本日、見たい、見たいと思いつつ、チケットを取るか悩んでいた劇団☆新感線の舞台、狐晴明九尾狩をライブビューイングで観覧しました。

この場合、観劇・・って言葉が妥当なのか・・な?

 

ライブビューイングも、新感線の華やかな衣装と、ゲキ×シネを見越しているであろう凝った映像の演出で、お見事・・というしかない演出で、見たいところが見られて楽しいです。

いや、もちろん、映像で、開演を待つ会場の客席の熱気が見えると、あーー・・やっぱり、生で舞台見たい・・ってなりますが・・。

 

でも、とにかく、役者さん一人一人の表情がアップで見られて、妙な気負いがないので、冷静に内容を追えて、物語が頭に入ってきます。それに、やっぱり・・あの・・新感線のオープニングのドド、ドン・・ドド・ドン・・てヘビィな金属音が鳴り出すと、背筋にすーーっと何かが走り、頭がきゅーーーっんとしびれるんですけども・・。一瞬、脳梗塞でも起こしたか?って感じの脳のしびれ・・が・・走るんですけどね・・。

 

相変わらずの新感線の老舗メンバーのオンパレードは、帰ってきた―って、叫びたくなりました。

 

中村倫也さんのどことなくかわいらしさのある晴明、向井理さんの白の衣装に身を包んだ美しさ・・と、後半の壮絶な凄み・・、映画リスタートはさよならのあとで・・で見た、素朴な感じの青年だった人?って目を疑うほどカッコよくて細身だけど豪快なお馬鹿ッな感じの竜星涼さん・・・。そして、ほんーーとにかわいい・・・吉岡里帆さん。少年のような無邪気さの早乙女友貴さん。悩む正統派な浅利陽介さん・・。

 

いやー、まだ、公演は続きますので、ネタバレはできませんが、とにかく・・・よかった。

やっぱり、私は、右近さんが大好きです。彼のキレッキレでぷりっぷりっな感じ。好きだっ。

 

衣装も豪華、豪華・・。一着一着、手に取ってそばで見たくなるほどの刺繍のほどこされた上物・・・は、重そうだけど、役者のみなさんが踵を返すたびに、ふわっと翻るそのラインがすてきで、ライブビューイング様様・・でした。

 

そして、最後の一冊だった。。。。これっパンフ。開演5分前に、トイレから戻った友人にあと一冊だったよーーと言われ、慌てて、買いに行きました。これも、映画館のなせる業・・。実際の会場だったら、五分前に買いに行けませんて・・。

 

そろそろ、終活に向けて断捨離しなきゃいけないお年頃なので、できるだけ・・グッズは増やしたくないのですが、パンフだけは・・集めちゃうよね・・。なんなら、戯曲本も・・ほしい・・・。

 

それにしても、2000円で、このクオリティ。頭が下がります。パンフも、舞台の内容のわりには無駄に高いだけで、欲しくないけど、お布施代わりに、おひねり代わり仕方ない・・ってのも、たまに・・ありますが・・。

新感線のパンフは・・ほんと・・買ってよかった・・って毎回思います。

キャストのインタビューもありますが、作品に対する豆知識的な歴史が載っているのは、家に帰ってからもう一度作品を頭の中で味わえて、脚本家さんをはじめ、舞台を作り上げた方々の作品I愛を感じます。だから、心に残るんだよね・・。

 

作品ありきの役者さんの存在感・・。役者の人気で作品を盛り上げるのではなく、作品そのものの魅力を最大限に引き出す役者さんの力量・・が、感動につながるんです。

次もこの役者さんの作品が見てみたい・・ってなるんです。

ツイッターをフォローしたり、情報が欲しくなるんですっ。

 

俳優、役者としての魅力は、役を作りこみ、作品の中で生き、板の上で最大限に引き出し、物語に世界に、四の五の言わせず誘ってくれてこそで、・・その力量が人気につながるんだと思います。

それは、たぶん、フォロワーもしくは、役者のチケット売り上げと正比例するのだと思う。

これからは、どんな舞台であれ、配信ありきが多くなるでしょうから、全国どこにいても見る機会ができると思う。お値段もお手頃価格で見られるので、観劇できる人は増えるだろうから、ある意味、チャンスなんじゃないかと思います。観客もチャンス。エンターティメント側もチャンス。役者も・・チャンス。

 

だから、これからは、コロナ禍も、ピンチだけど・・チャンスなんだと思う。

 

これ、あれですよ・・。晴明と利風の2人の感じが・・いいっ。も少し・・距離感が縮まってる感あってもよいなぁ・・なんて。でも、いいっ。この感じっ。

やっぱり・・舞台で・・見たい・・・。チケット取れないかなぁ・・。

 

そして、緊急事態宣言解除・・ってわけで、帰りに、久しぶりの友人との会食・・。もちろん、食べるとき以外はマスクしてましたー。あ、ワクチンも二回・・終わってます。

久しぶりのお店で食べるパスタは・・おいしかった・・。

 

やっぱり、観劇のあとの友人との語らいは・・・楽しいです。好きな事を語れる友人がいて、お互いの感想を言ったり、内容の再確認をしたり・・、解釈違いをみつけたり・・。いや、他愛もない馬鹿話ができる・・楽しみ。

 

おかしなことだけど、やっと・・居場所に帰ってきた・・そんな感じ。

 

何事もなく、この公演も最後まで走り抜けますように。

 

次は・・たぶん・・蜘蛛女のキス・・に行けそうです。楽しみーっ。