2019年4月27日、平成最後の遊撃@紀伊半島の初日。この日のネタで記事にしているのは、貴婦人とゆめさきとんねる、ゆめみるとんねる、九度山町道44号線、下筒香の廃管橋、昭和のスリー・シックスティ、旧・狼橋。
今宵ご紹介するのは、下筒香の廃管橋に出会う少し前に訪ねた隧道。
ここは国道371号、橋本市北宿地内。
R371…紀伊半島にはR425という酷道界の大御所が存在しているために目立たないが、これまたなかなかの酷な道なのであって。
起点である河内長野市からだと、和歌山県に入って紀ノ川を渡ってからが「最初の酷道パート」となるのだが、
そんな区間に存在するこの隧道が本日のお題。現在地こちら。
近年改修(補修)が入ったっぽく、ガッチリとコンクリで固められていた。
ポータル向かって右半分には、
石積みっぽい線があしらわれた仕様。これもオリジナルかどうかはわからないが。
現地には扁額も銘板もないが、お名前は河合隧道。Q地図様によれば1934(昭和9)年完成とのことで、そこそこの古洞である。
内部は、
素掘りのモルタル覆工。
振り返って、鉄板の構図もどき。
急カーブで進入する悪線形がステキだ。
では、車で抜ける。
ちなみに延長は、61.9mとのこと。
そしてこちら、
南側のポータル。おおむね似たようなご面相。
最後に、こちらも鉄板の構図を。
ああ、久しぶりにこういう道を心ゆくまで走りたいなあ…。
以上。