「こっちは客だぞっ!」って立場を振り回してしまうこと、ありません?
先日、ある商売をしている方と話した時のことです。
「この前ね、ある材料が足りなくなってね、
いつもの仕入れ先に電話したんですよ」
「はい、はい」
「そうしたらね、
今配達が混み合っていてすぐには無理だって言ってきて」
「ええ」
「とにかく急いで持ってきてくれ!って催促したんですけどね」
「それで?」
「申し訳ありませんって断られちゃって、参りましたよ」
「そうだったんですね
どう思いました?」
「どうって、そりゃあこっちは客でいつも買ってあげてんだろって……」
「そうですよね。
他にはどう思いました?」
「もうお前のとこでは買ってやらねぇぞってね」
「そうですか」
「まぁ、こっちも余裕なかったですから」
「今、話してみてどんな気分ですか?」
「どんな気分って……」
「いい気分?」
「えっ?
いやぁ、けっしてそういう気分では……」
「その仕入れ先の担当者はどう思ったんでしょうね?
あなたがその担当者だったらどう思います?」
「うーん、そりゃあ、
なんかすぐに対応できない理由があったんでしょ。
お客はうちだけではないだろうし……
それに……」
「それに?」
「今、冷静になって考えると、
こっちから材料取りに行くこともできたなぁって。
そのほうが時間的には早かったかも……」
「ほうほう。
どうしてそうしなかったんでしょうね」
「なんかついイラっとしちゃってね。
こっちは客なんだぞって……よくないね、こういうの」
「そう思われたんですね」
「あぁ、普段は先方もよくやってくれているからな……」
「取引、辞めます?」
「いやいや、そういうことでは……」
という感じ。
このようにあなたの職場でも似たようなことありません?
ついつい自分に余裕がない状況になるとちょっと傲慢になってしまう。
オレは客だぞとか、私が発注しているんだから、今までどれだけ世話になってるんだ!とか。
わからないわけでもありませんが……
そんな時、相手のことをどっちで見ているんでしょう?
いや、それとももともと相手を自分の目的を達成するための便利な人としか見ていなかった?
その通りに動いてくれれば
「よし、よし!」
と。
そしてあなたの意に背いた行動を取ろうもんなら
「なんで言われたとおりにしないんだよっ!」
と厄介に思ったり、文句を言ったり、ね。
ついついね、その瞬間に目につき始めるのが、相手のダメなところ。
逆に見えなくなるものは、今まで相手がしてくれたこと。
そう、目の前の問題発生で、相手の本当の姿が見えなくなってしまうんです。
私もここまで書いていて、反省しきりです。(汗)
お互いに気をつけましょうね。
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自分はできていると自信のある部下に、どうしたら伝わるのか……自己嫌悪です
先週書かせていただいた
・言うことを聞かない部下はどうして言うことを聞かないのか・その1
から3つの記事を読まれて、メルマガ読者の方からメールをいただきました。
こんな内容です。
(前略)
言うことを聞かない……。
今、職場で 私が起こしている状況です。
解って欲しいと思うのですが、伝えられず。
自己嫌悪です。
仕事の基本が理解されていないことを、どう伝えればよいかと、自分はできていると自信のある部下に。
と、本やメールを読み返しますが、私の行動が伴なわない日々を過ごしています。
(後略)
そう、上司はイライラ、ムカムカするだけじゃないんです。
どうしてわかってもらえないんだろうか……。
自分の伝え方がいけないんだろうか……。
信頼されていないのだろうか……。
そして、
「どうしたらわかってもらえるのだろうか……」
とメールにも書かれているとおり、自己嫌悪にも陥るわけです。
ある時は厳しく強い口調でも言ってみる。
でも、変化が見られない……。
言った上司だって決して気分がいいわけじゃない。
「あぁ、またきつく言っちゃった……」
ある時は優しく丁寧に伝えてみる。
でも、
「はい、わかってます」
のそっけない返事。
「どこかどうわかっているのか、ちゃんと言ってみろ!」
と喉まで出かかったけど、押し殺す。
そして
「やっぱり、オレの育成が間違っているんだろうか……」
と考える。
どうしたらいいんだろう……。
あなたも一度や二度、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
そう、上司だって自己嫌悪に陥りますよ。
部下を怒鳴ったり、厳しく指導したところで気分が晴れるかといったらそうではない、むしろ逆なんですよね。
だからすべてを抱えなくていいです。
あなただけではなく、みんな同じような感情を持たれます。
確かに部下は悪い。
部下には改善してもらわなくちゃいけない点がある、あらためてもらわなくちゃいけないことが山ほどある、おそらくそうです。
でも、部下も今までの人生の中でいろいろな経験や場面の中でそうなってきてしまったという背景や経緯があるのだと思います。
目の前の部下のすべてを知っているわけではないんですね。
だから上司であるあなただけの責任ではないんです。
なので、
「目の前の部下の全てを知っているわけではない」
ということを自覚しながら、あなたができることは
「そんな部下であっても信じてあげること」
です。
つまり、相手を人として見続けるということ。
もちろん、人として見られない時もあると思います。
私だってそうです。
そんな時は
「あっ、今、物として見ちゃってるな……」
と気づくだけでも上出来です。
これからも微力ながら、同じような悩みを抱えている方々を応援させていただきます。
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親子で事業継承をしているところでは、確執がおこりやすいですね
ある父と息子さんのお話です。
「おまえ、なんでこんな簡単なことがわからないんだ!
1から10まで説明させるな!」
「うるせぇなぁ、自分がわかってるからって
周りの人がわかっていると思うなよ!
そんないい方するから若いやつだって萎縮するんだよ」
「バカかお前は!
わかったような口きくな、こうやってやらないと絶対ダメなんだ!」
「今どきこんなやり方しないよ。
時代遅れだ」
「なにぃ、じゃあお前のやり方で
どれくらい売り上げが上がっているって言うんだ?」
「……」
またある時には、
「社長、なんだこの機械?」
「必要だから、買う」
「いや、ちょっと待ってくれ、
うちは今そんな設備投資している状況じゃないだろ!」
「バカかお前は?
オレが決めたんだ」
「決めったって、まさかもう契約してきたんじゃないだろうな?」
「こういうのは決断が大事なんだ!
オレはそうやってこの仕事をしてきたんだ」
「ふざけるなよ、
もっと資金を使わなくちゃいけないところ他にもあるだろ!
いつもこうだ……」
実はこれ、ある職人さんの親子の会話です。
どうしてもね、実の親子だと口のきき方もきつくはなりますね。
親父さんは自分で長年やってきたという自負があります。
そりゃあそうです、自分の腕だけで家族を養ってきたし、若い衆だって育ててきた、だから今がある。
自信がなければやってられません。
それだけつらい努力もしてきたし、修羅場だってくぐり抜けてきた、そうやって作り上げてきたもの。
一方息子だってそんな親父の姿を見てきましたから、わかっていないわけではない。
だからこそ親父が作り上げてきた事業を大きくしたい、
もっともっと多くの人に喜んでもらいたい、お役に立ちたい、
そして……
親父を越えたい、親父に認めてもらいたい……。
でもついつい、反発して、揉めてしまう。
そして空回り。
親子で事業継承をしているところではありがちなことです。
さて、親父さんはこの事業を潰したいと思っているでしょうか?
もちろん答えはNO。
では息子さんはというと、こちらもNO。
でも誰が変わればいいのかと聞くと、親父さんは息子がもっとしっかりすればいいと言うし、息子は親父が改めてくれればこんなに揉めないと言う。
お互いがお互いを非難し合う。
そう、これも「箱」のワナなんですね。
これ、職場でもよく起こりがちです。
特に身近にいて、関係性が強い人同士で起こります。
親子で事業を継承するなんていったらそりゃあもう条件揃い過ぎです。
なぜかというとお互いに強く依存し合っているからです。
「そんなの言わなくてもわかるだろ?」
とか
「当然、こうしてくれるよね?」
が日常的に繰り返されるわけですね。
でもわからない、そうしない、
で、イライラする、ムカムカしてくる、
怒りをぶつけたり、非難する、
それに対して反発する、
で、期待通りにしない、やらない、
またイライラする……
これがグルグル回って抜け出せなくなるわけです。
そう、「共謀」でしたね。
ここでもそれが起こるとどういう弊害が起こるのかをお伝えしています。
しかもこの「共謀」、周囲への影響も小さくないんですね。
チームや組織へ悪い影響を及ぼし始めるんです。
あなたの職場でも似たようなことが起きていませんか?
ご注意くださいね。
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何かをしてあげたい、でもどうしてもできない時もある、そんな時は……
先日のことです。
ある仕事を一緒にやる予定のHさんから電話が入りました。
おそらく内容の最終確認かなと思い電話にでると
「さとうさん、明日の件なんですけど……」
「はい、はい」
「ごめんなさい。
今朝起きたら、妻がなかなか起きてこなくって……
いつもなら一緒に子どもたちを送り出すんですけど」
「うん、うん、どうしました?」
「で、妻に聞いたらなんか寝ていてもめまいがするっていうもんで……」
「えーっ、そりゃあよくないね」
「で、明日の仕事、どうしようかと思って……」
「どうするもこうするも、当然、奥様のほうが大事でしょ?」
「いや、でもせっかくの機会だし、お客様もいるわけですし……」
「こちらは大丈夫ですよ。
私だけでもなんとかなりますから。」
「いやぁ、ホント、すいません……
せっかくいい機会を作ってもらったのに……」
「そんなこと思わなくていいですよ。
またいくらでも機会を作れますし。
心配しないで、奥様のそばに付いていてあげてください」
「本当にすいません。
ありがとうございます」
という内容でした。
こういう何かの選択を迫られる時って、時々ありますよね?
どちらも大事。
でも不測の事態でどちらか一方しか選択できない。
どちらにもその先に大事な人がいて、迷惑はかけられない……。
どうしよう……。
そこまで切迫していなくても、私たちは日々選択を迫られますよね。
Hさんはこうも言ってました。
「さとうさん、オレ、約束は守るって決めてるんです。
だから……」
って。
もちろんそうやって迷わないように、自分の判断基準を決めておくことは一つの手だとは思います。
仕事であれば、リスクヘッジをしておくのは当然かもしれません。
でもそれが、あらかじめ状況や変化をすべて予測できるわけじゃないじゃないですか。
だからそれは関係ないです。
そんなことに依らなくていいです。
Hさんの電話から十分、思いが伝わってきましたもん。
「~してあげたい!」とか「~しなきゃ!」って思うことがあります。
でも何らかの理由でそれができない時もありますよね。
物理的にも経済的にも、今置かれている状況ではできない時もあります。
そんな時は
「申し訳ないけど、ごめん、できない……」
でいいと思うんです。
心から申し訳ないなぁと思っていれば、それをいつか挽回できたり、リカバリーできるチャンスはきっと来ますよ。
その心を持ち続ければいいと思うんです。
それをね、時々私たちは変な言い訳をつけちゃうじゃないですか。
「いや、だって○○だから」
とか
「そもそもあいつがさぁ……」
とかね。(笑)
Hさんからはそんなこと微塵も感じられず、私や他のお客様に申し訳ないって言う気持ちが伝わってきました。
私やお客様を大事に思ってくれている気持ちが。
だから、それで十分だと思うんです。
あなたはどんなことを感じられましたか?
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後輩のことをどこまで気にかけているのか、どのようなサポートができるのか
先日、前職時代の先輩から電話をいただきました。
あいにく私は仕事中だったのでその時は出られずに、後から折り返しの電話をした時のことです。
※真ちゃんというのは私のことです
「おぉ、真ちゃん、元気?」
「あっ、はい、なんとか生きてます!(笑)
すいません、先ほどは電話に出られずに。
Hさんは、お元気ですか?」
「あぁ、オレも元気だよ。
今日もさ、TさんやSさんと飲んでてさ、
真ちゃん、元気でやってるかなって話になってね」
「そうでしたか」
「でさ、真ちゃんの声、
みんなにも聞かせようかなと思ってね、電話したんだ。
仕事中だった?」
「はい、出られなくてすいませんでした」
「いやいや、それはいいんだ。
みんな心配してるからさ、なにかあったら連絡くれよな」
「は、はい、ありがとうございます」
という感じでした。
ホント、ありがたいです。
前職を離れてもうすでに5年が経ちましたが、まだ昔の仲間として心配してくれているんです。
それまで大きな企業組織のなかにいた私がいきなり独立して、それもその後すぐにリーマンショックで、ビジネスやっていくのが楽じゃないということを感じられていて……
言ってみれば安定していた生活から、超不安定な生活になるわけですから
「アイツ、元気でやれているのか……」
ってね。
ありがたいです。
と同時に、
「あっ、まだオレ、先輩たちを安心させられていないんだ。
まだまだ心配かけちゃってる……。
もっともっと頑張らないと」
と思ったんですね。
振り返ってみれば独立後に何度かお会いしたものの、ちゃんとした報告もできていないし、自信持って報告できるような実績をあげているわけでもないし……。
楽しくやれてはいるけれど、実際、経済的にも安定しているわけではないし……。(苦笑)
それに……
そこまで心配して、気に掛けてくれていたということにも気づいていなかったのかもしれません。
申し訳ない……。
ちょっと反省して、でもやる気になりました。
そしてさらに、
「オレ自身、
後輩たちのことを気にかけているんだろうか……」
とまだまだ後輩たちを思いやってあげられていないことにも気づいちゃいました。
「組織の中で育ててもらうだけ育ててもらって……
まだまだ恩返しらしきものもできていないよなぁ」
って。
私がどのようにサポートできるのか、あらためて考えてみようと思わせてくれた先輩からの電話。
心より、感謝です。
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言うことを聞かない部下がさらに周囲にどんな影響を及ぼしていくのか
前回も書きましたが、お互いに相手のせいにし合う共謀状態。
それだけでもよくない影響を及ぼすことが容易に想像できますが、さらにこの「共謀」、周囲へと影響を及ぼし始めます。
例えば上司は無意識に周囲にこんなことを漏らし始めますね。
「アイツはさ、いくら言ってもダメなんだよ。
まったく言うこと聞かないんだ」
例えばこんなふうに、他の部署の管理職にポロッと愚痴をこぼしたりするんですね。
そんな愚痴を聞いた人はどう言うか
「あぁ、彼ね……
いつもそうですよね、たいへんですね」
とね、同情されたりする。
さらに言っちゃいけないと思いながらもついつい同じ部署の部下にも
「アイツ、オレの言うことまったく聞かないんだよ。
もう閉口しちゃうよ、本当に困ったやつだよ」
とね、するとそれを聞いた部下も
「そうなんですよ、あの人、ちゃんと動いてくれないんです。
勝手なことばかりして……どうにかしてくださいよ!」
と、変にお願いされたりして……ね。
そうです、どんどん自分に同情してくれたり、同調してくれるような仲間を増やしていくんですね。
ただ……
相手も黙っちゃいませんよ。
その問題の言うことを聞かない部下も誰かを捕まえて
「あの上司さ、何もわかっていないんだよ。
そのくせ口うるさくてさ、何度も何度も同じこと言ってきてさ」
とね、あるいは
「あのクソ上司の言うことなんか聞かないほうがいいぞ!
ろくなことにはならないからね」
とか吹聴して回ります。
こちらも同情、同調してもらえる仲間を作り始めるわけですよ。
で、どうなるか?
この共謀状態が組織の中に伝播して広がっていくんです。
それが組織やチーム同士の確執につながったり、派閥になったり……
ちょっと想像してみてもゾッとしませんか?
まさかあなたの周りでこんなことが起こっていませんよね?
あっ、すいません、ちょっと脅かし過ぎたかもしれませんが、これ、組織の中でけっこう起こることなんです。
「組織の共謀」や「グループの共謀」
と呼んでます。
これが起こると昨日書いたのと同じように、
・組織やチーム本来の目的を見失う
という状態に陥ります。
そしてなにかあると環境や条件や誰か他人のせいにしていきます。
そう、いわば非難が当たり前の風土になっていきます。
こうなると……必然的に生産性は悪化していきますよね。
だから、組織やチームの生産性をあげたい、
成果が出るような集団にしたいと思ったら、この問題は避けて通れないわけです。
ここでもみなさん
「あぁ、知らないうちにこういうことが起こっていたのか……」
と衝撃は受けるものの、妙に納得され、自分の組織やチームの問題点や課題を明確にされるところです。
「組織の共謀」や「グループの共謀」、ご注意くださいね!
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言うことを聞かない部下はどうして言うことを聞かないのか・その2
部下が言うことを聞かない。
そんな部下を見て上司はイライラする、あるいは無力感を覚える。
そして注意をする、厳しく指導する。
それを部下はうとましく思う。
そして素直に正そうとしない、反発する、そして……
言うことを聞かない。
これがグルグル回って……。
やがて上司も疲弊していく。
シンプルに書くとこんなループですね。
実はこれ、共謀(きょうぼう)と呼んでいる「箱」のワナなんですね。
簡単に言うと、お互いに「箱」に入り合っている状態のことです。
直接言葉にしたりするかは別にして、お互いを非難し合っている状態。
このループから抜け出せなくなるんです。
本当はね、上司だって部下にいちいち口うるさく言いたいわけじゃない。
ちゃんと部下が自分から考え、行動して、主体的に仕事をしてもらいたいと思っているんです。
部下もそうです。
よくよく聞いてみると、本当は自主的に、主体的に仕事を遂行して、貢献したり、成果を出したりしたいと思っている。
本当はね、そうなんです。
でも、上司に聞いてみると
「だって、さとうさん、アイツが言うこと聞かないから!」
と言うし、部下は部下で
「さとうさん、うちの上司はうるさすぎなんですよ、押し付けで……」
と言います。
あなたの周りでも似たようなことが起きていませんか?
もうなんとなくおわかりかもしれませんが、こういう状態になるとあることを見失ってしまうんです。
あること?
それは、
「本来の目的」
です。
つまり、そもそもどうしたいと思っているのか、ということです。
誤解を恐れずに書けば、お互いがお互いの足を引っ張り合うんです。
「えーっ!」
と思うかもしれませんが、実はこういうことが頻繁に職場で起こってるんです。
ここではこのメカニズムを丁寧にひも解いていきます。
そしてほとんどの方が、
「えっ、うまくいかないのって、そういうことだったのか……」
と納得されます。
もう一度言います。
職場では気づかないうちに
◎「共謀」という「箱」のワナ
に陥っていることが多いんです。
脅かすようで申し訳ありませんが、この仕組みがわからないとどんどん深みにはまっていきます。
お気を付けくださいね。
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言うことを聞かない部下はどうして言うことを聞かないのか・その1
私のブログに訪れる方の検索キーワードを分析してみますと、その中で多いワードのひとつとして
「言うことを聞かない 部下」
があります。
今日はあらためてそのことで書いてみます。
あなたの周りには
「言うことを聞かない部下」
います?
「そんなやつばっかりですよ!」
という声や
「いやいやそうやつが一人ぐらいいてくれるほうが……
うちはみんなおとなしすぎて」
とかいろいろと聞こえてきそうですが。
こういう部下に手を焼いている方が少なくないようなんですね。
あなたも今、その「言うことを聞かない部下」の顔が、頭に浮かんでいるかもしれませんね。
でね、ちょっと冷静になってそのことを一緒に考えてみましょう。
「言うことを聞かない部下」がいると、あなたはどう感じるんでしょう?
「またかよ……」
「生意気なことばっかり言って……」
「少しは従え!」
「生返事ばっかりで、どうせその通りにやらないんだろ?」
「そうやってすぐ反論してくる」
:
:
などなどいろいろありそうですね。
まっ、ひと言でいうと
「四の五の言わずに、なんでオレのいうこと聞かないんだっ!」
というわけですね。
で、あなた、どうします?
その部下にどんなことをします?
「何度でも同じことを言う」
「イヤミを言う」
「怒鳴る!」
「小言をいう」
「注意する!」
「無視する」
「自分のやり方を押し付ける」
:
:
そうですよね、そういうふうにしますよね。
厄介ですもんね。
そりゃあ、イライラしますよね。
そして疲れますよね。
お気持ち拝察いたします。(苦笑)
では、それを受けて当の「言うことを聞かない部下」はどう思うんでしょう?
どう感じると思います?
ちょっと想像してみてください。
例えば、
「またか……」
「うるさいなぁ……」
「いつも自分の意見だけ押し付けてきて」
「いい加減、そのやり方が古いってことに気づいてくださいよ!」
「言われたとおりにやったら、失敗するんだから」
「どうせオレのこと信用してないんでしょ?」
「お客様が文句言ってきてるの知らないでしょ」
「いつもいつも上から目線で……」
「オレたちのこと応援する気ありませんよね?」
:
:
などなど、まだあるかもしれませんね。
想像つきました?
「うわぁ、さとうさん、アイツらこんなこと考えてんの???」
いや、あくまでも想像ですからね。(笑)
で、ちょっと考えてみてください。
その「言うことを聞かない部下」が仮にこのように思っているとしたら、次にあなたの言うことを聞こうと真剣に思うでしょうか?
素直にあなたの言うことを聞こうと思えるでしょうか?
あなたがその部下の立場だったらそう思えるでしょうか?
おそらく答えはNOですね。
そう、これ、よく職場で起こる「箱」のワナなんです。
続きは次回、書きますね。
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社員や部下を自立型人材に育成したいと思ったら……
最近は2カ月余りに渡って、「自立型人材をどう育てていくのか」を中心に書き綴ってきました。
自立型の人材の育成についてまとめて書き始めたのはこのことからでした
・仕事や職場で、最も充実感を感じた出来事はどんなことでしょう?
人それぞれ、今までの人生の中で、いくつか充実感を味わった体験が必ずあるはず。
そして、それを仕事や職場の環境の中でも感じてもらいたい。
そう思って書きはじめました。
実はこの半年、メンターとして慕う福島正伸さんに師事して、
「自立型人材の育成」
ということをあらためて学んできた中で、
「結局、最後はその人のあり方なんだなぁ……」
ということを再確認させられました。
これは「箱」でも共通していることです。
その人のあり方や姿勢が相手に伝わる。
逆にそれなしに、どんなスキルやテクニックを駆使したとしても、本当に実現したいものは得られない。
職場においても、上司と部下の間での信頼関係なしに、指示・命令で仕事は進むかもしれない。
仕事だから……と我慢して、自分に言い聞かせれば工程は進み、商品やサービスは出来上がるかもしれない。
そんな時、自分自身に問いかける。
「これが本当に実現したい姿だったんだっけ?」
そして
「今、心の底から幸福感を味わえているんだろうか……」
と。
なにかいつもイライラしながら、ちゃんとやらなくちゃ、うまくやらなくちゃ、早く、効率的にやらなくっちゃ、と仕事を進めていてそう思っていた自分が7年前にはいました。
みんな優秀な人たちばかりなはずなのに、意識も高いし、意欲もあるし、向上心だってある、日々技術の研鑽もしている、成果だってそこそこ出している。
それなのにどうして問題が起こるんだろう?
どうしてそれがなくならないんだろう?
そうして本来の業務ではなく、余計なことにパワーを削がれなくっちゃいけないんだろう?
どうして一生懸命働いているのに楽しくない人が多いんだろう?
そして、自分も楽しくないんだろう?
そんな時に「箱」の本と出会い、衝撃を受け、そしてまた数年後、この「自立型人材の育成」で
というものを深く学び、21年間の組織の中での経験と独立後にさまざまな企業、組織、チームと関わらせていただきながら、最終的に行き着いたのが、「箱」と「自立型人材育成」にも共通する
◎表面的なスキルやテクニックではなく、
心の持ち方、その人の姿勢、あり方
なんだということ。
そして、
◎人を変えようと思っても変えられない、
唯一変えられるとすれば、相手を人として見て、信じ、
自分が変わること、その姿を見せること
なんだということ。
私自身、まだまだできていません。
でも、これからも愚直にこれを実践していくだけです。
もちろんうまくいかないことだらけだと思いますが、自分で決めたこの10カ条 をただただ実践していくだけ。
そして少しでもこのブログをご愛読いただけているあなたのお役にたてれば幸いです。
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職場で本当はもっと仲良くなりたい、理解し合いたいを邪魔をするのは過去の経験や習慣
自立型の人材は、
・周りの環境や条件や他人のせいにしない
と散々書いてきました。
それはそうなのですが、でもそうしたくなる時も正直ありますよね。
でも冷静になって何が邪魔をしているのかよーく考えてみると、周りの環境や条件や他人ではなく、
「自分の思い込みや過去からの習慣」
だったりします。
例えば、
「こんな状況じゃ、絶対無理だ!」
の”こんな状況”とは今まで経験してきたことのデータの中での現在の状況に似通った”こんな状況”であり、
「そんな条件でできるわけないじゃん!」
というのも過去体験した、あるいは今までの蓄積や知識から予測できる条件と照らし合わせての未来予測ですよね。
いや、過去の経験からの蓄積が悪いわけでもありません。
それはそれで立派なノウハウであり、知恵ともなりますからね。
ただ何かを新たに変えていこう、局面を変えようという時にはこれが足かせになることも少なくないんです。
人との関係性でも同じ。
時々こんな相談をされます。
「さとうさん、社内でどうしてもそりが合わない人がいるんです……」
とか
「あることがきっかえで疎遠になってしまって……
それ以来、口もきいていないんです」
とか。
でもね、こういう相談をされるってことは、気になっているってことですよね。
どうでもよければ気にしなければいいわけですから。
でも気になる……。
本当は……もっと仲良くやりたい!
関係を改善したい!
この気持ちがあるんですよね。
でも……
「アイツがいつもひどいことばかりするから……」
とか
「あの人からはなんも言ってこないので、やっぱり……」
とか、どうしても躊躇してしまう。
そうこの躊躇させる原因は
「自分の過去の経験や習慣」
これが変化の壁となって立ちはだかるわけです。
もちろんこれ以上傷つきたくないですしね、文句を言われたくもないし。
これも典型的な「箱」のワナ、とも言えます。
で、どうするか?
私は時々、そう相談された人にこんなリクエストをします。
「その苦手な人への意識を変えてみたらどうですか?
例えば、その人への感謝できることをリストアップしてみる。
これ意外と効きますよ」
「えっ、感謝ですか?」
「そう、感謝」
「そんなのありませんよ。
だって感謝どころか、大迷惑なんだから」
「だからそれを書き換えるんですよ」
「えっ?」
「どんな小さなことでもいいです。
あの時あめ玉くれたでも、あの時コピーを取ってくれたでも」
「えーっ」
「あっ、これはね別に強制じゃありませんからね。
やってもやらなくても結構ですよ」
「うーん……」
「例えば1日ひとつだけでも見つけて
私に毎日メールをくれるとか、
紙に100個リストアップしてみるとか」
「えーっ、100個もですか……」
「でも、ホントは関係性を改善したいんでしょ?」
「それはまぁ……そのほうがいいですし……」
「あっ、強制じゃありませんからね」
「わかりました、やってみます」
という感じでしょうか。
人ってね、忘れちゃうんですね。
その人に感謝することも、当然のようだけど実はありがたいんだってことも。
それを思い出してみるってことです。
「箱」の無料メール講座 第8回でも書いたように、「箱」に入った時の特徴は
1.相手を悪く見る
2.被害者妄想
3.誇大化(物事をおおげさにあげつらう)
4.自己中心
5.自分はよくやっている(自己防衛)
でしたからね。
どうしても相手の悪いところばかりが目について、自分が被害者になっていくんです。
なので、
・相手に感謝することを1日ひとつでも見つけてみる
・相手に感謝することを100個リストアップしてみる
をやってみてください。
私のお客様で実際に実践した人 もいますから。
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