穴と橋とあれやらこれやら -339ページ目

穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

2019年4月28日、平成最後の遊撃@紀伊半島の2日目。この日のネタで記事にしているのは、加財バス停のみ。つまり、まともな記事は初めてってことだ。

 

 

時刻は6時56分。

ここは奈良県道735号龍神十津川線・十津川村出谷地内。場所コチラ

 

なぜにこんなところに停まってるのかねキミぃ?

 

 

 

 

 

 

実はここ、地図で見て気になっていたところだったのだ。

この赤丸のとこなんだが、点線表記道が上湯川を渡っている。

 

ここにどんな橋が架かっているのか確かめるために…まあ吊り橋だったらいいなあ、という期待、いや予測を持って停まったのだが…

 

 

 

 

 

目指す場所にあったのは、

「お知らせ ここから川へおりられます 十津川村漁業」。

 

素敵な予感しかしない看板が。これは期待できる…。

 

 

 

 

 

 

で、確かにあった。

川へと降りていく細道が。

 

うむ、吊り橋フラグが立ちまくってきた(笑)。そう思った。

 

 

 

 

 

 

しかし、2分後に見えてきたものは…

屋根。

 

普通ならば水神かなにかの祠か?と思われる状況だが、実際に思ったことは違った。

 

 

「マジか?あれ本物じゃないのか!?」

 

 

 

 

 

ドキドキしながら降りてみれば…

キタコレ。

 

 

 

 

 

 

予感的中。

これは野猿(やえん)だ。しかもガチの。

 

野猿、ご存じだろうか。解説は十津川村観光協会のこのページを参照いただきたいが、実はここに来る途中に、上記のHPにも掲載されている観光用の野猿があるのを見つけ、見学してきたばかりだったのだ。なので、上からこの屋根を見つけた瞬間に、「ガチ野猿だ!」とときめいたのだった。

 

HPにあるように、もともと野猿は交通手段あるいは輸送手段として永らく村民の生活を支えてきたインフラ設備。「ガチ野猿」とはすなわち「観光用じゃないやつ」という意味であり、この野猿はまさにそれだ。

おそらくは山仕事用?あるいは県道にあった看板に「漁業」の文字があったことを考えると、川魚を獲る場所へ行くためのものとか?

 

 

 

 

 

 

「人力ロープウェイ」とはよく言ったもので、

 

 

 

 

 

 

そのアンカーは野猿本体のすぐ背後。

固定されたメインケーブルと…滑車?

 

 

 

 

 

 

メインケーブルは

左右の柱(滑車内蔵)を貫通して対岸へ延びている。

 

手前左の柱に結わえられているものと野猿内をスルーして対岸へ延びているものが、滑車から延びているケーブルである。

 

 

 

 

 

 

この野猿内のケーブルを手でたぐることで、

野猿を動かすわけだ。

 

板は薄そうだが、人ひとり乗るには十分な感じ。うん、これ完全に一人乗りですな。なんか、座布団敷いて正座で乗りたい感(笑)。

 

 

 

 

 

 

屋根はこのように、

更新されてさほど経たない感じの真新しさ。完全に現役の野猿だ。

 

 

 

 

 

 

 

いや、実際のところ、

これに乗って対岸へ往復するかどうか、マジで悩んだ。

 

悩んだが、ここは自重した。全く乗ったことないのにいらんことして好ましからぬ事態を招くリスクは冒せなかった。とは言え、たぶんソロじゃなければ、乗ってたかと思う。

 

 

 

うーん、こういうすぐに「ブレーキをかけるとこ」がわたくしの限界であり、またある意味イイ部分でもあると思うのよ。自称慎重派なのでね…(笑)。

 

 

 

 

 

実際の利用者以外でこの野猿を見つける人間は、

きっとおかしい人だ。言うなれば変態だ。

 

 

変態でよかった、わたくし(笑)。

 

 

 

 

 

以上。

 

 

*テーマ分類に困るが、一応道路橋・橋梁にしとこう。

 

 

 

【水路橋篇】より続く。

 

 

 

谷底よりよじ登って、

 

 

 

 

 

 

対岸へと復帰。久々に、現在地コチラ

上から見ると、橋の様子はやっぱりよくわからない。

 

 

 

 

 

 

橋上の様子も見てみたいので、ちょこっとだけ。

もちろんあのヤバさを見てるので、これ以上は踏み出さない。

 

 

 

 

 

 

箱桁には、


かつて板が渡されていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

これらの板きれは 

その名残ではないかと。

 

 

 

 

 

 

いや、だから渡ってませんよ?

ほんと、やめたほうがいいと思う。

 

 

 

 

 

さて、進軍を再開しよう。

こっからは川側の木立が伐採されているので見晴らしが良くなった…つうか、並走するR367から丸見えになった(笑)。

 

 

 

 

 

 

そして…

障害物がグンと増えた。

 

 

 

 

 

 

これをクリアした少し先に、

このような橋と分岐があった(これは振り返って撮影)。

 

帰りに辿ってみたが、道は不明瞭になり、この上にある某学校法人施設の敷地で消えていた。おそらくは施設ができる前からの作業道か何かじゃないだろうか。

 

 

 

 

 

 

で、この分岐のチョイ先で

ぐへ(吐

やる気を削ぐには十分な、うざい障害物どもが行く手を阻む。

 

 

 

 

 

その先もまた。

ああぁイヤんなってきた。ヤメよう。

 

この先ずっと進んでも、どうせ車へ帰らないといけない。じゃあこのあたりで切り上げて、残りは反対側から攻めよう。

 

…別日に(笑)。

今日はもういいや。変に満足してしまった。

 

 

 

つうわけで、ここから先は未踏。お察しの通り、まだ残りはやっつけてない(笑)。まあそのうちね。

 

 

 

 

 

 

 

撤退地点で見下ろす、

高野川とR367。

 

高野川との比高はまだまだある。取水堰堤の位置はおおよそわかっているが、まだ距離はある。やっぱここでの撤退は正解だ。むこうにダホンちゃんでもデポしてあれば、無理しても行ったかもな~。

 

ちなみに対岸に見える赤い車は、ノートさんではない(笑)。

 

 

 

 

撤収。

 

 

 

 

この後は同じ八瀬の地で、これもやってみたかったことを実行したが、これはまた別の機会に。

 

 

以上、完結。

 

 

 

 

 

今記事に全然関係ないですが、前記事「これの名前、知ってますか?」の答えが判明しましたので、当該記事末尾に追記しております。よろしければどうぞ~。コメントいただいた皆様ありがとうございました~。

 

 

【前回】より続く。

 

 

 

遠望したのは、間違いなく水路橋。先ほどのとは違って箱型のやつだ。

 

 

 

 

 

 

接近してみると、

倒木やらなんやらで、橋上はエライことになっていた。

 

 

 

 

 

 

 

なので、まずはサイドから観察。

遠望した通り箱型の水路橋で、H鋼の桁に載せられている。二径間だが、橋脚はヒョロヒョロであくまで補助程度?H鋼が主に荷重を受け持っているように見える。

 

 

 

 

 

 

 

その重要なH鋼、

この写真を撮った時には気づいてなかったのだが、なかなかの状態だった。それはもう少し後で。

 

 

 

 

 

 

 

下から観察したかったので、そのまま谷へと降りた。

上流側には、なかなか年季の入った感じの石積み堰堤があった。発電所と関連があるのかどうかは不明。

 

 

 

 

 

 

で、向き直れば水路橋…なんやけど、

植生がうるさくてイマイチ全貌がきれいに収まらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

なので、もっと接近…してみて、初めて気づいた。

H鋼、朽ちきってスッカスカやん(瀧汗)。

これぞまさにリアル骨粗鬆症。鉄骨のはずが、鬆(す)が入って穴だらけ、H鋼を通して光が見えまくってるし。やッば。渡らなくてよかった…。
 

 

 

 

 

 

続いて見上げる、こちら発電所側。

堅牢な石積み橋台。1899(明治32)年着工という年代を考えれば、ここは煉瓦橋台を期待したかったが、まあこれも素晴らしい。

 

あのあたりのH鋼、いっちゃんヤバイな~。

 

 

 

 

 

 

 

こちら取水側。

このヒョロイ橋脚も気になるよなあ。よく見ると最上部、H鋼との接点と

 

 

 

 

 

 

 

下部については、

コンクリートで巻かれている。これらは後年の後付け補修なんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

真下より。

この規模の水路橋なら、橋脚ってこの程度でよいもんだったのね。

 

 

 

 

 

 

古レール製だったらアツイのにな~とか思っていたが、

普通のL字鋼だった。まあそんなもんだわね。

 

 

 

 

 

 

で、この橋脚もまた、

ヤベえ状態(汗)。

 

発電所廃止後53年(探索時)、さすがに一切の保守がなされなくなれば、まあこうなるか、という状態。これを見れば、上にある箱型水路の状態も推して知るべし。この橋の渡橋はおススメしない…つうか、やめたほうがいい。

 

 

 

 

 

 

下流側からの、ベストショット。

一番良く全体を捉えた写真かと思う。小ぶりに見えた橋脚基部のコンクリ巻き、下から見るとこんなにデカかったっていうね。

 

 

 

さて、取水側に這い上がらないといけないが。

 

 

 

 

【次回】に続く。

 

 

 

 

 

 

 

【前回】より続く。

 

 

 

 

 

脱線は終了。

ようやく本題の、高野発電所導水路遡上を再開。

 

 

 

 

 

 

 

今からは、

この水路橋の先へと進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

渡って振り返ったこの景で、

ようやく水路橋であることがよくわかる。

 

 

 

 

 

 

 

上二枚の写真でわかるように、

 

この場所から余水吐き?が分岐しており、

先ほど渡った名称不明の滝に落ちていて、

 

 

 

 

 

 

 

さらにその谷が流れ込むのは、

高野川。発電所名にもなっている一級河川である。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、

この高野川に沿った道行きとなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水路橋から歩くこと8分ほど、

ここにも余水吐き?が設けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

コンクリ桁で跨ぐ余水吐き。

板を差し込むスリットが切られている。

 

 

 

 

 

 

 

引いてみると、こう。

こうして見ると、余水吐き開口部は導水路のほぼ底面まで達している。ここを解放すれば水は全面的にダダ漏れになるので、基本的には閉鎖されていたんだろうと思う。

 

 

 

 

 

しかしこれ、

絶対余水吐きじゃなくて違う名称があるよなあ。オノレの無知を痛感するこんな時(笑)。

 

 

 

 

 

 

ここを後にして、

さらに進軍。

 

 

 

 

 

 

わずか2分で、

何か見えてきた。

 

 

 

 

 

 

どういうものがあるのか全然知らずに来た。

 

ゆえにまっさらで何を期待していいかわからなかったのだが、

アレは見るからに、いいものだ。

 

 

 

 

【次回】に続く。

 

 

 

 

 

 

 

よんどころなき事情により、更新が滞っております。

 

今夜も別ネタでお茶を濁しますが、その前に。前回記事「2号橋梁&3号架道橋」の末尾に追記を行いましたので、よろしければご覧あれ。

 

 

 

 

 

さて、小ネタというか、クイズというか。

 

こういうの、見たことありますか?

お寺でたまに見かけるやつなんですが。

 

 

 

 

 

そうそう、

この部分、手で回せるんですよ。

 

 

 

 

 

 

さて、これの名前、なんていうかどなたかご存知ですか?

 

 

 

これが長年の疑問で、つい先日たまたま答えを知って嬉しかったんですが、数日たって忘れてしまいまして…おじいちゃんやん(爆)。確か、「ナントカ車」やった気がするんやけど…。

 

 

 

つうわけで、博識な方からのご教示を期待しております。

 

 

 

 

 

《2020年1月18日追記》

皆様よりいろいろご教示いただきまして、恥ずかしながら初めて「マニ車(摩尼車)」なるモノ・言葉を知りました。ありがとうございました。

しかしながら、なんかわたくしが見た答えと違う…とモヤモヤが止まらず、再度調べてみました(「お寺 手で回す 石」で検索・笑)。そして、答えが判明しました!

 

答えは「後生車」(ごしょぐるま)」でした。

 

別名として「菩提車」「地蔵車」「輪廻塔」など様々な通り名を持つらしく、念仏を唱えながら石の車輪を上に回すと現世の願い、下に回すと後世の願いが叶うと言われているようです。

おろろn教授に教えていただいた「天気輪」は確かに宮沢賢治の創作らしいのですが、着想はこの後生車から得たものと言われているとか(諸説あり・笑)。で、この後生車のルーツが、皆様より教えていただいたチベットの「マニ車」であるようです。

 

 

わたくしの覚えている限りでは、京都市東山区の六波羅蜜寺と滋賀県長浜市・竹生島の宝厳寺に存在しているのはハッキリしてるのですが(この記事のは宝厳寺のもの)、他でも何度か見かけたことはあると思うのです。ただ、決してどこにでもあるような感じではないですな。皆さんは見たことありますか?

 

 

いや~スッキリしました。皆様、ありがとうございました。