タワシとブラシとモップと舞台と。。ひっそりひとりごと -2ページ目

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15Nov
- 青島広志ミュージックワンダーランド
  昨日は、どーしても行きたかった青島広志先生のコンサートに行きました。先生も好きだし、トークゲストの小朝師匠のお話も聞きたくて、迷わずチケット取りました！しかも、敷居の高いサントリーホールだし！塾帰りの子供と合流して、行ってきましたー！！初のサントリーホール、なぜか迷いました！！道、間違えてアークヒルズの外側を1周！！でも、無事にたどり着き、素敵な演奏に感動！動物の謝肉祭、子供の頃から大好きな曲で、昔は、解説とイラスト付きの冊子を見ながらレコード回してたっけ！なんて思い出し、涙ながしながら聞きました。子供たちも、素敵な音の響に琴線震わせて感動で泣いてたと。午前中から、旧友の訃報を聞き、気持ちが落ちてますが、少しだけ癒されました。鎮魂歌にもなったような。また、来年も行きたいです！
07Oct
- ライブビューイング・狐晴明九尾狩
  本日、見たい、見たいと思いつつ、チケットを取るか悩んでいた劇団☆新感線の舞台、狐晴明九尾狩をライブビューイングで観覧しました。この場合、観劇・・って言葉が妥当なのか・・な?ライブビューイングも、新感線の華やかな衣装と、ゲキ×シネを見越しているであろう凝った映像の演出で、お見事・・というしかない演出で、見たいところが見られて楽しいです。いや、もちろん、映像で、開演を待つ会場の客席の熱気が見えると、あーー・・やっぱり、生で舞台見たい・・ってなりますが・・。でも、とにかく、役者さん一人一人の表情がアップで見られて、妙な気負いがないので、冷静に内容を追えて、物語が頭に入ってきます。それに、やっぱり・・あの・・新感線のオープニングのドド、ドン・・ドド・ドン・・てヘビィな金属音が鳴り出すと、背筋にすーーっと何かが走り、頭がきゅーーーっんとしびれるんですけども・・。一瞬、脳梗塞でも起こしたか?って感じの脳のしびれ・・が・・走るんですけどね・・。相変わらずの新感線の老舗メンバーのオンパレードは、帰ってきた―って、叫びたくなりました。中村倫也さんのどことなくかわいらしさのある晴明、向井理さんの白の衣装に身を包んだ美しさ・・と、後半の壮絶な凄み・・、映画リスタートはさよならのあとで・・で見た、素朴な感じの青年だった人?って目を疑うほどカッコよくて細身だけど豪快なお馬鹿ッな感じの竜星涼さん・・・。そして、ほんーーとにかわいい・・・吉岡里帆さん。少年のような無邪気さの早乙女友貴さん。悩む正統派な浅利陽介さん・・。いやー、まだ、公演は続きますので、ネタバレはできませんが、とにかく・・・よかった。やっぱり、私は、右近さんが大好きです。彼のキレッキレでぷりっぷりっな感じ。好きだっ。衣装も豪華、豪華・・。一着一着、手に取ってそばで見たくなるほどの刺繍のほどこされた上物・・・は、重そうだけど、役者のみなさんが踵を返すたびに、ふわっと翻るそのラインがすてきで、ライブビューイング様様・・でした。そして、最後の一冊だった。。。。これっパンフ。開演5分前に、トイレから戻った友人にあと一冊だったよーーと言われ、慌てて、買いに行きました。これも、映画館のなせる業・・。実際の会場だったら、五分前に買いに行けませんて・・。そろそろ、終活に向けて断捨離しなきゃいけないお年頃なので、できるだけ・・グッズは増やしたくないのですが、パンフだけは・・集めちゃうよね・・。なんなら、戯曲本も・・ほしい・・・。それにしても、2000円で、このクオリティ。頭が下がります。パンフも、舞台の内容のわりには無駄に高いだけで、欲しくないけど、お布施代わりに、おひねり代わり仕方ない・・ってのも、たまに・・ありますが・・。新感線のパンフは・・ほんと・・買ってよかった・・って毎回思います。キャストのインタビューもありますが、作品に対する豆知識的な歴史が載っているのは、家に帰ってからもう一度作品を頭の中で味わえて、脚本家さんをはじめ、舞台を作り上げた方々の作品I愛を感じます。だから、心に残るんだよね・・。作品ありきの役者さんの存在感・・。役者の人気で作品を盛り上げるのではなく、作品そのものの魅力を最大限に引き出す役者さんの力量・・が、感動につながるんです。次もこの役者さんの作品が見てみたい・・ってなるんです。ツイッターをフォローしたり、情報が欲しくなるんですっ。俳優、役者としての魅力は、役を作りこみ、作品の中で生き、板の上で最大限に引き出し、物語に世界に、四の五の言わせず誘ってくれてこそで、・・その力量が人気につながるんだと思います。それは、たぶん、フォロワーもしくは、役者のチケット売り上げと正比例するのだと思う。これからは、どんな舞台であれ、配信ありきが多くなるでしょうから、全国どこにいても見る機会ができると思う。お値段もお手頃価格で見られるので、観劇できる人は増えるだろうから、ある意味、チャンスなんじゃないかと思います。観客もチャンス。エンターティメント側もチャンス。役者も・・チャンス。だから、これからは、コロナ禍も、ピンチだけど・・チャンスなんだと思う。これ、あれですよ・・。晴明と利風の2人の感じが・・いいっ。も少し・・距離感が縮まってる感あってもよいなぁ・・なんて。でも、いいっ。この感じっ。やっぱり・・舞台で・・見たい・・・。チケット取れないかなぁ・・。そして、緊急事態宣言解除・・ってわけで、帰りに、久しぶりの友人との会食・・。もちろん、食べるとき以外はマスクしてましたー。あ、ワクチンも二回・・終わってます。久しぶりのお店で食べるパスタは・・おいしかった・・。やっぱり、観劇のあとの友人との語らいは・・・楽しいです。好きな事を語れる友人がいて、お互いの感想を言ったり、内容の再確認をしたり・・、解釈違いをみつけたり・・。いや、他愛もない馬鹿話ができる・・楽しみ。おかしなことだけど、やっと・・居場所に帰ってきた・・そんな感じ。何事もなく、この公演も最後まで走り抜けますように。次は・・たぶん・・蜘蛛女のキス・・に行けそうです。楽しみーっ。
24Sep
- 映画・クロガラス0　舞台挨拶
  先日、徳山秀典さんが舞台挨拶の日に、こちらの映画を観てきました。崎山つばささん主演の、お金さえあれば裏社会のトラブルを解決するアクション系エンターテイメント映画・・のはじまりの物語、クロガラスシリーズ・0。映画は、テンポよく、シリーズ・1、2、新作の3がすでにあっての・・始まりの物語。単独でも楽しめて、さらに・・続きが見たくなる映画で、ストレス社会を生きる今・・、すっきりを求めてみるには、痛快な映画でした。時間にしたら70分。舞台挨拶で、徳山さんが、時間的にカットされたシーンもありますが、ジェットコースターに乗ったような感覚で見られるので、楽しんでくださいっと、ご案内してましたが、まさに・・それっ。最初のシーンから・・どうなるの？なに?おっ???ひゃーーーっ・・・ありゃーーーー・・・おおーー・・、そうきたか・・。ああー、そうなのね・・ぐすっ・・。ふんふん・・。はぁ・・。こんな流れ・・です。これでわかったら・・すごい・・けど、きっと、見たくなるはずっ。もちろん、徳山さんファンとしては、その・・カットされたシーンも見たいですけど・・。こちらは・・メイキングDvDなんてでないかなぁ・・と思いながら、ついでに・・その販売イベント舞台挨拶なんてあったらなぁ・・と期待しつつ・・、お待ちしてます。もう一つ言うならば・・、クロガラス３に出ている、渡部秀さんも好きなので、徳山さんと渡辺さん・・が同じ舞台上でご挨拶される・・イベントがあったらなぁ・・なんて。崎山さんが、お金がいくらでもあったら何がしたいか?みたいな質問に、新宿シネマートを借り切って、クロガラスの上映館を作りたい・・みたいなことをおっしゃってて。ぜひとも・・、全話・・見たい。いや、この作品、多くの人に見てほしい作品なので、もっとたくさんの映画館で上映されたらな・・と思いました。徳山さんの・・何とも言えない・・・役柄と・・、黒斗と兵頭と・・そして、もう一人・・二人をつないでた人物と(ネタバレになるので、誰とは書きませんが)つながり・・の描き方が・・好きです。ここ・・もっと、エピソードとか・・絡みが・・あったら・・とも。スピンオフなんてないのかなぁ・・・。なんて。舞台挨拶では、徳山さんが終始、ホスト役・・というか、クロガラスシリーズ全体に目をむけた感じの、そして、役柄にリンクするような受け答えが、あいかわらず・・気づかいの人だなぁ・・・なんて。茶目っ気たっぷりでありながら、ピンポイントで映画の世界にご案内してくれるあたり、舞台あいさつにいけてよかったです。今回は、夜の部だったので、映画の前の舞台あいさつで、ネタバレすれすれの質疑応答・・でしたが、こうなると、映画を見た後の出演者の方々のリラックスしたインタビューも見たかったなぁ・・と思いました。挨拶の後に、スクショタイムがあって、がんばって・・撮りました。つばささんの0の手と徳山さんのピースの手・・が、いいタイミングでじゃんけんに見えたのは内緒っ。映画・・クロガラス・・必見ですっ。
31Aug
- 王家の紋章
  無事に、東京公演が終わったので、ここで観劇の記録を・・。先日、平日の公演で、王家の紋章を見てきました。昭和の王道少女漫画。タイムトリップ物語の大河浪漫・・ともいうべき作品。この長編大作・・・いまだ、続く長寿・・ドラマ。壮大なテーマの中で、時代と人の心を動かすのは、やはり・・愛。そこに、愛はあるんか??いや、愛しかない・・と、自問自答したくなる、時代を超えた・・メロドラマ。あ、メロドラマって死語ですか・・。文明の始まり、エジプト文明・・の時代へタイムトリップしてしまった、アメリカの少女が起こすキセキ（未来の知識と歴史の記憶）と、その白く透き通った美しい容姿に、王の中の王として育った太陽の象徴の少年王は、恋・・を知り・・。そして、物語は始まる・・。こちらの舞台は、壮大なテーマの物語の導入とこれから始まるであろう大ロマンで、一部・二部が構成され、リアルタイムに、昭和の少女漫画に触れてきた、私には・・なんとも・・たまらない舞台でした。生演奏に、豪華の衣装の数々・・。目も耳も・・そして、心もおなか一杯、胸いっぱい・・・です。私が見たキャストは、海宝さん、神田沙也加さん、朝香さん、大貫さん、ルカ役は前山さん・・大隅さん・・の回。神田さんが、かわいかった・・・。透き通る白い肌に金色の髪。アメリカの少女から、だんだんと・・エジプトに染まる風格。素敵でした・・。神田さん・・推しになっちゃうよーーっ。神田さんは、ずいぶんと前に、エステー主催の赤毛のアンの主演の時に見て以来、ずーーっと魅力的で・・大好きです。そして、わがままで自由奔放で横柄で乱暴。でも、疑うことなく支配者となるべく教育されたのだから・・仕方ない・・王の中の王・・メンフィス。逆らう者には容赦ない仕打ちには、邪気はなく・・そのまっすぐに愛しいものは愛しい、欲しいものはなんとしてでも手に入れる無邪気さまっすぐさ。海宝さんの少年王は、どこか・・母性本能をくすぐります。きっと、浦井さんのメンフィスとは違うイメージなんだろうなぁ・・。見たかった・・・。そして、弟を愛してしまったゆえにキャロルに嫉妬し、蛇のように嫉妬深く・・だけど、もの悲しい・・姉女王、アイシス役の朝夏さん。その背には、陽炎のようなゆらゆらとゆれる、嫉妬の炎が見えて、とにかく・残酷なまでに愛するものを守ろうとする愛憎が怖い・・。だけど・・あれですよ。・・立ち振る舞いがかっこいいのなんのっ。美しくてかっこよくて。とにかくかっこいい。前回観劇した、マタ・ハリ・・といい、宝塚出身の方の舞台の上から放つオーラは強く美しく、ほんとにかっこよくて・・。ドキドキ・・うっとり・・・。です。そして、古代にタイムトリップしてしまった妹・キャロルを探す、現代に残った兄・・ライアン役の植原さん。昭和の時代の聡明で美しい男の代名詞、黒髪長髪ストレート・・、似合う、似合う。長い手足と細いけど、バランスのとれたスタイル・・、ほんとに・・昭和の時代の漫画から抜けてきたような・・。個人的に・・和田慎二さんの作品に出てくる、神恭一郎・・だっけ?神さん・・を思い出して、舞台で、超少女明日香・・とか、やってくれないかなぁ・・・なんて・・思ったのは内緒・・。そんなわけで、新妻さんのアイシス、浦井さんのメンフィス、木下さんのキャロルも・・見たかった・・です。無事に、博多座での公演も千秋楽まで駆け抜けますように・・。祈るばかりです。ちょっとだけ。。しっかりと・・ウィルスケアをしながら、一口サイズのケーキ食べちゃいました・・。正確には二口くらいずつですが、このサイズだと・・ぽんっと口に入って、日ごろのストレス・・発散になります・・。おいしかった・・。早く、気を遣わずに・・観劇できて、おいしいものがゆっくりと食べながら、観劇の感想を友人と語れる日に、もどりますように・・。未来の世界から、コロナ対策の方法を知ってる・・誰か・・が、タイムトリップしてこないかな・・・。バナナフィッシュ後半の舞台と、マイフェアレディと劇団☆新感線の舞台・・行きたいんですけど・・。悩むところです・・。
20Aug
- 三浦涼介さん、カレンダーDvD発売イベント・・
  配信のアーカイブも終了してしまった・・・ようなので、こちらに・・DvDイベントの記録を・・。八月12日、仕事がお盆休み期間に入った当日じゃんっ。これはチャンスーとばかりに・・ticketを取得したのは、いつのとやら・・。コロナの状況も定かでない時期でしたので、とりあえず・・前売りは二部と三部を購入。状況次第で、四部は当日に・・と。そんなわけで、久しぶりの生りょんくん・・です。一部は、移動の時間の関係で、配信のみになりましたが、結局、四部も当日券でイベントに参加しました。四部とも、衣装もメイクも違うなんて・・。もう、それだけで・・・。幸せ・・・。幸せついでに、合間に入った・・北沢タウンホールのよこの北沢果実??だったか・・・。の、フルーツサンド・・・。隣の人が、豪華なメロンのかき氷・・を食べてて、横目でチラチラ・・見ながらの・・こちらっ。メロンのかき氷・・とってもいいお値段で・・・。いつか・・挑戦したいです・・。イベントの内容は、カレンダーメイキングDvD・・もしくは、ドキュメント非売品映像・・・。がそれぞれの部で流れ、そのあとにりょんくんのトーク。司会は・・いろいろあって、社長の広田レオナさん。広田さんのりょんくんへのファンの心を代弁してくれてるような・・司会っぷり・・好きです。そして、ご自身もタレントさんとしての経験を活かした、タレント側の気持ちを配慮した言葉選び・・・も、好きです。たまーーに、りょんくんに、こらこら・・と苦笑いされながら止められるちょっと危ないぞーー的なトークも含め、久しぶりにいろいろなことを忘れて穏やかに笑える空間で、楽しかったです。このコロナのせいで、いくつも・・なくなったお仕事・・のお話しも触れてくれて、心が痛かったですが、だからこそ・・これからあるであろう・・お仕事・・応援したい・・。板の上で活躍する三浦さんに期待したいと思いました。内容・・は、細かいことは・・抜きで、個人的には、゛レオナさんの三浦さんは、細いけど、骨格は男らしくて色気ある・・的な発言にうんうん・・とうなずいてしまいました。そこ・・っ。三浦さんにしてかない・・独特な色気と雰囲気・・。私のつぼ・・です。そして、プライベートを見せずに、表に出ている三浦さんの役者としての魅力で勝負する精神力・・そこが、好きです。香水の話になって、三浦さんが、そこは・・秘密。全部見せないほうがいいでしょ・・的な発言、そこに表舞台に立つ人としての覚悟や自分自身をしっかりとプロデュースしている自信と潔さ・・。ファンが知りたいであろう、恋愛観・・についての話題の切り出し方・・も、メリハリがあり、きっぱりと考えを出したうえで、これ以上は語らないという意思の強さ・・。プライベートを切り売りしないところ・・好きです。役者として信用できる・・。となりにいるお兄さん・・にならずに、年齢を重ねて、さらに透明度の増す・・そのスタンスを崩さずに、楽しいトークのできる三浦さんの魅力・・。今後も、目が離せませんっ。市販のDvD・・。カレンだーを見ながら・・じっくりと見たり・・。ヘア・メイクの方々が・・あの・・有名な方々ですが、年配の・・おじさま・・たちの手で、あの・・ゴージャスな世界観・・りょんくんの独特な繊細さと大胆さの表裏一体の色気と、ドキッとするような相手の心を見透かしたような視線が引き出されたのかと思うと・・、なんか・・へんな萌え・・を感じてしまいました。久しぶりに・・萌え・・・。マタ・ハリの舞台のDvD・・もたのしみです。そして、九月の新しいお仕事の告知・・いまか、いまか・・と待ち遠しい。なんだろな・・なんだろなぁ。そして、今後のお仕事・・・ミュージカルも視野に入れていただけるようで、ほっと安心しました。映像にしても、歌も踊りも・・・たくさんの場でご活躍期待してます。そして。二月に・・イベントができますように。久しぶりの下北沢・・。駅周辺は、二年前・・よりさらに変わっていて、どこにスズナリがあったっけ???なんて。ナビがなかったら、たどり着けませんでした・・・。無事に、イベントに参加できて・・ほんとによかった・・・。三浦さん、体調がまだ不安定な広田さん・・、楽しい時間をありがとうございました。
12Jul
- Being at Home with Claude クロードと一緒に
  先日、友人のお誘いで、こちらの舞台を観劇しました。久しぶりのストレートプレイの舞台で、言葉と言葉の掛け合いに圧倒され、キャストの方々のパワーに終始頭の中をかき乱され、脳が活性化したように思います。とはいえ、こちらの舞台、一度見ただけで、多くを語るには奥が深いので、感じたことを書くには申し訳ないのですが、思ったことを書かせていただきますので、ご了承ください。まず、こちらの舞台のキャストの方々は、米原幸佑さん以外は、お初です。米原さんの舞台・・いつぶりだろう・・。そんな感じですが、前半の遠目でもわかる顔の良さに、年月の流れを感じない安心感・・と思いきや、途中の長い長いセリフ・・・。俳優としての積み重ねが、容姿だけの薄っぺらい皮一枚の人ではないことが伝わり、改めに安心感。いや、感動。米原さんを観に行けてよかったー・・。で、こちらのあらすじ・・は、殺人を犯した若き男娼とその真実をさぐる刑事の取調室のやりとり・・で、不眠不休の36時間続いた取り調べのちの、犯人が告白する最後の一時間に語られた真実・・を描いた二時間弱の舞台。舞台は1967年のモントリオール。モントリオールオリンピックのあったあたりの時代背景で、世の中の治安が変わりつつある、いわゆる、貧困層で生き抜くために正当化とまではいかないけれど、それはそれとしてあった体を売る店が強制退去されて、社会の恥部を排除することでキレイな街・・をめざした・・人権が全ての人にいきわたってない時代背景の中で描かれた戯曲・・かな・・。愛されることを知らぬまま、生きるために体を売って生きる少年・・青年かな・・が、ほんとうの愛・・愛されることの喜びを知ると同時に、その未熟な心故に説明しがたい恐怖・・にさいなまれ、愛する人を愛し合う絶頂期に殺してしまう。手に入れたと同時に失うことの怖さ・・、今日を生きるために生きることしか知らない経験の未熟さ・・、無償の愛を知らない無知さ・・無垢な少年のままの心・・そのすべてが彼の中では説明のつかぬ感情となり・・初めて体だけでなく自分を愛してくれた、育ちも階級も違う彼を殺してしまう・・。その事件の真相をつきつめるために、翻弄される取り調べ官たち・・。こちらの舞台には、男娼の少年・イーヴが殺人まての経緯を語るのみで、クロードはでてきませんが、取り調べ官たちとのやりとりで、人物像が描かれます。とにかく、ほぼ・・イーヴの語り・・。主演の溝口さんの細くて華奢な体から・・そのパワー・・。圧倒されます。小さくなって膝を抱えたり、いすを逆さにして背もたれにして座ってみたり・・。とにかく、じっとしてなくて、でも、一つ一つのしぐさがかわいい・・。柔らかな高いトーンの声かと思えば、突然・・太く荒々しい声になって・・でも、またすぐに優しいトーンになったり・・。生きることだけに純粋な心のまま育った少年・・は、たぶん・・、翻弄したいわけではないけれど、教育されずに稚拙な感情のまま育った生い立ちゆえに・・、感情を言葉で表現するにはボキャブラリーの少なさで、夢心地に穏やかに語るときも、落ち着きなく、あちこちに移動し、突如、いらだち声を荒げたり、、狂気の叫びになったり。客を喜ばすことで生きてきた彼には、現実に起こしてしまった事件・・を、自分の心を・・・正しく伝え語るには難しく・・。そもそも、人に伝えることがニガテ・・刹那的に生きてきた少年・・青年・・のイメージでした。なにより、前半のイーヴの白いふわふわっでたっぷりとしたブラウスのゆるっとした感じと、取り調べ室の大きな窓に腰かけたときの外からぽわっとした白い日の光とのコントラストが、彼の美しさと幼さが強調されていて美しかったです。そして、イーヴの告白とともに、その窓の光が、濁った銅の鈍色に変わり、ラスト、告白を終え、記者たちの待つ扉を開けると、そこには人工的な光・・イーヴは、その光に吸い込まれていくように消える・・。あたりの演出が、イーヴの無垢ゆえの純粋の心の終わりを告げるような・・そんな印象でした。この時代設定の背景・・思い出すのは、リバー・フェニックスくんとキアヌ・リーヴスくんの出てた、映画・マイプライベートアイダホ・・を思い出すわけです。貧困ゆえに男娼として生きる少年と、富裕層でありながらも親に反発する男娼の少年・・の青春の一ページの話。この映画、こちらの作品のあとに見てみてはいかがでしょうか・・。
24Jun
- ミュージカル・マタ・ハリ
  本公演、三浦涼介さんを中心にチケットを取り、2パターンの組み合わせの舞台を見ました。まだ、本番は続きますので、あれこれは控えますが。この公演、2018年は、加藤和樹さんが、アルマン役だったんですね・・。見てみたかったーー。というか、今回のラドゥー役、年齢的な貫禄や存在感・・などなど、同じシナリオで、相対する役柄って、ファンにとっては、見応えあるでしょうね。加藤さんのアルマン役・・見たかったーー。さてさて・・私なりの感想なので・・ご了承ください。まず、ブリリアホール・・・、一つはA席しか取れず、三階席でした。音がちらかってしまい、ぼやけて聴こえて新しいホールなのに、もったいないなぁ・・と。席も・・ちょっと見ずらいです。席と席の隙間も狭く、長時間座っていると、ひざが痛くなります・・。つとはいえ、三階席からのマタ・ハリとアルマンの朝焼けのシーン、顔の高さがいい高さでしたが、アルマンがあの柵から落ちやしないか・とひやひやしながら見てました。もう一回は、一階席の右側の通路のところで、とんでもなく神席。こちらは、音もよく、衣装の細部まで見られて、感動でした。なによりも、生のオーケストラの臨場感・・ほんとに素敵。開演前の音合わせが鳴り始めたときの気持ちの高揚感・・。ワクワク感。期待感・・。たまりません。そして、とにかく・・オープニングの力強く歌うシーン・・・。ぐっと・・世界観に引き込まれます・。愛希さんのマタ・ハリは、美しい柳のようなしなやかな動きが、愛らしく・・。芯の強さはあれど、たおやかな女性的なイメージ。キュートな魅力と茶目っ気のある笑顔が、戦争下で強くあれと生きる男心をくすぐる・・そんな女性。対して、柚希さんは、青々した竹を細く割いて弓なりに曲げても、折れそうで折れない美しい曲線を描く、しなりのある動きが、力強く・・カッコいい・・。鼻っ柱の強い男勝りな魅力の向こうに隠された優しさが独特な色気となって、男性たちを翻弄するイメージ。姉御肌?存在そのもので魅了する迫力が、戦争で弱気になっているラドゥーとアルマンのツボをついたのでは・・なんて・私が見る限りでは、二人のマタハリのイメージは真逆な魅力を持っていました。そして、ラドゥーのイメージも全く逆。田代さんのラドゥーは、上流階級の中で育ったお坊ちゃま。国のためといいつつ、当然、出世欲もある保身の強い、自分が一番大事な小心者。対して、加藤さんのラドゥーは、遊びを知らないまじめ。上流階級であたりまえにエリートの道を歩んで、恋愛感情とは程遠く当たり前にキャサリンと結婚し、当たり前に野心もある男。ただ、二人とも・・、マタハリの美しさと、生き生きとした生きざまに触れ、心かき乱され、彼女に恋してしまう・・。彼女恋をした・・んじゃなくて、彼女の華やかで自由な生き方に、支配欲が生まれたんじゃないか・・なんて・・。そのキラキラと輝く彼女に愛され、純粋に全身で愛すことのできるアルマンに嫉妬した・・どうしようもなくかわいそうな男・・・。この役のイメージも、柚希さんと田代さん、愛希さんと加藤さん・・の組み合わせで、絡み方や感情の絡み合いの雰囲気が変わるんだろうなぁ・・と思うと、もっと見たかったです。三浦さんのアルマンは、戦争という過酷な逆らうことのできない運命の中で生きた一人のパイロット・・。一番、人間的な・・役どころで、抗うことのできない時代に翻弄されながらも、最後は意思を通す・・。この作品の中の救いなのかな・・もしかすると。柚希さんのマタハリのときのアルマンは、守ってあげたくなるようなかわいさがあり、愛希さんとのアルマンは、男性的な色気と男っぽさのある、その背中にドキッとして、母性本能くずられっぱなしで、DvDが出たら・・即買いです。今日の公演、ビデオ撮りしてたから、DvDでるといいなぁ・・。配信・・は、リアルタイムで見られないと・・見られないのかなぁ。。。東さん演じるアルマンも見たかったです。きっと、、また、イメージ違うんだろうなぁ・・。日曜日の配信・・見る予定です。あ、田代さんと三浦さんの一幕後半のシーンかな・・。見てたら、二人の・・スリル・ミーが見たくなったのは・・内緒・・。それにしても・・。マタ・ハリは・・宝塚てきには・・題材としては難しいのかなぁ・・。これ、宝塚でみたくなりました。その時は、ドイツの将校とラドゥーとアルマンの3人の話になるのかな・・。あ、三浦さんの軍服姿・・・。スタイルのよくてかっこよくて・・・。GIジョー・・・人形を思い出したんですけど・・・。このネタ、通じないですかね・・( ´艸｀)東京千秋楽、地方公演・・何事もなく、突っ走れますように・・。それにしても、ほんとーに・・久しぶりの三浦さんの舞台。見られてよかったーーーっ。次はなにかなぁ・・・。
29Apr
- OLD Maid JOKER
  先日、こちらの舞台を見に行きました。場所は、ご存じ、新宿Live村。久しぶりにキャパの小さいホール。コロナが大暴れした2020年は、全く行けなかった、劇場の入口にあるお地蔵さんに久しぶりに迎えられて、なんだかホっとしたような。ねじれた一年間の時空をまっすぐにしたような・・。そんな、気持ちで見たこちらの舞台。こちらものストーリーも、いくつもの時空を行きかう一人男のストーリーだったように思います。今回は、私自身の仕事の関係で、開演から少し遅れてしまい、じっくりと世界に浸ることができず、悔しい限りです。ただ、主演の田中聖さんの存在感の大きさに圧倒され、その渦の強い遠心力に惹き込まれながら演じるキャストのみなさんの熱演に圧倒され・・。ただ、ただ・・もう一公演見たかった・・との思いを残してしまった・・そんな感想です。この時期、会場を出るときも、席順で、すぐに出なければならず、パンフレットが買えてよかったです。そして、こちらに出演された真美鳳さんの演技力もさることながら、足の長さにも、圧倒されました。
14Apr
- 朗読劇・VIP
  先日、突如?出演の決まった徳山君を見に行ってきました。久しぶりの徳山君の舞台、あ、山猫以来・・・だから、そう離れてもいないですが。あっ、バースデー的な生配信もあったから、まあ、生の徳山君は、ネットの向こうでは見てます。でも、板の上の徳山君を見るのは、やっぱり待ち遠しく、嬉しい時間。配信は、ＬＩＶＥや舞台あっての・・配信。カーテンの向こうの一段高いところにいる方が、たまに下りてきてくれるからこその応援。私は、そう思います。夢を魅せてくれる場所は、一段高いところであってこその・・存在。なんて、前置きはさておき、朗読劇・ＶＩＰ。こちらの作品は、な、な、なんと・・ＢＬ原作。何ていうか、不意を突かれたような、徳山君がＢＬ作品に出るなんて・・思ってもみなかったので、ちょっとドキドキでした。役柄は今回は、全体の内容に一味印象つける・・スパイスのような存在でしたが。。。原作に、徳山君演じた宮原さんのスピンオフ作品があるそうで。次があるならば・・そちらの朗読劇があったらなぁーーーなんて。この作品、言葉の使い方が、ドキドキする文章で、好みのタイプです。BLが好きではない人には、この朗読はかなり、刺激的だったのでは。直接的な表現ではなく、湾曲したものの言い方、主軸の2人の距離を表わす表現が、じわじわと接近する、二人の空気感を嘗め回すような文章なんです。耳から入ってくる言葉が、全身をそーーーっと撫でまわしてくるような・・、文章に体を愛撫される・・そんな感覚の色気ある言葉の羅列。好きです・・。こーゆー文章。その昔、BLって言葉がなかった時代の耽美な文章が好きだった時代の人間には、なんとも・・しっくりとくる・・文体。たくみ君シリーズが好きな人は・・好きだと思う・・。この作品。原作・・読みたいと思いました。小説でも、コミックでも・・。そして、徳山君・・・、声のお仕事・・もあったら、いいよね・・・って感じの甘い声で、もっと、聴きたかった。今回は、バックに場面場面の写真があったりして、想像力逞しくなっちゃう・・感じで、映画とかドラマよりも、そそられる・・感じで、うーー・・スピンオフ・・見たい・・。朗読劇・・・って、やっぱり好きです。ホールは、場所は池袋からわかり易かったけど、ちょっと、入口がどこなのか・・迷ってしまいました。ゲームセンターのほうに行ってしまい、ど、どうやっていくの??なんて。今回のチケット、ダイヤモンドチケットなので、配信と・・特典・・これから、ゆっくりと見ようと思います。が、説明がよくわからなくて。これから、ゆっくりと研究したいと思います。アナログ世代にはデジタルは・・つらいっ。うれしいけどっ。そして久しぶりのお友達と・・朗読劇という、甘い甘いスイーツのあとの・・さらにスイーツ・・。おいしゅうございました。
31Mar
- Yellow⚡新感線　　月影花之丞大逆襲
  こいつらが本番に出るとは限らない！いや、ほんと・・それなっ。先日、やっとこさっとこ・・新感線の舞台を見に行けました。もう、四の五の言いません。よーーっ、待ってましたーーーーっ。そんな掛け声をかけたくなるような、とにかく・・・おじさん二人、あべサダさんと古田さんの掛け合いがたまらなくパワフルで、最高でした。新感線のオリジナルメンバーの女優陣のアイドルっぷりの歌に踊りに笑い。これが見たかったーーー。派手なアンサンブルもいない、必要最低限な人数でだからこそ・・底力を魅せてくれる・・昔のもう少し小さな規模でやっていた新感線のあの時代がよみがえったような・・・。まだ、公演は続くので、内容には触れませんが、くだらなさこそが、至福の贅沢・・。とにかく、深いことは考えずに楽しめる舞台です。わちゃわちゃとお祭り騒ぎで何が何だか笑いに笑って、だけど、要所、要所、心に残る言葉があって、じわーーーっと考えさせられる芯の部分があって。ずっと続けてきた重みと深みがあって。ハチャメチャな中にぶれない光があって・・。思い出すのは、この間見てきた映画、アニメの銀魂のような世界観・・。このコロナの時期、朝のニュースで、なくてもよいと思ったことベスト10てコーナーであがったのが、外食、卒業式、通勤、通学、メイク道具、洋服・・などなど、華美なもの、日常生活には無用なもの、なくてもいい行事、伝統的なしきたり、人との関わり・・が選出されていて、必要不可欠ではないけど、でも、これがなくなったら・・日々生きてることが味気ないよなぁ・・って、私的には思ってしまうランキング。自然とね・・しばらくは、質実剛健的な・・時代がくるのかなぁ・・と。そんな中、煌びやかな世界は、生き残るために、ふるいにかけられているのかもしれない・・・。次の展開・・。新しいあり方。withコロナ・・が、味方になるように・・世界がステップアップされるといいなぁ・・。そんなわけで、ブリリアホールは、今回初めて行きましたが、駅から近くて、劇場前の広場は広々としていて、また、行きたいと思いました。トイレも入口と出口があってよかったです。たまたま前を通ったイケバスをぱしゃりっ。乗りたい・・・これっ。顔がかわいい。そして、初バター珈琲。おいしかったっけど、飲みやすくて、がぶがぶ飲んでしまいそうで・・怖い・・。あっ、あべサダさんの舞台、一度見てみたかったので、ほんと・・これ見てよかったです。とにかく、いろいろで、面白くて、最高でしたっ。