こんにちは。
毎日暑いですね😅
さて、先週の土曜日に久しぶりに、
ヤマタノオロチ伝説を追え!シリーズを再開させました。
ゴールは奥出雲の亀嵩温泉です。
こちらの入湯無料券をもらったので、奥出雲のお湯に浸かる前に、ヤマタノオロチ伝説を巡っておりますよ😅
前回は5月の端午の節句、須佐之男命が君臨したヤマタノオロチ公園でした。
ここでは須佐之男命が川から流れてくる箸を拾った場所なんです。
ヤマタノオロチのお墓である八本杉も参りましたよ。
さて、今回はなかなかコアな世界、
ヤマタノオロチが住んでいたとされる斐伊川の上流にある渓谷、天が淵です。
※ふへへ…
ヤマタノオロチを漢字で書くと「八岐大蛇」ですが、
このヤマタとは、
「体一つに八つの頭と八つの尾があるとされる大蛇」
という意味で、
オロチとは、
オ=「尾」
ロ=古い格助詞で、〜のという意味
チ=霊力を表す接尾語
なのです。
つまり、
「八つの頭と八つの尾を持つ霊力」という意味です。
霊力?
なんで??
と首を傾げたかたもいらっしゃると思いますが、
これこそが、
三種の神器のひとつとされる天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
のことを指していると言われておりますよ。
熱田神宮のご神体ですね。
1900年以上も続く古社、熱田さん✨
天皇陛下すらも目にすることができない三種の神器の一つは、
ヤマタノオロチの胎内から生まれています。
後にヤマトタケルが草を薙いで窮地を脱したので、
草薙剣と呼ばれています。
古事記の漢字は当て字なので😅
この剣を体内に持っていたことから、この大蛇はヤマタノオロチと呼ばれていたのですね。
斐伊川だとも言われていますので、
ヤマタノオロチは川の神だったのでしょうね。
そんな未知の川の主、ヤマタノオロチが住む生息地はこちらです‼️
天が淵、と呼ばれる山奥です。
この原っぱから斐伊川の河辺に降りるのですけど、
ちょっと怖いですよね😅
石段がすらりと伸びています。
すると、飛び回っていたのはこちら‼️
ハグロトンボです。
すごい❗️
神の使いとされるハグロトンボがたくさん飛んでいるのです。
奇しくも、先週の太鼓谷稲成神社とのシンクロです✨
降りると、
なんとも不思議な色の川が見えてきましたよ。
とても広いほとりですね。
ここが斐伊川の上流、ヤマタノオロチが住んでいた天が淵です。
するとモヤモヤしたものが映り込み…
雲ですね。
深い緑色の水面に、モヤモヤした空の上の雲が映り込んでおります。
するとその姿を次第に変えて…
長細いものに変化をしていきます。
ん?!
既視感‼️
石見神楽で見たような…
目をパチクリしてしまいました✨
空はとても青く澄み切っていて、
水面にゆらゆらとたくさんの雲を映し出しています。
この辺りは古代から、砂鉄の産地でもあったようです。
だから、
ヤマタノオロチは血を流している、のでしょうね。
氾濫がよく起こり、実りの季節に稲をさらっていった斐伊川。
暴れ川であった斐伊川は、洪水を繰り返して、
その後、海の入江を陸続きにしていきます。
出雲は栄え、出雲族は関東に進出をして、関東圏の氷川神社のルーツとなるのです。
日本には各地にいろんな神話がありますが、
もとを辿っていくと、この島根県の山中にある渓谷に辿り着くのかもしれませんね。
須佐之男命は高天の原より降りてきて、
自然神であるヤマタノオロチを征服する。
それはもしかしたら…
天と地が融合するひとつの象徴だったのかもしれません。
そんな神話の舞台を眺めながら…
天が淵でした❗️