2010年9月14日、初めての鎌倉探訪。この日のことを記事にするのはコレが最初かな~。想像以上のレンコン町ぶりにいたく感激したこの日、序盤に訪ねたのが今回ご紹介するこの隧道。住所的にはお隣の逗子市だが、ここで自分史上初めてのアレに出会ったのでありました。
ブツはこちら。
狭い。急。そして曲がりくねってる!
車で登ったら楽しそう(笑)。この斜度、伝わりますかね?
ここは国道134号線から分かれて小坪海岸トンネルわきの細道をさらに分け入り、その突き当たり近くから2回左折を繰り返すという、なかなかの到達困難地。
本日はレンタサイクルで廻っているが、もうゼーハーゼーハー状態。たまらず坂の途中でチャリは待機(笑)。
車はココまで。そしてその奥に…
その奥に…。
穴。しかも角度がなんかおかしい。
明らかに仰角。コレはつまりアレだ、
自分史上初、階段隧道との出会い。
おおおおーこんなん出ましたーー!!
初めて出会った階段隧道。勾配はどのくらいだろうか?よく見ていただきたいのが、段差部分の右端。軽くコンクリートを盛ることで、自転車などを押しやすいよう心配りがなされている。洞内は全面的に波型ライナープレートで巻かれているが、その外は素掘りだろう。いや、ビジュアル的に。
てことで、フライングしてしまったが、海側の外観。
岩をズコーン!とぶち抜いて穿たれていて、いわゆるポータルは存在しない。けどなんと扁額が設置されているじゃあーりませんか(古)。
「住吉隧道」。
この隧道、実は「トンネルリスト」でおなじみ「平成16年度道路施設現況調査」にも記載されており、スペックは延長24m、幅員1・8m、有効高2・1m。だが、建設年次については残念ながら不明となっている。もしかしてオリジナルはかなり古かったりするのだろうか?
ここで振り返ると、
さあ、抜けた先には、一体何があるのか!?
抜けた先には、
人家が。そして大型バイクらしきものが。
海側から、国道134号線の飯島トンネルや旧道の小坪隧道が貫く谷地に出てきたわけだが、この斜面にも人家が。そして気づいたのだが…
地図読みでは、この先小坪隧道近くへ降りる細道は階段表記になっているので、おそらくは大型バイクなんぞ無理だろう。てことは、この大型バイク(らしきもの)、住吉隧道を通らずして外界へは出られないはず。行き帰りはあの段差をスロットル・コントロールしながらばうんばうん、と越えてらっしゃるのだろうか?それともまさか…あのお手盛りコンクリを利用されてるのだろうか(爆)。いずれにせよコレは珍百景モノの光景ではなかろか?見てみたい~!…って、お住まいの方申し訳ございません…。
さらにもうひとつ気づいたのだが、予告篇へいただいたけんさんからのコメントで、階段じゃなく怪談?みたいなネタふりに、イヤ~そんなんないですよ~とか返していたが。…よく考えると、今この画像の背後眼下あたりにある小坪隧道といえば、超メジャーな化けトン、いわゆる心霊スポットトンネルじゃないの~!偶然とはいえ、ちょっとゾクッと(笑)。
最後に、山側の外観。
人知れずこんなとこに面白ネタが転がってるとはね~!マイナーやと思うけど、以上我が初めての階段隧道との出会いでした。
まあ、この約1年半後、2例目の階段隧道に出会うわけだが、あまりにココとはケタ違いすぎて、しばらくここのことを忘れてた(爆)。
以上、完結。