【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ -12ページ目

【実録・倒産社長の奮闘記】~こうして店は潰れた!~小林久ブログ

老舗スーパー三代目→先代の赤字1.5億円を2年で黒字化→地域土着経営で中小企業の星に→中小企業診断士試験に出題→早過ぎたSDGs →2017年まさかの倒産→応援団がクラファンで3,000万円支援→破産処理後は「笑って泣かせる」講演講師に。『現代ビジネス』コラムニスト


 

 

①今年2月に、特定技能の在留資格を持つ外国人に休業手当を支払わなかったとして、出入国在留管理庁(入管)から改善命令を受け、

②今年3月に、発注した資材を買い取らないで、無償で取引先に保管させていたとして「公正取引委員会」から是正勧告を受けた、山梨県発祥の世界企業『シャトレーゼ』

③今度は、違法な「時間外労働」を行わせた疑い(労働基準法違反)の疑いで社員が書類送検されたとのニュースが県内を駆け巡った。

今回は、別々の工場で働く従業員2名に対し、「生産量の拡大や繁忙期が重なったこと」を理由に、違法な時間外労働(1カ月113時間と半年以上45時間超過)を命じた部長職2名が書類送検されたというものである。



👥「またか…?」

昨年、創業社長が逝去し、まだ社内体制の再構築の最中の出来事だろう。

それにしても続き過ぎる。何かおかしい…。

👤カリスマ社長が健在の頃は、これほどまでに不祥事が表に出たことはなかったが(私の知らないだけ?)、ちょっと続き過ぎだろう。

上場企業ではないので、株主から突っ込まれることはないと思うが、ここまで続くと『あの“安さ“の理由にはこんな背景が?』と疑念を持たれてしまう。

労基署の調査で発覚したというが、おそらく『内部告発』からの調査だろう。

そうなれば“これだけなのか?″と思われても仕方ない。

堰を切ったように不祥事が出てくる山梨の雄“シャトレーゼ。地元のメディアもバンバン報道するし(当然のことだが田舎なのでそうでないことも多い)、関係者や取引先も多いので、心中穏やかではないだろう。

この先、もっと大きなニュースが飛び出さないことを願るばかりである。

 

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スーパーマーケットの話題に特化したWEBマガジン『スーパーマーケットファン』

執筆陣に加えていただいてから9回目の登場です!

☝️今回のテーマは【「味付け肉」って残った肉の使い回し?】と題して、皆さんがスーパーでよく見る「味付け肉」や「再加工肉」について“中の人“だった私が解説しました。

【記事へのリンク】

 


👤「味付け肉」は、期限の迫った肉を使ってるの?

👤スーパーのお惣菜って、残り物を使って作るの?

👤どんな「再加工商品」がおすすめ?


など、知っていそうで知らない、知ったからといって何が変わるわけでもない情報をお伝えします(笑)

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おかげさまで過去記事の人気も高く、時間が経った今でもたくさんの閲覧をいただいています。これもすべて皆さまのおかげです。心より感謝しておりますm(_ _)m


【過去記事一覧】

 


👤これからも毎月第2・第4金曜日に「スーパーの裏側」を紹介して行きます。

ぜひご覧ください!

#皆様の閲覧が私のモチベーションです

 

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SNSで皆さんに鍛えてもらったおかげで、最近は講演会の仕事に加えて、Webマガジンや団体の会報などに文章を書く機会が増えました。とは言っても、私は専門的に学んだことはないので、テーマをこちらに投げてもらい、それに沿って思いついたことを書いているだけです。

ですから“書くこと”を生業にしている方々に比べて、私の大雑把な文章を、公開できるように整えてくれる「編集者」の協力のたまものであります。

☝️よく「1文字◯◯円」のような話を聞きますが、私の場合は「1記事いくら」で、相手先によって金額は変わります。私はプロではないのですべて「言い値」でお受けしています。

実際に長年スーパーマーケットを経営していたので、経済評論とは違う「ウラ話」が人気とのこと。まだ余力がありますので、ご希望がございましたらお気軽にお申し付けくださいませ。スーパーの裏側から見た世の中を、面白おかしくお伝えします。

以上PRでしたm(__)m

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👤過去記事の一部です
【スーパーのチラシ】「本日限り」セール価格に要注意!?

 

 

【野菜の高騰時、スーパーの裏側では?】

 

 

【スーパー化する「ドラッグストア」が最大の刺客?】

 

 

【スーパーの元店長が「買わない」お惣菜とは?】

 

 

【スーパーの元店長が教える、「値引きタイム」攻略法!】

 

 

【ロピアでクレジットカードが使える日はおそらく来ない】

 

 

【スーパーの元店長が明かす「コストコ再販店」の事実】

 

 

【スーパー店長が明かす万引犯の見分け方】

 

 

☝️そして次回予告
【味付け肉って売れ残りの肉を使い回してるの?】
乞うご期待ください(^_-)-☆

その他(6記事)

 

 


 

 

①「ブランドレベルが毀損される」としてシャトレーゼはカンカン💢

②しかし法的には『問題なし』


シャトレーゼ発祥の山梨県民には引っ掛かるニュースである。

👤スナックで寿司を出前してもらい、商売っ気のあるママがそれに「利幅」を乗せて料金を取る。

それはまた別の話だろうけど、京都のカフェで「シャトレーゼ」のケーキを買って来て、そのまま飲み物と一緒に『ケーキセット1,580円』で販売していた。

これに対してシャトレーゼがクレームをつけたのだが、法的には問題がなく、カフェに対するお咎めもないとのことだ。



かの「コストコ」の商品を小分けして販売する『再販店』が人気である。

シャトレーゼのケーキも(名前を出さずに)再販することは違法ではないとの見解だ。

確かに「コストコ再販店」も、客はコストコの商品とは知りつつ、『別物』として商品を買っていく。そして何か問題があればコストコではなく再販店にクレームを付ける。ましてやコストコは「卸売業」でもある。まあ「再販」と「提供」は違うと言われたらそれまでだが。

☝️フレンチレストランが美味しいパン屋のバケットを買って来て、客に出すことはある。

スーパーに頼んだ「刺身盛り合わせ」を出す居酒屋だって普通にある。

👤シャトレーゼのケーキの方が、自分で作るより安くて美味しいから客に出す。何が悪い!WHY?

カフェは『美味しいからいいじゃん』と提供を続け、シャトレーゼはブランドを守るべく声を上げる。

私なら『知らぬが仏』でこのケーキを美味しくいただくことでしょう(^^;

 

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今では「カスハラ防止」のルールが確立してきて、店の中で大声を出したり、従業員を威嚇する様な“変な客“を見ることがめっきり減ってきた。

ひと昔前までは、スーパーや飲食店で、意味もなくキレるご老人や、ヒステリックな客を見かけたものだ。その意味では少しずつだが、日本人もお行儀がよくなってきたと感じる。

私は店(スーパー)を経営していたので、多くの“理不尽な客“を目の当たりにしてきた。と同時に、今客の立場になってみると、「カスハラを盾にされて、態度の悪い従業員にクレームを言いづらくなった…」とも思う。

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☝️さて、そんな“歓迎しない客“に対して、店側が「出禁にしてやった」とか、「ブラックリストに入れた」ということがある。それは果たして本当か…?

👤私の記憶では、店(スーパーマーケット)から客に対して「あなたは出禁です」「入らないでください!」などと通告したことは一度もない(^^;

もし、「万引き犯」を捕まえたとしても、捕まった後で支払いを終えた客を「入店拒否」にはできない。

いいとこ、万引きしそうな客を従業員で挟み撃ちして、「早く出てけ!」と暗にプレッシャーをかけて追い出すのが精一杯である。

☝️ここで豆知識だが、スーパーマーケット同士で「万引き客」の情報共有はしていない。万が一、そんな資料が表に出たら、それこそ大問題になる。

「値引きシール」を他の商品に貼り替えたり、クレームばかり付ける“手癖の悪い″客の情報は、パートさんを介して、競合店にも知れ渡ることはある。

また、他のスーパーの従業員が“悪さ“をして、別のスーパーに移っても、すぐに素性がバレて辞めることが多い。まさに「狭い業界」なのである。

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☝️実際にその様な客を「出入り禁止」にするには、

1. 警告: まず、問題行為を行った客に口頭または書面で警告して改善を求める

2. 証拠収集:防犯カメラの映像や従業員の証言など、客観的な証拠を押さえる

3. 出禁通知: 問題が改善しない場合、書面や口頭で出禁を通知する→これで法的には「出禁」にできる!


とはいうものの、(もちろん店側で認識していても)客を個別に「出禁客」「NG客」「ブラックリスト客」などと選別して『入店拒否』まではできないものである(ー ー;)

・商品に傷をつける客

・大量注文をしたのにドタキャンする客

・値引きを強要する「半額ハンター」
 
・「お一人様一点限り」の特売商品を何回も買う客

・従業員にセクハラまがいの態度をとる客


しかし、スーパーではこれら「招かれざる客」を出禁にせずともすべて把握している。

実際私の店でも、ポイントカードデータから、警察に身元を開示したこともあるし、調べればどこの誰かは分かっているのである。

☝️スーパーも本音では「出禁」にしたい客は山ほどいる。NG客との戦いは、今日も静かに続くのである…。

 

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👤私も米は買ったことがありません、正直。
支援者の方々がたくさん米をくださるんですね。
まさに売るほどあります、私の家の食品庫には。

(原文ママ)

米の高騰に日本中が右往左往している時に、これでは反感を買うのも仕方ない。

ましてや農業行政のトップの発言である。

政治家の方も地元へ帰って、親しい支援者を前に話をすると、つい口が緩むことがある。

アドリブを利かせて、笑いのひとつも取れば、懐の深さもにじみ出るというものだ。

私も人前で話す時、中身より「いかにウケるか、笑いを取るか」そんなことばかり考えている。そしてよくスベる_| ̄|○

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👤「消費税減税はしない。自分の政治生命を賭ける!」と言った偉い政治家

👤「米が高いといっても、コンビニのサンドイッチに比べりゃまだ安い」と言った偉い人

👤「ひめゆりの塔」の展示に自分の見解を述べて、のちに謝罪した人

👤 「国民に受けることばかり言うと国は滅びる」と言った、全然ウケない国のリーダー


同じことを言ってもキャラクターで許される人とそうでない人がいるが、公人ともなれば、人前で話す時は(その発言が切り取られることも想定して)、発言には細心の注意を払うべきである。

今回の「米なんか買ったことない、みんながくれる、家に山ほどある」と言っちゃった農水大臣…。ちょっと頼りない感じはするが、「辞めろ、辞めろ!」と言われるほど悪いお方には見えなかった。しかしこれで状況は一変。

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「口は災いの元」「沈黙は金」とは言うものの、黙っているばかりでは仕事にならない人がいる。

☝️私の勝手な理屈だが、世の中には
①言っちゃいけないこと
②言わなきゃいけないこと
③できれば言わない方がいいこと


この3つがあると思っている。
のさじ加減が人間関係の肝(キモ)とも言える。

(自戒を込めて)誤解を受けたり、足元を救われることのないよう、言葉には気をつけたいものである。

ここで一句 【大臣も おかわりしづらい 米不足】

 

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与党の幹事長といえば、頼りないリーダーより影響力がある『ラスボス』である。

このお方がどれほどの実績を持ち、故郷にどれだけ貢献してきたか、私は存じ上げない。

「Zの言いなり」「Zを敵に回すと潰される」などと、信じ難い話も聞く。

👥米が高い、給料が物価高に追いつかない、生活が厳しい、経営も厳しい、あそこが痛い、ここが痒い…、私のように無責任な要求ばかりされる政治家も大変だ(^^;

もちろん私だって、何の努力もせずに巣の中にとどまり、「もっと餌をくれよ!」とピーピー鳴くばかりの鳥ではいけないことも承知している。

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☝️政治家は 落選すれば ただの人…

彼らの運命を左右する来るべき選挙に向けて、いろんな党が「減税だ」「無税だ」「給付金だ」とアピールポイントを掲げ、『こっちの水は甘いぞ〜』と声を上げている。

👤さてこの幹事長、「私の政治生命を賭けて、(消費税)減税はしない!」と言い切った。

立派である、それでこそ「言葉が命」の政治家の見本である。

普通ならみんなを敵に回すような発言はできない。

「政治生命を賭ける」というのだから、負ければ即終了を意味する。

さあ、そこまで言われた『対岸の衆』はどう返す?
もちろん彼らもその「政治生命」を賭けて選挙に臨むことだろう。

期限付き、または税率の違いこそあれ、与党以外は消費税の「減税」を主張している。

そればかりか、与党内でも少なからずそう主張する議員がいる。

☝️どうあれ、夏には国民の評価が下される。


減税するもしないも、いつもの『ガス抜き』ではなく、与野党で徹底的に議論する姿を見せて欲しいと願う。

 

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👤どこかの偉い人が「コンビニのサンドイッチに比べたら、おにぎり(米)は安いもんだ」と言ってみたり

👤担当の大臣が「今度こそは値段が下がるから」と言いつつ、値上がりしたままで去年の2倍になったとか(下がっても19円?)

👤備蓄米を落札するのはいつも同じ組織で、そこがボトルネックになって市場に米が出てこない(まさか意図的に?)とか

👤『足りないなら外国から輸入しちゃえ!』とみんなが当たり前のことを言えば、「値段が下がるからやめて〜』と国に泣きつく。この際、輸入米を“備蓄“しておけばよくない?

👤(ちゃっかり)イオンが「カルローズ米」を混ぜて販売したら、「意外に美味しいじゃん!」と国民が反応したり(あえて4kgにして値段を下げたセンスはともかく)

👤落札した「備蓄米」を後で買い戻す?とか、株の信用取引みたいなもんなのか?わからない人たぶん多数

👤私のように「みんなが食べなきゃ値段は下がるべ!」と、ご飯の代わりに、豆腐や麺類・パンに乗り換える人が爆増中


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別に(落札した備蓄米を市場に出さない or 出せない)「◯協」や、(この最中に“過去最高益“を出した)「米卸◯」に恨みはないが、まさかこの騒動の中で「しっかり・ちゃっかり」舌を出している人がいるなら、必ずお天道様から“しっぺ返し“を喰らうはず!

☝️大きな「農業政策」や「米流通の仕組み」なんか国民は知りません。

“お米の値段が2倍になって困ってる“これが切実な問題。

聞けば、中小のスーパーや、街の米穀店にはお米が十分に納品されていないそうです。その反面、農◯が経営する「Aコープ」には備蓄米が大量に流れているとも聞きます。

この記事によれば、「次の入札で、今不足しているスーパーにも届くようになる!」と言っています。それより、落札者の意向で備蓄米の行き先が優先的に決まるなんて『独占禁止法』に抵触していませんか?

まだ入札した備蓄米の在庫があるのですから、そちらを指導した方が手っ取り早いと思うのは素人の浅知恵でしょうか?

☝️「米の値段はもう前のようには戻らない」という人が多いです。

👤私はあえて「米の値段は前のように戻る!国民がお米に不信感を持って食べなくなってしまったから」とここに書き留めておきます。

 

#暴論お詫びm(__)m

 

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最近何かと「夏の選挙に向けて…」と前置きをするニュースが多い。

選挙に落ちたらタダの人(以下)と言われる先生方に取っては、人生を左右する大きなイベントでもある。

👤『選挙に行きましょう!』という人

👥「そんなの行っても世の中変わらないよ!」という人


ともあれ日本の“選挙″は投票率が低い。

「宝くじ」とは違うが、ともあれ買わなきゃ何も始まらない。

選挙も行かなきゃ何も変わらないのだ。(宝くじも最低10枚に1枚は当たるw)

☝️そこで投票率を上げようと、全国各地の学生や青年会議所・商業団体が企業に声を掛け、『センキョ割』というキャンペーンを広めている。

 



これは“投票済証“または投票所で撮った“写メ“を見せると、小売店や飲食店・サービス施設などの協力店舗で、様々な割引が受けられるというもの。国から補助金などは出ていない。

東海地域のアピタ60店舗では、ショッピングモールに「期日前投票所」が設置され、投票すると「玉子6個入パック」が貰えたという。

「先着50名・2,000円以上のお買い上げ」など条件はあるものの(投票にインセンティブを与えることの是非はともかく)、とてもいいアイデアだと感心した。

 



昔から選挙の投票日(日曜日)は、スーパーにとって稼ぎどきでもあった。

田舎などは投票率が高いので、その日は家族で遠くに遊びには出掛けず、家の近所で過ごす人が多かった。

『モーニング娘。』の曲に、🎵選挙の日は投票に行って家族で外食する、というフレーズもあったと。うちのスーパーでも、その日は『号外チラシ』を入れて、売り上げを稼いだものだった。

👤全ての方がお客さんであるスーパーは、「政党の偏り」があってはならない(と思っている)。

そのため、店の駐車場には各政党の「ノボリ」が設置され、さしずめ“万国博覧会“のようにカラフルだった。その結果、敵も味方も関係なく、みんなが買い物に来てくれた(笑)

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👤「選挙」を商売の“ネタ“に使うなって?

☝️それなら政治家が頑張って、国民を幸せにする“ネタ“を提供したらいかがでしょうか?

「センキョ割」でサービスする店は、投票日も店を開けて必死に頑張っいます。

選挙の時だけ“汗をかく“先生達とは全然違うのだ。

👥えっ、まさか投票率が上がらない方がいいと思っている政党がある?

 

 

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☝️スーパーやコンビニの「商習慣」の中に『3分の1ルール』というものがあります。

これは、「賞味期間が6か月後の食品は、(原則その3分の1にあたる)製造から2か月以内の新しい商品しかスーパーは仕入れない」という業界の「慣わし」。

お客さんにしてみれば、新しい商品が並ぶのはありがたいことではあります。しかしメーカーが作った商品も新しいものばかりではありません。

スーパーは決められた「賞味期限」の中で、「廃棄ロス」を防止しながら販売します。

だから「寿命(残り時間)」が長い商品を欲しがる気持ちは私も同じでした。

スーパーにしてみれば、賞味期限があと僅かな商品を納品されたら、イメージも悪いし、“期限切れ“の恐れも高まる。そして現場では「なんで古い商品を納品したんだ!」と怒りMAXとなる訳です(まだまだ賞味期限は残ってるのにw)

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👥一方で、新しいものばかり納品を要求されたら、メーカーや問屋は敵いません。

当然そちらにも言い分があります。「賞味期限の3分の1までしか納品しちゃいけないなんて横暴すぎる!」これも理解できます。

そこで製造メーカーや問屋の廃業が続くようになり、公取が「独占禁止法」の優位的地位の乱用で取り締まりを強化するという記事です。

☝️ここでいう「優位的地位」にいるのがスーパーであり、弱い立場がメーカーと卸問屋です。

この『3分の1ルール』を撤廃すれば、賞味期限内の商品が幅広く流通し、メーカーや問屋がリスクを背負うことがなくなります。私もこの流れはとても良いことだと思います。


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👤さてここからはいつもの私の「独り言」です…。

大手のスーパーが、メーカーや問屋に新しい商品を納品させるのは当然のこと。

その影響で中小のスーパーには製造日の古い商品が納品されることも多い。

中には大手スーパーが返品したものも回ってくる。

スーパーは仕入れの時も勝手に日付を決める、そして(賞味期限が切れてなくても)それより前に問屋に“返品“する。すなわち『リスクゼロ』なのである。

☝️スーパーから返品された商品は、一旦問屋に運ばれた後、メーカーに運ばれる。

だから廃棄処分の前に「ディスカウントストア」に流したり、然るべきところへ“寄付“したりすることもある。廃棄のコストを考えればその方がいい。

☝️「公取」が指導しなければならないのは、メーカーや問屋に文句が言える「大手スーパー」である。

同時にメーカーや問屋より弱い立場にいる「中小スーパー」を保護してあげないと、今後も彼らが“とばっちり″を受けることになる。

ついでに言えば、「優位的地位」にいるスーパーより、弱い立場である大手メーカーや問屋の方が給与が高いと言う現実…。

#中小スーパーの弱さ

 

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