キャサリン妃のハローティアラ | Salon.de.Yからの贈りもの〜大事な事は全てお姫様達が教えてくれた。毎日を豊かに生きるコツ

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元ワイン講師であり歴史家。テーブルデコレーションを習いに行った筈が、フランス貴族に伝わる伝統の作法を習う事になったのを機に、お姫様目線で歴史を考察し、現代女性の生きるヒントを綴ったブログ。また宝石や精神性を高め人生の波に乗る生き方を提唱しています。

幸せな結婚を約束すると言われる4つのサムシング。


サムシング・オールド

サムシング・ニュー

サムシング・ボロー

サムシング・ブルー

 

2011429日。キャサリン妃の頭上を飾ったティアラは、ハロー(Halo)・・・・光輪と呼ばれるティアラでした。

 

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このハローティアラはお祖母様にあたるエリザベス女王がキャサリン妃に貸したもの。


それは、1944年にエリザベス女王の18歳の誕生日に、女王のお母様から贈れた大切なティアラでしたおねがい

 

実は、このハローティアラには、こんなストリーがあるんですよ。

 

エリザベス女王のお父様 ヨーク公アルバートは、本来ならイギリス国王になる筈ではありませんでした。

 

このヨーク公アルバートのお兄さんが、「王冠を賭けた恋」で知られる、エドワード8世で、離婚歴のある年上のアメリカ人女性シンプソン夫人と恋に落ち、退位した為に、弟のヨーク公アルバートがイギリス国王として即位したんですびっくり

 

そして、アルバートが国王になる事が決まる3週間前に最愛の妃に贈る為に、カルティエに発注したのがこのハローティアラです王冠1

 

父アルバートは生まれつき病弱で控えめな性格の持ち主だったとか。

 

次男のアルバートは兄エドワードが将来の国王に相応しい様に教育されたのに対して、特に目立つ事もなく成長したのだそうです。

 

そんなエドワードが未来の妃となる伯爵令嬢エリザベスと出会ったのは25歳の時。

 

スポーツ万能で彩色兼備なエリザベスに出会い、たちまち恋に落ちたアルバートは、翌年エリザベスに結婚を申し込んだのです恋の矢

 

イギリス王室では他国の令嬢を結婚相手として迎えていた為、同じイギリスの貴族女性との結婚は王室の慣例を打ち破るものだったのだそう。

内気なアルバートにとって、生涯をかけた勇気ある決断だったんですねおねがい

 

しかし、エリザベスが出した答えは「No

 

周囲が心配する程落ち込んだアルバートでしたが、それでも諦めきれず、翌年、そしてまた翌年とエリザベスに結婚を申し込んだのだそうです。

 

そして、3年目にようやく掴んだ「Yes爆笑

 

ヨーク公夫妻には間もなく、エリザベスとマーガレットと言う二人の女の子が生まれ、アルバートは家族を何より優先し、幸せな結婚生活を営んでいましたが、兄エドワードの退位によって生活は一変。

 

ロンドン市内の家庭的平和に満ちた館から、バッキンガム宮殿に一家は引っ越す事になったのです。

 

まさか発注した時には、イギリス王妃のティアラになるとは予想もしていなかったハローティアラ。

エリザベスは愛する夫から贈られたこのティアラをとても愛したそうですおねがい

 

そして、娘のエリザベス(現エリザベス女王)18歳になった時、娘の成人のお祝いとして、このハローティアラを贈ったのです。


それは、大人になったお祝いの印に母から娘にジュエリーを贈ると言うヨーロッパの伝統に沿ったものでした。

 

エジンバラ公と結婚した際に3つのティアラを受け取ったエリザベス女王は、このハローティアラを妹のマーガレット王女や娘のアン王女にも貸し出しているのだそうですよ。

 

そして

 

20114月。孫のウィリアム王子の結婚式には王室にお嫁入りされるキャサリン妃にエリザベス女王は思い出のハローティアラをお貸しになったのだそうです照れ

 

花嫁が幸せな結婚生活を送る為に身に着ける4つのサムシング。

 

何か古いモノ、何か借りたモノ。

この何か借りたモノとは、「私には困った時に助けてくれる友人(人)がいる」と言う事を表しています。

 

この何か古いモノ、何か借りたモノが、エリザベス女王のお母様から代々ロイヤルファミリーの頭上を飾ったハローティアラとは、これ以上相応しいものはありませんね。

 

そして、世界中の人が注目したロイヤルウェディングでキャサリン妃の耳元を飾ったイヤリングは、キャサリン妃のご両親からのプレゼントなのだそう。

 

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↑ハローティアラに良く合う、上品なデザインのイヤリング。とてもお似合いです。


サムシング・オールドが嫁ぎ先の家宝で、サムシング・ニューが実家のご両親からの贈物なんて、とても素敵です。

 

伝統と新しさ。

まさに、ティアラとイヤリングは、新しい門出と未来の王室の在り方を象徴しているかの様。


両家の愛情をたっぷり注がれて、キャサリン妃は愛を育んでいかれたのですねラブラブ

 

 

…と言う事で、今回は夢の先取りをしてみました。


この間、ブログでお話した「プリンセスを愛された宝石達」と言う本を作りたいと言う夢ですが、こんな内容にプリンセスの生涯や宝石の効果等の説明を加えた内容にしたいと思っています。


だから、夢の先取り。

 

小さい子から大人まで、ワクワクしながら楽しん貰える様な本が出来たら嬉しいですが…。

 

※参照文献:川島ルミ子氏「カルティエと王家の宝石」

 

 

■サロン・ド・イグレッグのレッスン カリキュラム
女性の誰もがお姫様としてふるまえる場所、それが食の場であるレストランです。
サロン・ド・イグレッグでは食を通して、誰もがプリンセス気分を味わいながら、堂々とエレガントにお食事を楽しめるお手伝いをしたいと思います。
また、頑張り屋さんの現代女性の為に、女性である事を慈しみ生涯女性として輝き続けられる様、サポートさせて頂きたいと思います。

 

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女性は皆生まれながらにプリンセスになれる資質があります。皆様にお目にかかれます事、心より楽しみにしております。