【前回】より続く。
コンクリ巻き立てはすぐに終了。DAiNさんのご指摘通り、サイズ的には富山県の栃折隧道くらいだが、一つ違うのが…もう見えているが…この勾配だ。
巻き立て終了部で振り返ると、こんな感じ。ほんと、似てるなあ栃折隧道に。
コンクリートはまだまだ堅牢で不安感はない。思えばこの辺りが、ニコイの廃ランドにおける数少ない息抜きポイントと言えるかも知れない。
なにしろ「不安のるつぼ」やし…(汗)
ちなみにこの日(いつもやけど)、手持ちの照明は300ルーメンのマグライト。コイツでこの魔窟に挑む!雰囲気を伝えようとノンフラッシュ画像も多い。お見苦しいがご容赦を。
…さあ、グズグズしてると怖気づいてしまう。逝こうか、ニコイの臓腑奥深くへ…。
いきなりグイグイ登る。尋常でない勾配だ。
場」・・・
登「
段」
階「
知ってるのと実際に見るのとでは大違い。
なんじゃあこの迫力はぁ!
フラッシュ・オン。この光景はなかなか見ないぞ。隧道にあるまじきハンパない勾配だが、伝わるだろうか?しかも一直線ではなく、曲がりくねっている。
これまでにも階段隧道は経験済みだ。それがこの住吉隧道(神奈川県逗子市)。
しかしながら、こことはちょっと…比較にならないな…、あらゆる点で。
ちなみにステップはこんな感じ。わりと粗悪な感じのするコンクリート。いや、それとも…。画像では分かりにくいが、洞内いたるところでけっこうな漏水があり、ビッチョビチョ。そのせいでコンクリが劣化してるのかも。
一体何段あるんやこの階段…?ちらっと振り返り…。
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怖ァァァ
一筋縄でいかないニコイトンネル、【後篇】に続く!