奈良県の高鴨神社は、出雲と奈良をつなぐ重要な古代ルート | 運の良い座敷童子的な生き方

運の良い座敷童子的な生き方

運の良い経理事務。 神話ファン。星読みをしています。

こんにちは。

楽しい楽しい旧正月の三が日が終わりを告げようとしています😅

紀元祭に初午と続き、明日はいよいよ火星が水瓶座に入って冥王星と重なって行く日。

火曜日〜水曜日は要注意日なので、余裕を持ってお過ごしくださいね。






さて、奈良県御所市にある高鴨神社を参拝された読者さんから、このような写真が届きました。

今年から出雲大社のお札を授与できるようになったのだそうです。





そう、理由は「祖神(おやがみ)が出雲大社だから」

ですね😆✨✨




そう、祭神のアジスキタカヒコネとコトシロヌシのお父さんが、オオクニヌシなのですね。





さて、1968年に発刊された出雲大社の宮司さんが書かれた本を開くと、そこにはとんでもないことが書かれていたのです👀


※出雲大社で売っております




「境外摂社の阿式社」





と書かれていたのです。

阿式社というのは、アジスキタカヒコネを祀る出雲地方の小さな神社です。





今は非公式なんだ、と宮司さんが嘆いていましたが、昭和47年までは公式だったようですね👀



※宮司さんとうちの娘(阿式社)



なお、出雲大社には宝物殿があり、古代出雲の地図があるのですが、そこにも「阿式社」が記載されているのを知ってました。

※撮影不可エリア




その古代の地図が正しければ…




京都の天橋立にある「籠(この)神社」も出雲系であります😅



※籠神社



わたしは籠神社に到着して、「ええーここが吉佐宮なの?!」とびっくりしましたが、

だからこのエリアは与謝郡なのかあ👀






さて、高鴨神社が書かれているとおり、この葛城はれっきとした出雲系で、三輪山にある大神神社も出雲の神を祀っていると伝わっております。




※阿須岐神社(阿式社)


さて、この大国主の長男であるアジスキタカヒコネと妹シタテルヒメ(タカヒメとも呼ばれてます。お兄ちゃんがタカヒコネなので)のご兄妹は、




宗像の奥津宮にいます神、タキリヒメ(多紀理姫)





としています。

宗像三女神のタキリヒメですね。

なお、コトシロヌシ(事代主)はタギツヒメを母としておりますよ✨





このアジスキタカヒコネは「迦毛(かも)の大御神」と記されているのですね。





大御神(オオミカミ)というのは、アマテラスとイザナギ以外にはいない最高位の称号なのに、このオオクニヌシの長男に付けられているのです。





さて、出雲大社に伝わる「出雲国造神賀詞」には、アジスキタカヒコネは葛木の鴨のカンナビに祀られている、と読まれています。





これが、奈良県御所市鴨神にある高鴨神社なのですね✨✨





のちの祭祀一族となった賀茂氏は、出雲と葛城をつないでいるということで、どうもその道筋をたどれば、紀ノ川をさかのぼって来た、と言うことで、




出雲と木の国(紀伊国)とのつながりも出てくる、といった古代ロマンにつながります😆✨✨




なお、アヂシキタカヒコネは京都の賀茂社のカモタケツノミ(賀茂建角身命)であります。



※上賀茂神社⛩️




このタケツノミこそ、神武天皇の東征の先導をしたヤタガラス(八咫烏)であると伝えられておりますよ🐦‍⬛




なんでカラスなの?というと、





出雲の方言で、「かあ」という言葉は、「さあ!行こう」のカアなのですって😅




LETS=カアカアカア




で、確かにカラス🐦‍⬛に聞こえたのかもしれないですね👀

このカラスの方言は、「ヤタガラスの正体」として島根で伝わっていると、島根の読者さまから教えてもらいました😅





そして、このアジスキタカヒコネのさらに長男がタギツヒコでして、わたくしの故郷の神なのですが、伊予の三島の神は、確かに昔の出雲大社の境内に祀られていたそうですよ。





ということで、奈良県の高鴨神社は出雲大社のご長男を祀っているぞ〜というお話でした😆✨




昨日は建国記念の日でしたが…





神武天皇が即位した影には、複数の豪族が協力して結束した連合軍があったのでしょうね😆✨✨