去年の春、日本に住む外国人のAさんと出会った。
Aさんはコロナ禍の真っただ中、日本で卵巣がんを克服したところだった。
スイスで乳がんの話しで意気投合し、定期的に会っていた。
外国での大病治療について、説明しなくても色々と分かる間柄だった。
あれから一年強。
この冬にAさんの臓器にがんがみつかった。
また克服するから大丈夫って言ってたのに、さっさと逝ってしまった。
もう一度会えると思っていたのに、最期はいつのまにか来た。
Aさんは、もちろん日本が大好きだった。
お寺の近くの町屋がお気に入りで住んでいた。
わたしがあえて和風の家に引っ越した際のお祝いは、これ。
「あえて『逆』がこの家には素敵だと思ってネ」
超洋風ティーカップ。
この3月、わたしの家まで持ってきてくれた。
抗がん剤中の体調のいい日を使って、お気に入りの店にも行ってくれたんだよね。
Aさん、ありがとう。
短い間だったけれど、知り合えてうれしかったよ。
この匿名ブログに色々書く事は快諾してくれていた。
おまわりさんの話しはよかったね。
👮
あと少しだけAさんの話しを書くよ。