、まだ残っていた、という一喜一憂が2回ほどあった。難しい病気だから「いつ」「なに」がどうなるのか明言できない事が多いのに、仕事関係者の中には「いつ治るのか」と何度も訊く人がいた。悪気はなかったのだろう。
重い病気に関する情報は軽々しく口にできない。文字にしてメッセージにするのも一苦労だ。遠くに住むただの友人のわたしでさえ精神的に疲れた。
そこで、イタリアに見舞いに行くことに決めた。わたしは15か月間の治療中、「人間」に会う事が何よりも刺激で、楽しみでもあった。励みにもなった。これはもう行くしかない。
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思い返せば、イタリアに行ったのは何よりもわたし自身のためだった。会ってしゃべって、パスタとニョッキを食べて、一緒にブラブラ歩いて、昔ばなしも将来のはなしも色々できた。
R君は2-3カ月後にもう一度検査と治療がある予定だ。よくなったら、ヨットに乗るのが楽しみだって。
がんサバイバーの体験が役にたった1年でした。
皆さま良い年末年始をお迎えください。
