出雲大社の非公式な境外摂社 | 運の良い座敷童子的な生き方

運の良い座敷童子的な生き方

運の良い経理事務。 神話ファン。星読みをしています。

こんにちは。

昨日は家族で姫路に行ってきました。

読者さまからいただいた姫路城の入城券をもらって、まつこと30分、憧れの姫路城に、牛歩でなんと1時間くらい籠城しておりましたよ😅

屋台もたくさん出ていて、すごく賑わっておりました♪


※姫路城



旦那と「殿〜殿〜!」と大奥ごっこをしながら、ゆっくり回っておりました。

お城のあちこちに工夫が凝らしていて、さすが日本一の城だ❗️と感心しました。





そのまさに姫路城を出ようとした時に、速報で入った能登半島の地震にショックを受けました。

お近くの方々、大丈夫でしょうか?





わたしは美保神社の本来の祭神はミホススミだと思っており、それは石川県の珠洲岬とをつなぐ、翡翠の女神のルートでもあります。


名前を失った女神たち



珠洲市の須須神社の祭神はいまではニニギノミコトとコノハナサクヤヒメですが、奥宮はミホススミとなっております。

このようにヤマトの神に名前を変えられたところはたくさんあります。





名前を消された神たち、





今回は出雲大社が舞台です。





ここは出雲大社の境外摂社ですが、非公式となっております。

島根ワイナリーの近くにある、阿須伎(あすき)神社です。

祭神はオオクニヌシとタギリヒメとの間に生まれた、阿遅鉏高日子根神(アヂシキタカヒコネ)です。






シタテルヒメのお兄さんですね✨✨





さすが古社❗️という感じです。

古き良き時代の香りが漂い、時間の流れが違うのです。





ここはオオカミが眷属の摂社です。

病気治癒の木山社と、左が金比羅社ですね。



「ようこそのお参りだ❗️」




ここの宮司さんがひとりひとりとても丁寧に対応してくださいます。

神社の由来も教えてくださいましたよ。




アヂシキタカヒコネの摂社は古代には三十九社あったのだそうです。

ここが最後の一社となってしまいました。






そしてここで衝撃の事実を教えてもらいました。

出雲大社の拝殿の左右にある摂社は、神在祭のときの八百万の神のお宿ということで伝わっておりますが…


※西十九社



こちらはアヂシキタカヒコネの摂社なのだというのです。





西十九社、






東十九社、






数を合わせて三十八社。





この阿須伎神社と合わせると三十九社となります。

本来はこれだけあったのだ、ということでした。





この件に関しては、出雲大社側も認めているそうです。

恐らく、神在祭がこれだけ全国で有名になった中世頃に、「これはお宿である」ということにしたのかもしれません。





ということで、そんな失われたオオクニヌシさまのご長男の摂社を、宮司さんとともに回らせてもらいました。




オオクニヌシさまのご長女であるミホススミも同じように中世から三穂津姫になっております。





出雲大社も「戦国時代はとても苦労した」と吐露しているので、

時代が流れる中で、どうしても生き残ることを優先した事情があるのかもしれません。





アマテラスを祀る摂社もありましたよ。




ここからエネルギーが濃くなっていきます。





龍蛇だ、とわたしは気がつきました。





わらで作られた龍蛇。





古伝の神在祭には、龍蛇が稲佐の浜からやってくるという言い伝えがあります。





同じものを、イザナミを祀る揖夜神社で見ました。





ここは宮司さんのご自宅です。

入り口を避けるようにずらして建てられているのが出雲式なのだそうですよ。





確かに、出雲大社も、本殿の後ろにある素鵞社も、他の出雲の古社も、中央を避けて入り口を設けているのですが、これは、





魔を避ける





という意味があるようですよ。

確かに風水でも、T字路の突き当たりの家に玄関が来るのは良くない、と言われておりますね。





ということで、非公式ですが、出雲大社の摂社である阿須伎(あすき)神社でした✨





摂社にかつての祭神を祀っている型は珍しくありませんので、ぜひ摂社にもお参りしてくださいね😆



月食の星読み


コノハナサクヤと富士山


こちらは公式の境外摂社