【2】より続く。
周辺の散策は終わった。
そろそろ戻ろうと思うが…
コレが難儀だった。
【2】で書いたとおり、穴から此岸へ渡ってくるのにも、けっこう苦労した。
やはりこうして見るとチョロく見えるのだが、最後のワンステップが絶妙な距離なのよね~。1m60cmくらい。
勢いつけてジャンプすりゃ届くは届くのだが、着地先が苔むした岩の斜面、もしくはあの取水ポンプ(?)の鋼製フレーム。しかも履いてるのは、底が濡れたスニーカーと来たもんだ。
いずれ、身体能力に乏しくドンクサいわたくしの脳内シミュレーションでは、滑ってケガ、あるいは水にドボン!しか結末が見えなかった(笑)。
さっきの道を歩いても車へは戻れるけど、15分程も歩かにゃあならないし、さすがにそれはめんどくさい。
むうぅ…。
…。
行きと同じく、何事もなかったかのように穴へと戻る(笑)。今は何も聞かないで…(笑)。
なぜなら、降りるときにもまた、
集中せにゃあいけませんからね!
しかしまあ、
強烈な穴やったなあ、コイツは。
これまた、
佳景なり。
今さらだが、川の名は古座川。古座川と立会川の間は岩峰ひとつで隔たっており、そこをショートカットする余水吐き隧道がこの穴だったわけだが、洞内を伝わせたパイプから見て、用途がそれだけとは思えない。
が、正直それは個人的にさほど興味がない(笑)。
わしゃあ、穴が欲しいんじゃあ!!(このフレーズ久しぶりだ~)
振り返って、
この極道な穴にお別れを。楽しませてもらった!
以前からのお客様はご存知だろうが、拙ブログは「自称・階段隧道のパイオニア」(爆)である。いや、実はそもそもそんなジャンルもないんだけれども(笑)。
そんな嬉しさのあまり、乾かしながら携帯からこの記事を投下した。
…乾かしながら?
ああ、そうさ、そうともさ!
立会川渡渉を何度シミュレートしても成功が見えなかったわたくしが採った方法は…「普通に歩いて渡る」だった(爆)。
当然、スニーカーとソックスは轟沈。
衝動的な行動の最終的なツケを支払ったお写真をもちまして、〆と致しまする。
以上、完結。