2023年7月9日、第二次大分県探索二日目。大雨警報下の国東半島徘徊の中盤に訪ねた、けしからん物件をご紹介。10年以上前に初めて知って以来、ずっと気になってた物件だった。この日のネタで記事にしているのは、序盤の川部橋と第2循環隧道、ラストの掛樋隧道。
国道213号から海へ向かって下り、内迫の集落を抜け、
内迫漁港のどん詰まりへ。
ここに車を停めた。
現在地こちら。ちなみにこの場所で後ほど心ざわつく体験をすることになる。それについては最後にね。
さて、こんなとこにアレが?とにわかには信じがたいが、
もう見えちゃってんのよなあ。
まずは年季の入った堤防に立てかけられた木製はしごで…って、
カニさんおった~。
カニさんに挨拶しながら堤防上へ。
左を向けば、この景。
そして~、右向け右!
イヤイヤイヤイヤ…たまりませんなこれは。紛うことなき、人道サイズの隧道だ。
さて、この物件を初めて知ったのは、たぶん2012年夏。仕事の加減で第一次の大分県探索が実行できそうだとなった時に、色々調べまくった中でのことだったと思う。結局その時はこっち方面には来なかったのでそれっきりだったが。
知ったのは、最初に本件を世に知らしめたてっく氏のサイト「この道を行けば」を拝見していて。なんとこの内迫にご実家があるという氏のレポを読めば、ほぼこの隧道のことは知れる。
後篇最後に貼らせていただくリンクでご覧いただければ一目瞭然だが、本記事で書く「主観以外の情報」は、すべて氏の記事から得たものだし、この国東遠征全体でも改めて全面的に参考にさせていただいた。併せて心より御礼申し上げる。
そういえばてっく氏、ヤフーブログ時代に丸塚隧道の記事の時にリンク許可をメールでお願いして快諾の返信をいただいたことあったなあ。長く更新がないけど、お元気にしてらっしゃるだろうか。
さて、隧道だ。
見にくいが、降りるところにはちゃんと階段が設えられていた。
あと余談ながら、この先はフナムシの巣窟だった。こういう立地の隧道あるあるだが、あれなかなかグロいのよねえ…ザザザー!って黒い大群が…まあこっちに向かってくるんじゃなくて逃げてくれるからマシなんだが。
そうそう、改めて立地の確認だが、
コレモンですわ。
なんだこの隧道!?ってなりますわな。なんのために掘ったんだ?って。まあその辺も後篇にて(全部受け売りだけど)。
隧道は、
これたぶん礫岩って呼ぶのだと思うが、独特なテイスト。国東はじめ、大分では何度か目にした類いのものだった。
その洞内は…
うわーなんか凄い!
【後篇】に続く。