下の[注意]にしたがって、面積が解答らんの円の1/4となるような円を作図しなさい。解答らんの点Aは、解答らんの円の中心です。点A以外に針をさしてよい場所は1か所だけで、そこには1回しか針をさしてはいけません。また、点Aにも針は1回しかさしてはいけません。
[注意]
・かいた円(または円の一部)の中心(コンパスの針をさしたところ)に×印をかくこと。
・定規は定まった2点を通る直線を引くことだけに使用すること。
(解答欄は省略しています。円の右側だけに十分なスペースがありました。)
南女の作図の問題としては簡単な方です。
言葉の説明も要求されていませんし、昨年の作図の問題と同じような図が登場しますからね。
しかも、点Aに針を1回させばよいことが読み取れますしね。
南山女子部では、面積が4倍の三角形を作図する問題が2011年に出されていますが、面積比から相似比を考えるという発想自体はその問題と同じです。
今年の問題で面積が4倍のものを作図するのであれば、解答欄の円の直径を引いた後、その直径を半径とする円をかけばおしまいです(コンパスの使用回数1回)。
今年の問題で面積が9/4倍のものを作図するのであれば、下のようになります(コンパスの使用回数は2回)。
半径が3/2倍の円をかけばいいですね。
まず、図のように、点Aを通る直線①を引き、円と交わった点をBとします。
次に、点Bを中心とし、点Aを通る円(の一部)をかき、2つの円が交わった点をC、Dとします。
さらに、2点B、Dを通る直線と2点B、Cを通る直線を引き、先ほどかいた円と交わった点をそれぞれE、Fとします。
さらにまた、2点EとFを通る直線②を引き、直線①と②が交わった点をGとします。
最後に、点Aを中心とし、点Gを通る円をかきます。
詳しくは、下記ページで。