次の□にあてはまる数を答えなさい。
2.5÷50/157+50×0.628-94.2÷4=□
問題を見た瞬間に3.14がらみの数が複数登場していることに気付くはずです。
このことに着目して3.14を取り出し、分配法則の逆を利用するだけです。
同じような問題は他の中学校でも出されているので、ぜひ解いてみましょう(洛星中学校2017年後期算数第1問(1)、洛南高校附属中学校2016年算数第1問(4)など)。
詳しくは、四天王寺中学校2025年算数第1問①の解答・解説で。
次の□にあてはまる数を答えなさい。
2.5÷50/157+50×0.628-94.2÷4=□
問題を見た瞬間に3.14がらみの数が複数登場していることに気付くはずです。
このことに着目して3.14を取り出し、分配法則の逆を利用するだけです。
同じような問題は他の中学校でも出されているので、ぜひ解いてみましょう(洛星中学校2017年後期算数第1問(1)、洛南高校附属中学校2016年算数第1問(4)など)。
詳しくは、四天王寺中学校2025年算数第1問①の解答・解説で。
2、3、4の3つの数の中から1つを選んで0に足していく操作を繰り返します。足した数の合計がちょうど8になって操作を終了したとき、次の①、②の場合、数の足し方はそれぞれ何通りありますか。
①足した数の順番が異なるものも同じものとして数える場合
②足した数の順番が異なるものは別のものとして数える場合
中学入試だけでなく大学入試でも昔からよく出されている問題です(慶應義塾中等部2007年算数第6問、久留米大学附設中学校2020年算数第1問(5)、京都大学2007年理系乙数学第1問 問2など)。
レベルの高い中学校では露骨な誘導をつけずに出されるのが普通です。
ところが、今年の甲陽の問題(甲陽学院中学校2025年算数2日目第4問)もそうでしたが、今回取り上げる久留米大附設の問題もなぜか誘導がついています。
同様の問題が5年前に附設で出されたときには誘導がついていなかったのに、一体どういうことなのでしょうかね。
レベルが下がっている中学校ならわかりますが、そうでないので謎ですね。
さて、今回の附設の問題ですが、それほどレベルの高い問題ではないので、誘導がなくても誘導と同じ解き方で解くのがいいでしょう。
別解で紹介した考え方を使うまでもありませんからね。
ただし、別解で紹介した考え方もしっかりマスターしておくべきでしょう。
実際、上で紹介した慶應中等部の問題、5年前の附設の問題、京大の問題では、別解の解き方のほうが明らかに楽ですからね。
詳しくは、下記ページで。
久留米大学附設中学校2025年算数第1問(2)(解答・解説)
下の[注意]にしたがって、面積が解答らんの円の1/4となるような円を作図しなさい。解答らんの点Aは、解答らんの円の中心です。点A以外に針をさしてよい場所は1か所だけで、そこには1回しか針をさしてはいけません。また、点Aにも針は1回しかさしてはいけません。
[注意]
・かいた円(または円の一部)の中心(コンパスの針をさしたところ)に×印をかくこと。
・定規は定まった2点を通る直線を引くことだけに使用すること。
(解答欄は省略しています。円の右側だけに十分なスペースがありました。)
南女の作図の問題としては簡単な方です。
言葉の説明も要求されていませんし、昨年の作図の問題と同じような図が登場しますからね。
しかも、点Aに針を1回させばよいことが読み取れますしね。
南山女子部では、面積が4倍の三角形を作図する問題が2011年に出されていますが、面積比から相似比を考えるという発想自体はその問題と同じです。
今年の問題で面積が4倍のものを作図するのであれば、解答欄の円の直径を引いた後、その直径を半径とする円をかけばおしまいです(コンパスの使用回数1回)。
今年の問題で面積が9/4倍のものを作図するのであれば、下のようになります(コンパスの使用回数は2回)。
半径が3/2倍の円をかけばいいですね。
まず、図のように、点Aを通る直線①を引き、円と交わった点をBとします。
次に、点Bを中心とし、点Aを通る円(の一部)をかき、2つの円が交わった点をC、Dとします。
さらに、2点B、Dを通る直線と2点B、Cを通る直線を引き、先ほどかいた円と交わった点をそれぞれE、Fとします。
さらにまた、2点EとFを通る直線②を引き、直線①と②が交わった点をGとします。
最後に、点Aを中心とし、点Gを通る円をかきます。
詳しくは、下記ページで。
次の□にあてはまる数を答えなさい。
7・1/20÷0.5-0.625×(999×154+6154)÷10000=□
(7・1/20は帯分数(7と1/20)ということです。)
7・1/20÷0.5は暗算で処理できます。
帯分数が絡んだかけ算・割り算を見るとすぐに仮分数にして計算する子がいますが、かける数や割る数が簡単な場合などは、そのまま計算したほうが楽です。
例えば、17と31/999に15をかける場合を考えれば明らかでしょう。
17×15と31/999×15を計算して、255と155/333とすぐにできますからね。
0.625×(999×154+6154)÷10000も暗算で処理できます。
この部分の計算については、過去に洛南で同様の計算が出されています。
(参考問題)洛南高等学校附属中学校2005年算数A第1問(5)
次の計算をしなさい。
(999×124+2124)÷1000
計算プロセスを丁寧に書くと次のようになりますが、実際には暗算で答えが求められます。
与えられた式
=(999×124+124+2000)÷1000
=(124×1000+2000)÷1000
=(124000+2000)÷1000
=126000÷1000
=126
今年の洛南の問題であれば、共通する154、20年前の洛南の問題であれば、共通する124を見てどう考えますかと問われているわけで、数のセンスが問われています。
来年の受験生であれば、(1926×990+119260)÷1000という問題を解いてみるとよいでしょう。
詳しくは、洛南高校附属中学校2025年算数第1問(3)の解答・解説で。
どのけたの数も0か1でできている0より大きい整数で、15でわり切れるものを考えます。
次の問に答えなさい。
(1)このような整数の中で、最も小さいものを答えなさい。
(2)このような整数の中で、6けたのものは何個ありますか。
(3)このような整数の中で、小さい方から20番目と21番目のものをそれぞれ答えなさい。
ラ・サール中学校の場合の数の問題としては簡単な方でしょう。
一の位の数と最高位の数はすぐに確定します。
メインの(3)の問題は、桁数で場合分けして解けばよいでしょう。
このように場合分けすればよいことが、(2)の設問で示唆されていますね。
親切な出題者が切りのいいところを問うてくれているので、書き出す手間がありません。
詳しくは、下記ページで。