一雨の水路隧道 【3】 (和歌山県東牟婁郡古座川町一雨) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【2】より続く。
 
 
 
周辺の散策は終わった。
 
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そろそろ戻ろうと思うが…
 
コレが難儀だった。
 
 
 
 
【2】で書いたとおり、穴から此岸へ渡ってくるのにも、けっこう苦労した。
 
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やはりこうして見るとチョロく見えるのだが、最後のワンステップが絶妙な距離なのよね~。1m60cmくらい。
 
勢いつけてジャンプすりゃ届くは届くのだが、着地先が苔むした岩の斜面、もしくはあの取水ポンプ(?)の鋼製フレーム。しかも履いてるのは、底が濡れたスニーカーと来たもんだ。
 
いずれ、身体能力に乏しくドンクサいわたくしの脳内シミュレーションでは、滑ってケガ、あるいは水にドボン!しか結末が見えなかった(笑)。
 
 
さっきの道を歩いても車へは戻れるけど、15分程も歩かにゃあならないし、さすがにそれはめんどくさい。
 
 
むうぅ…。
 
 
 
 
 
…。
 
 
 
 
 
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行きと同じく、何事もなかったかのように穴へと戻る(笑)。今は何も聞かないで…(笑)。
 
 
 
 
なぜなら、降りるときにもまた、
 
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集中せにゃあいけませんからね!
 
 
 
 
しかしまあ、
 
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強烈な穴やったなあ、コイツは。
 
 
 
 
 
これまた、
 
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佳景なり。
 
今さらだが、川の名は古座川。古座川と立会川の間は岩峰ひとつで隔たっており、そこをショートカットする余水吐き隧道がこの穴だったわけだが、洞内を伝わせたパイプから見て、用途がそれだけとは思えない。
 
 
が、正直それは個人的にさほど興味がない(笑)。
 
 
 
わしゃあ、穴が欲しいんじゃあ!!(このフレーズ久しぶりだ~)
 
 
 
振り返って、
 
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この極道な穴にお別れを。楽しませてもらった!
 
 
 
 

 
 
 
以前からのお客様はご存知だろうが、拙ブログは「自称・階段隧道のパイオニア」(爆)である。いや、実はそもそもそんなジャンルもないんだけれども(笑)。
 
これまで記事にしてきた順に、ニコイトンネル住吉隧道古虎渓の階段暗渠、そして龍宮窟の階段隧道そのレアさを考えれば、まあまあのレパートリーでしょうが(笑)。
 
そんな嬉しさのあまり、乾かしながら携帯からこの記事を投下した。
 
 
 
 
 
かしながら?
 
 
 
 
 
ああ、そうさ、そうともさ!
 
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立会川渡渉を何度シミュレートしても成功が見えなかったわたくしが採った方法は…「普通に歩いて渡る」だった(爆)。
 
 
当然、スニーカーとソックスは轟沈。
 
 
衝動的な行動の最終的なツケを支払ったお写真をもちまして、〆と致しまする。
 
 
 
 
以上、完結。