2019年4月28日、平成最後の遊撃@紀伊半島の2日目。この日のネタで記事にしているのは、加財バス停のみ。つまり、まともな記事は初めてってことだ。
時刻は6時56分。
ここは奈良県道735号龍神十津川線・十津川村出谷地内。場所コチラ。
なぜにこんなところに停まってるのかねキミぃ?
実はここ、地図で見て気になっていたところだったのだ。
この赤丸のとこなんだが、点線表記道が上湯川を渡っている。
ここにどんな橋が架かっているのか確かめるために…まあ吊り橋だったらいいなあ、という期待、いや予測を持って停まったのだが…
目指す場所にあったのは、
「お知らせ ここから川へおりられます 十津川村漁業」。
素敵な予感しかしない看板が。これは期待できる…。
で、確かにあった。
川へと降りていく細道が。
うむ、吊り橋フラグが立ちまくってきた(笑)。そう思った。
しかし、2分後に見えてきたものは…
屋根。
普通ならば水神かなにかの祠か?と思われる状況だが、実際に思ったことは違った。
「マジか?あれ本物じゃないのか!?」
ドキドキしながら降りてみれば…
キタコレ。
予感的中。
これは野猿(やえん)だ。しかもガチの。
野猿、ご存じだろうか。解説は十津川村観光協会のこのページを参照いただきたいが、実はここに来る途中に、上記のHPにも掲載されている観光用の野猿があるのを見つけ、見学してきたばかりだったのだ。なので、上からこの屋根を見つけた瞬間に、「ガチ野猿だ!」とときめいたのだった。
HPにあるように、もともと野猿は交通手段あるいは輸送手段として永らく村民の生活を支えてきたインフラ設備。「ガチ野猿」とはすなわち「観光用じゃないやつ」という意味であり、この野猿はまさにそれだ。
おそらくは山仕事用?あるいは県道にあった看板に「漁業」の文字があったことを考えると、川魚を獲る場所へ行くためのものとか?
「人力ロープウェイ」とはよく言ったもので、
そのアンカーは野猿本体のすぐ背後。
固定されたメインケーブルと…滑車?
メインケーブルは
左右の柱(滑車内蔵)を貫通して対岸へ延びている。
手前左の柱に結わえられているものと野猿内をスルーして対岸へ延びているものが、滑車から延びているケーブルである。
この野猿内のケーブルを手でたぐることで、
野猿を動かすわけだ。
板は薄そうだが、人ひとり乗るには十分な感じ。うん、これ完全に一人乗りですな。なんか、座布団敷いて正座で乗りたい感(笑)。
屋根はこのように、
更新されてさほど経たない感じの真新しさ。完全に現役の野猿だ。
いや、実際のところ、
これに乗って対岸へ往復するかどうか、マジで悩んだ。
悩んだが、ここは自重した。全く乗ったことないのにいらんことして好ましからぬ事態を招くリスクは冒せなかった。とは言え、たぶんソロじゃなければ、乗ってたかと思う。
うーん、こういうすぐに「ブレーキをかけるとこ」がわたくしの限界であり、またある意味イイ部分でもあると思うのよ。自称慎重派なのでね…(笑)。
実際の利用者以外でこの野猿を見つける人間は、
きっとおかしい人だ。言うなれば変態だ。
変態でよかった、わたくし(笑)。
以上。
*テーマ分類に困るが、一応道路橋・橋梁にしとこう。













