日本とスペインをつなぐ架け橋 原田郁美 -2ページ目

【ヴェルム便り】剪定 株仕立ての場合

日本とスペインをつなぐ架け橋-1
ラ・マンチャの土着品種 Gordalの木


「なぜラ・マンチャの株仕立てのブドウの木は、

 とても背が低いのでしょうか?」


日本とスペインをつなぐ架け橋-1
剪定 株仕立ての場合


詳細は「Club Verum」をご覧ください。

剪定 株仕立ての場合 2. Podando en vaso machego

【ヴェルム便り】ブドウの剪定 垣根仕立ての場合

1月から2月にかけては、冬の大切な作業の一つ、

「ブドウの剪定」が行われます。

ラ・マンチャのワイナリー ヴェルムも剪定作業の真っ最中だと

先日「ヴェルム便り」が届きました。。




垣根仕立てのブドウの剪定について、

Club Verum」で詳しく紹介されています。

http://clubverum.com/la-poda-en-cordon/

また、最新情報は「Club Verum」のFacebookページでご覧ください。

久し振りの日本へ

本日、第六回目のカタルーニャ語の授業も無事終了。

最初のうちは、スペイン語とカタルーニャ語が変に混じって、

スペイン語さえもかたことになりそうな危うい感覚。


そんな綱渡り状態の中、久し振りに日本に帰国することになりました。

昨年8月が最後だったから、半年ぶりの日本です。


2月中旬から

2週間で東京、京都、広島、山口、福岡、熊本を訪れるという

強行スケジュールですが、家族や、甥っ子を始め、

友達や懐かしい方々に会えると思うと、楽しみで仕方ありません。


楽しい会も企画、後援していますので、

また追ってご紹介しますね!

郷に入れば、郷に従え

久しぶりのブログ。

いつもこのブログを楽しみにしてくれている父が、「大丈夫ですか?」とメールをくれました。心配かけてごめんね。体調も全て快調!カタルーニャ語の個人授業も五回目が過ぎ、まだしゃべるのはかたこと以下ですが、みんなの会話はかなり聞き取れるようになりました。

以前は、家族の会話も、最初は私に気を遣ってスペイン語で話してくれるものの、三分後にはカタルーニャ語になるので、理解できず、疎外感を感じたり、「スペイン語がみんな話せるくせに、私がいるのにカタルーニャ語を話すなんて、意地悪してるのかな?」なんて、ネガティブに落ち込んだ時もありましたが、きちんと腹をくくって勉強するぞ!と決め、実際勉強を始めた途端いろいろな言葉が理解できてきました。

閉じていたのは、私の方だったんだ、とハッと気づきました。

先日も、数年前からグリフォイデクララのワインのファンでいてくださるお客様が、マンレッサから二時間半かけて十五人、車五台でエルモラールを訪れました。ワイナリーでの試飲会はもちろん皆カタルーニャ語。私はまだかたことなのでスペイン語で話すと、あるお客様が、

「まずはカタルーニャ語を勉強しなくちゃダメだよ」

と言われたので、かたことで、毎週二回個人教授について勉強している、というと、パッと笑顔になり、心を開いてくださったのは印象的でした。

試飲会の最後は、日本についての質問大会になりました。

寿司のこと、茶道のこと、マンガのこと、皆の質問は途絶えません。「新婚旅行に日本に行きたい!」と言う女性もいて、とても嬉しかったです。

この土地でカタルーニャ語を話すということは、ここの文化を受け入れようとしていることで、心を開こうとしているサイン。こちらが歩みよれば、鏡のように、皆も歩みよってくれるんだ、という大切なことを思い出しました。

今、スペイン国内だけでなく、ヨーロッパでも、カタルーニャの独立について騒がれています。私は独立や、政治的なことには興味ありませんが、ここに住んでいるのだから、「郷に入れば、郷に従え。」という気持ちを常に持ち、この土地の文化を受け入れ尊重しなくてはいけないと思いました。

実はここだけの話、カタルーニャ語恐怖症でしたが、克服の日はすぐそこまで来ている、そんな気がする、後三日でプリオラート生活一周年になる、冬の日の午後なのでした。

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今年最初のカルソッツ。
カタルーニャの代表的な冬の郷土料理。ロメスコソースでいただきます。





iPhoneからの投稿

カタルーニャ語授業開始

さて、プリオラート生活の一番の壁とも言える、

「カタルーニャ語」を、ここで暮らしていくには

何としてでもマスターしなくては!



とずっと思っていましたが、時期的にクラスもなく、

紹介してもらった先生とも連絡がつかず、

牛歩のような独学生活が続いていましたが、

うってつけの先生がようやく見つかりました。



ロジェールの叔母さん。定年退職した

元心理学者で、何十年も心に傷を抱えた子供達を

見てきたから、教えることにも長けていて、

辛抱強く、カタルーニャ語初心者の私にも

分かりやすく教えてくれます。


独学と、個人教授。全くもってモチベーションが違います!

俄然やる気が出てきました。



主にスペインのカタルーニャ地方で話されている、

カタルーニャ語。バルセロナに暮らしていた頃は、

外国人や違う地方からきたスペイン人も多かったので

スペイン語が話せれば、別に問題なかったですが、

プリオラートのような田舎になると、

スペイン語が本当に話せない人もいますし、

皆、カタルーニャ語を話して欲しそうなので、

その地に根を張って生活するとなると、

絶対にカタルーニャ語が必要となります。




そんな中、明日初めてアンドラを訪れます。

アンドラ公国(カタルーニャ語: Principat d'Andorra)は、

フランスとスペインに挟まれた、ピレネー山中にある

金沢市とほぼ同じくらいの面積の、小さな国。

そして、この国の公用語がカタルーニャ語だというので、
(知りませんでした!)
良い練習にもなると思います。
(プリオラートにいてもそうですが。)



そして何より楽しみなのが、天然温泉スパ

日本を離れてずっとシャワーばかりなので、

久し振りにゆっくりと温泉につかって

くつろいでこようと思います。


夢を叶える帳

みなさん、新年の誓いはもうされましたか?

私は年明けに毎年必ず、

新年の誓いをノートに書き出すことにしています。

その名も「夢を叶える帳」笑。

夢(又は目標)は大小様々で、
「カタルーニャ語マスター。」というものから

手術後ということもあり、
「健康第一!規則正しい生活を送る。」

その他、ライフワークとして考えている、

「日本とスペインをつなぐ架け橋プロジェクト」
・スペインワインや食の魅力を、日本に伝える活動をする。
・日本の魅力をスペインに伝える活動をする。

と様々。30項目くらいあります。

ちなみに、2011年元旦、このノートに「結婚する。

と初めて書いて、その年末実際結婚することになり、

ますますこの「夢を叶える帳」を

大切にするようになりました。笑





そして、今年、このノートに新たな夢が加わりました。

プリオラートに新しいワイナリーを完成させる事です。

今までスペインワインの仕事に携わってきて、

クォリティに比べて、今イチ日本で影が薄い

スペインワインの本当の魅力を、

何とかお伝えできないものかという一心で活動して来ました。



でも、まさかスペインにワイナリーを造るプロジェクトに

ファミリーとして関わることになるなんて、

その頃の私は、全くもって予想していませんでした。



自分達の手で、家族一丸となって、新ワイナリーを造ろう!

と夢に向かって驀進するロジェールと、

グリフォイ・デクララ ファミリー。



私もそのファミリーと、今年から自分の夢の一つにもなった

新しいワイナリーを完成させる為に、

精一杯支えていこうと思います。



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グリフォイ・デクララファミリーの夢を
5年前からずっと見守ってきたメルロー(5歳)


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★「グリフォイ・デクララ」ワインの詳細はこちら。

※ご好評いただきただ今SOLD OUTになってしまい、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。スペインで日本に向けて送り出し準備の真っ最中ですので、もうしばらくお待ちくださいませ。

★動き始めた、新しい夢

食欲そそる、朝の散歩道

朝の散歩再開!

ロジェールは新しいワイナリーの建設の為

早朝からプリオラートのブドウ畑に出かけたので、

今日は愛犬メルローと二人で散歩。

オリーブ畑を抜け、

山を歩き、最後はブドウ畑に到着する、

約50分ほどの私たちの散歩道。

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道中、オリーブの木だったり、

野生のローズマリーをはじめとした、

さまざまなハーブを見ていると、

どうしてもお昼ご飯の献立が思い浮かび、

今日もさわやかに香るローズマリーを摘んで

帰りました。

ちなみに、今日のお昼は、

豚肉のロースを

ニンニクと摘みたてのローズマリー、

そしてこの土地のワイン少々、

エルモラール村のエキストラバージン

オリーブオイルたっぷりで

ローストしてみました。

お料理一年生の私だけど、材料が全部新鮮で美味しいので、

やっぱり美味しかったです。(自画自賛かな。)


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剪定したばかりのブドウ畑。
澄んだ空気の中朝日が昇る。幸せな瞬間。


こんな風景を見ると、お昼もついつい飲まずにいられません。

このブドウ畑で出来た、ロジェールのワイン。

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Primon Vendimia Seleccionada 2008 (DO. Montsant)
プリモン ヴェンディミア セレククショナダ


食欲そそる、朝の散歩道。

もちろんきちんと仕事もします。

スペインの長い冬休みが終わりました。

12月22日頃から始まった、スペインの冬のバケーションは、

1月6日の「東方の三博士」を最後に、ようやく終わりを告げました。

実に2週間の間、家族や親戚や、友達との食事会や、

パーティーが連日連夜繰り広げられる感じ。




日本人の私にとって「クリスマス(ムード)」が

1月6日終わった、という印象です。





お酒は解禁となりましたが、

ヨガも運動もまだドクターストップの私にとって、

美味しい誘惑がいっぱい!

体重と体脂肪をキープするのはもはや不可能な

危険だけど魅惑的な年末年始となりました。


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1月6日の「東方の三博士(レジェス・マゴ)の日」に食べる、
リング状の甘い菓子パン「ロスコン・デ・レジェス」


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ケーキの中には、人形と豆が一つづつ隠されています。
人形が当たって大喜びの私。
この瞬間だけ王様気分が味わえました。
ちなみに豆が当たった人は、ケーキ代を支払うことになります。



昨年から配信している、

スペインワインと食協会のメールマガジン第三号で

スペインの年末年始の過ごし方について

ご紹介させていただきました。

今回は、臨場感を感じていただくよう、

スペインワインと食協会のFBに写真を掲載し、

連動させてみましたので、是非、FBにもお寄りいただけると嬉しいです。


http://www.facebook.com/spainwinefood


2月配信予定の第四号では、大人気コーナー

「お勧めスペインレストラン」の写真も

FBに連動して、よりリアルにご紹介しようと思います。


第四号もどうぞお楽しみに!


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【スペインワインと食メルマガ】

配信希望の方はこちらのアドレスにメールをお送りくださいませ。

info★spainwinefood.org
(★を@にご変換ください)


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2012年のヴェルムのワインについて

先日スタートした、

スペインのワイナリー「ヴェルム」と

日本の皆様をつなぐプラットフォームサイト、

CLUB VERUM(クルブ・ヴェルム)。



たくさんの反響をいただきありがとうございます!

先日、醸造家エリアスに2012年のヴェルムのワインについて

インタビューしました。




「ヴェルムにとって、今年は特にソーヴィニヨン・ブランの出来が良かったので、ソーヴィニヨン・ブラン単一品種でのワインを考えています。」

と醸造家エリアス。

続きは是非、Club Verumでお楽しみください。

2012年のヴェルムのワインについて


なんと、2月下旬に来日決定です!
またスケジュールはお知らせしますね。

【エリアス・ロペス・モンテロ プロフィール】

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1979年生まれ。リオハでマスター取得。2002年より、元ヴェガ・シシリアの醸造家マリアノ・ガルシア氏が醸造責任者を務めるアアルトにてワインの研鑽をつむ。2004年、南アフリカで最大の受賞歴を誇るディステルで幅広い技術を習得。2005年から、V.T.カスティージャで、ヴェルム・プロジェクトをスタートさせる。ブドウ、醸造、デザイン、あらゆる面で最上のものを目指す。大きな成功を収めた父の蒸留酒製造所を親会社とし、その潤沢な資金力を活かしたこだわりのワインは驚きのコストパフォーマンスを持つ。Arzak, Martin Berasategui、Akelare、といったミシュランの星付きレストランを始め、スペインのトップレストランでオンリスト。

スペインのアート事情について、少し。

最近のスペインといえば、

バルサをはじめとしたサッカーや、

幻のレストラン エル・ブジで

世界中から注目されるようになった

ガストロノミーが有名ですね。

また、

画家ピカソ、ダリ、ミロ、グレコ、

建築家ガウディなど、

世界に誇る偉大なアーティストをたくさん輩出しているので、

芸術を愛する方々にとっても、

魅力的な国として知られています。



それでは、最近のスペインのアート事情は

どうなっているのでしょうか?

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CLUB VERUMでは、スペインの最新アート事情も

ご紹介しています。

ワインやガストロノミーだけでなく、

アートにも興味がある方、

是非CLUB VERUMをご覧ください。


●【Club Verum】スペインアート事情